今日は2009年12月最後の日曜日。
JR渋谷で京王井の頭線に乗り換えるため連絡通路を歩いていると、岡本太郎の遺作「明日の神話」が出迎えてくれる。
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京王井の頭線を明大前で京王線に乗り換えて調布駅に降り立つと、駅前に調布グリーンホールがある。
今日は、調布にある電気通信大学管弦楽団の第52回定期演奏会に、小生の大学オケ時代の後輩でホルン吹きだったT氏を誘って来た。
1977年竣工というから既に32年の年月を経たホールであるが、大ホールの収容人数は1300人というからなかなか立派なものである。
今日の演奏曲目は、ブラームス作曲の大学祝典序曲とベートーベン作曲の交響曲第九番「合唱付き」Op.125である。
電気通信大学管弦楽団は、4年に1回必ず第九を演奏会に取り上げて、今回が9回目の第九演奏会だという。
合唱団は、ちょうふ「第九」合唱団といって、この4年に1度の第九演奏会のために一般公募で募った総勢180名の混声合唱団だ。
指揮は田中一嘉、ソリストに室井綾子(sop)、加納里美(alto)、村上公太(Tenor)、水野賢司(bari)
平均年齢20歳の学生オケに対し、平均年齢が50以上と思われる合唱団の取り合わせだったが、4年に1度の第九演奏会が定着している調布だからか合唱団も手馴れた感じで、ややゆっくり目のテンポを刻む指揮者のタクトによくついていくオケと合唱団。
聴かせどころもしっかり押さえた手堅い演奏で最後まで破綻することなく安心して聴いていられたのは流石である。
欲をいえば、もっと学生オケらしい弾ける若さと情熱を全面に出した熱演を期待したいが、合唱団との年齢差を考えると、指揮者の田中氏が手綱を抑え気味にし、縦のリズムを重視した演奏を貫いたのも判る気がする。
今年も沢山の演奏会に出かけたが、年内はこれでお終い。
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