土曜の夕方、ハーベスで坂本龍一&大貫妙子「UTAU」を聞いたときのこと

日記・雑記
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今日は久しぶりの好天に恵まれ、
お出かけになったかたも多かったのではないでしょうか。
私もSPの試聴にでも。。。と思いかけましたが、
なんとなく気乗りがしなくなって、結局すこし散歩に出かけたぐらいで
おおかたは自室のハーベス(HL-K6)のセッティングをし直していました。

まず家具を移動し、SP間の距離がとれるようにしました。
とはいえメーカーが推奨しているほどの距離は、
せまい部屋ではとれようもなく30cmほど広げただけですが。。。

結果:
これは大いに効果がありました。
響きがかなり良くなりました。音場が広がりました。
なんというかSP間の音の広がりかたっていうものも大切なんだと
改めて認識したしだいです。。。

次にHL-K6専用のSPスタンドに高さをあわせて入手した経緯のある
木製のスタンドの置き方を変えました。前後を逆にしただけですが。。。

結果:
予想されたことですが、あまり変化なし。。。

電源工事から1ヶ月以上たちますが、
以前「中間報告」でレポートしたとおり、
低域の音はずいぶん制動された感じが定着して、
この点は非常に満足しているのですが、
低域のぼわつき・ノイズの低減が結果として
高域を引き立たせ、くっきりしたことで
高域の粗さ・かたさが目立つようになってきました。
そこでSPの接続をバイワイヤーからシングルワイヤーにもどして、
音の角が丸くならないかな~と思い、やってみました。

結果:
気持ち改善。高域の主張はやや弱まった気がするので
その点は取り組んだ甲斐がありました。

そんなこんなで午後3時をまわり、なんとなくネットをみてましたら
坂本龍一の「音楽図鑑」のハイレゾ音源(DSDもあります)配信の
ニュースを目にしまして、どうしようかな。。。と思案しながら、
「音楽図鑑」のレコードを引っ張り出し、聞いてみました。
CDとききくらべをし、意外にレコードが楽しく聞けたので、
まあハイレゾはいいか~と見送りに。。。
でもDSDはかわった録音をオノ・セイゲン氏がしているので、
そのうち入手してしまうかもしれません。

どうでもいいことを書き連ねましたが、日も暮れようかとするころ
その流れで久しぶりに坂本龍一&大貫妙子「UTAU」を聞き始めました。
これがはまりました。

このCDの録音は初めて聞いたときから、いいな~とは思っていましたが、
あらためて聞き直すと、セッティングの効果もあったのか
(あったと思いたいのか?!)とてもエモーショナルな響きがあって、
音響のデータ上のすばらしさもあるのかもしれませんが、
こういう音楽を届けてくれる音楽家って今どれくらい日本にいるのだろうか?
とか、やっぱり坂本教授におかれては、ぜひともお元気になられて、
もうすこしだけこんなCDをつくってほしいな~と切に思ったりとか。。。
そんなとりとめのない思いをめぐらせていましたら、
「赤とんぼ」がかかりました。教授のピアノバージョンのほうです。

ちょっと涙ぐみそうに。。。
しばらく呆然としながら続きを聞いていて、「Aqua」がかかりました。
この曲はふつうに聞いていても感情的に高揚する曲なのですが、
阿呆みたいに涙をこらえるのに必死になっている自分がいました。。。
夕日の差し込む部屋でひとり、「赤とんぼ」や「Aqua」で涙する
おっさんの姿など披露してどうするんだ。。。と自分でも思うのですが、
生還してほしいな。坂本さんには。。。と強く思ったものですから
書かずにはいられませんでした。

そんな音楽との邂逅を演出してくれるハーベスに対する思い入れが
いちだんと高まったのは言うまでもないのですが、
いいSPの条件ってそういうものかもしれません。
つまり音楽を発見させてくれるSPっていうことでしょうか。
あるいは音楽を聞く自分の気持ちをうつす鏡のようなSP。。。
みなさんお一人お一人にそういう思い入れはあるのでしょうが
それがあるからオーディオはやめられないのかもしれません。

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