矢切亭主人はユニコーンの夢を見るか

日記・雑記
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先日名古屋のサウンドピットさんへ行ってきました。
目的は気になっていた中古品物件情報の確認でした…。くだんの物件を見せていただき、いくつか疑問点を質問させていただいて一息ついてふと横をみると、今日はジャーマンフィジックス社のユニコーンが正規位置に座っています。[:image1:]しかもユニットにサランラップ?が巻いてないのです。1年前の写真はこれ。[:image3:][:image2:]

わたしは恐る恐る「コレ、素敵な鳴り方をするとネットで評判を聞いたのですけど、もしかして今鳴らせる状態なのでしょうか?」と伺うと、「不思議な鳴り方をしますよ!」「このアンプは暖まるのに時間が掛かるので(まだ今は本調子ではないで)すが」「この開放的な鳴り方がとても気に入っているんです」と言いながら、色々と聴かせてくださいました。

パワーはFirst WattのSIT-1、ソースはWEISSのネットワークプレーヤー+NAS(オーディオ専用の新製品?)とWEISSのCDP。[:image4:]

SPの配置はかなりリスニングポジションに近いのですが、サウンドステージはSPの後方にきれいに広がります。前後や上下方向の定位もとてもきれいで、正にSPが消えています。
社長さんはジャクリーヌ・デュ・プレがお好きだそうで、ソフトも見かけるたびに購入されるも、なぜか良い録音の物が少ないと嘆かれていました。そんな中でのオススメがこのディスク。[:image5:]

オーケストラの前奏がきれいに響いた後、チェロのソロがセンターに、自然な音色で分厚く浮かび上がります。「これは全曲自宅のシステムで聞いてみたい」と思いました。実は矢切亭主人はチェロものをほとんど所有していないのですね。理由は特にないのですが、たまたま機会が無くて。

作曲家をど忘れてしまいましたが、ハイドンかシューマンか、誰か定番作曲家のチェロコンチェルトのはずです。こういう肝心な時にカメラを忘れてくる…。困ったものです。携帯は近接撮影が苦手で失敗、これでは文字も判別出来ません。「後でAmazonで検索すれば分かるだろう」と高をくくっていましたが、甘かったですね(ご存じの方が見えましたら、笑わずに教えてください)。入手困難かもしれません。補足…曲はハイドンのチェロコンチェルトでした。youtubeさんありがとうございます。でもこのジャケット見てもよくわからない…。

ユニコーンは現在MkIIが発売されているそうですが、以前のモデルの形状が気に入っており、特注で製作してもらったのがこの店舗に置かれたモデルだとのこと。
バーズアイメープルでしょうか、とても複雑で有機的な美しさを感じさせてくれる素敵な模様です。現在木材は正目の物は容易に手に入りますが、このような木の根っこに近い部分の複雑な模様の材料は入手が困難だそうです。また、あとで調べてみると、手作業によるアクリルコーティング仕上げとのことで、大変手間の掛かる逸品のようです。普段なら手の甲でボディーをこつこつ叩いて響きを聞いてみたりするのですが、さすがにこの美しい仕上げでは、触れるのもためらわれました。

また「生のオーケストラを周囲の雰囲気も含めて聴くことの大切さ」も力説されていて「ベルリンフィルのデジタル・コンサートホール」を体験させていただきました。ホールの暗騒音や観客のざわめきなども含めて、とても良い雰囲気を感じました。システムが良いので当たり前かもしれませんが、大変音も良く、オーディオとして十分楽しめる印象でした。

映像付き音楽のインターネット・ストリーム再生ですので、先日AV系とピュア系を完全分離してしまった矢切亭に導入しようとすると、工夫が必要になりそうですが、とても魅力的なソースです。

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