随分と冷えるようになりましたね。サウンドの再構築がようやくの完成をみましたので、部屋を暖めてまったりと楽しんでいます。
そんな時ですが、どうも音がおかしい、スピーカーの位置がずれてしまったかな?と思い、左右のスピーカーの位置を合わせ始めたのですがいくらやっても満足いく音になりません。おかしい、おかしい、と頭を悩ませていたのですが、やっとのことで原因がわかりました。
オーディオの部屋では、音が出るヒーターは避けたいので電熱式のヒーターを使っているのですが、これが悪さをしていました。ペラペラの輻射用反射板の共振と、高さのあるヒーターの反射が原因だったのです。ヒーターを部屋から出して聴き直すと音は戻りました。
やはり振動しやすいものや、耳位置の高さに近い反射物は悪さをしますね。
だからオーディオ用の暖房を選び直しました。
<<要求仕様>>
①音楽を聴くときに影響のある音を出さないこと
②高さは50㎝以下とし、音の反射影響が出にくいこと
③必要最低限の暖房性能を有すること
暖房選びなのだから、普通は③の暖房性能を優先するのでしょうが、①音を出さないことと、②反射影響が出にくいことを優先してしまう点がオーディオマニアらしいなと自分のことながら思いました。加えて、暖まり過ぎると寝てしまいうこともしばしばなので、少し寒いくらいがちょうどいいのです。
1)電熱ヒーター
要求仕様①の「音を出さないこと」が選択肢を大幅に狭めてしまいます。いろいろ探しましたが、背の低い電熱ヒーターが一番かなと思いました。輻射用反射板が振動して音を出さないかが気になりますが、反射板の共振音が気になる場合は制振処置をしようと思います。ただ、これ1台では暖房性能は不足します。自然対流式なので温かさが部屋に回り難い点も不利だと思いました。
もうひとつ、
2)静音式ファンヒーター
φ150㎜で500W、電熱ヒーターの熱を強制対流させることと、足もとなどの暖を取ることにも活用できると思いました。しかも超静音設計です。
この二つを組み合わせることで「オーディオ用暖房」とすることにしました。使い勝手などの確認はこれからですが、まずまずの選択が出来たかと思います。これで寒い冬でも快適に、まったりと音楽を楽しめそうです。
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ヒジヤン様、寒い東北では冬の暖房とオーディオの両立が鬼門ですね。
岩手県一関市に日本一音が良い?と言われるジャズ喫茶「BASIE」がありますが、今から10年ほど前の今頃の寒い平日の午後にフラッと寄ったら、反射式灯油ストーブ1台で広い部屋を暖めていました。
ご存知かもしれませんがマスター菅原氏は気安く話しかけられないオーラを出しまくっているので。寒い中カートリッヂのダンパーが固い状態で音が歪んだジャズを聴かされ、コーヒー1杯1000円でしたので二度目は行っていません。
たった一度だけの訪問でしたが、反射式灯油ストーブ1台で部屋を温める方法は当方も参考にしていて、時間さえかければゆっくり部屋が暖まるためファンヒーターより結露しにくいですし、何と言っても「無音」です。そして停電時も機能するため災害対策にもなりますね。
欠点はペラペラの金属反射板や火傷防止用の金属製ガードバーが弦のように共振するためインシュロックタイとブチルゴムテープでダンプし余計な音を出さないようにしています。
現在は結露防止を意識しアナログアンプは電源をいれっぱなしにして、
① 部屋に入ったら全ての機器の電源スイッチを入れる。
② 1台目の反射式灯油ストーブに点火
③ 2台目の反射式灯油ストーブに点火
④ エアコンのスイッチ・オン゜
⑤ 機械と部屋が温まったらエアコンのスイッチをオフ
①から⑤までは、概ね2時間くらい時間をかけていますね。
ヒヤジンさん、こんばんは。
空調は、冬もそうですが、夏も悩ませますね。
私の場合ですが、昨年はセラミックヒーターでしたが、クラシックのppだとファンの音が気になってダメでした。
今は普通にエアコンですが、部屋の断熱性を極めて高く設計しているので、ある程度空調した後に「おやすみモード」にしておくと、ほとんど稼働していなく、風切り音も全く聞こえません。
ちなみに、どれくらいの断熱性かというと、初夏の外気温30℃くらいであれば、部屋の内部温度は20℃切ります。
反射式ストーブの話が出ていますが、電子着火式のモノは、トラックの無線や違法無線で勝手に着火して火事になる報告があります。
特に古いタイプは要注意のようですね。
たかけんさん、コメントありがとうございます。
東北では暖房は本当に大変なのでしょうね。コメントの端々から伝わって来ました。関東の住人が軽く扱って申し訳ないです。ただ、こちらでは電源の汚れの問題が顕著です。何もしないのに年々音が悪くなっていった時はオーディオが嫌になりかけましたから。
さて、ですが厳しい東北の暖房事情を知ることも勉強になりますね。自分のところでは暖房機能はミニマムなのですが、同じような行動パターンをしてるなあと思いました。
電力機材は常時電源をいれっぱなし。暖まらないと音が悪いため。だからヒーターの無音にもこだわっています。共振や反射も気になりますね。
冬場では、
① 帰宅したらエアコンと電熱ヒーターとCD再生をON
② 着替えや軽いお茶タイム
③ 機械と部屋が温まったらエアコンのスイッチをオフ
④ 音楽を聴き始める
①から④までは、概ね30分くらいです。このパターンでもそれほど支障はないのですが、1時間もしないうちに晩御飯になってしまうのが非効率と感じていました。
ですが、たかけんさんの2時間には目を丸くしました。
そこで考えたのですが、「タイマーを使ってロスタイムを減らしてはどうか?」というアイデアです。
自分の帰宅時間は割と決まっているので、上手くできそうか考えてみます。参考になるコメントをありがとうございました。
へっぽこハム太郎さん、コメントありがとうございます。
おお、コンテナオーディオルームは苦労も多そうですが、利点もあるのですね。夏場の無音空調は無理なので我慢しています。最初にパワフル運転をして冷え切ったところで、静音モードにしています。普通のエアコンですが、「一番静かなエアコンください」と言って買った記憶があります。
問題はクラシックのP~PPPなんですよね。同感です。
>普通にエアコンですが、部屋の断熱性を極めて高く設計しているので、ある程度空調した後に「おやすみモード」にしておくと、ほとんど稼働していなく、風切り音も全く聞こえません。
これはすごいですね。うらやましいです。
追伸
最近気が付いたので念のため、ヒヤジンではなくてヒジヤンです。
ヒジヤンさん、おはようございます。
HNの件、失礼しました。カタカナが苦手なのがバレてしまいました(汗)
断熱の件ですが、実はコンテナ、通常住宅と利点は変わらなかったりします。
断熱性能は、建設工事の時にどれだけ完璧にするかがカギになってきます。
逆に、コンテナは鉄の塊なので、工事を疎かにすると通常住宅よりも寒い部屋になってしまいます。
実は、断熱を謳っていても、サッシの性能で断熱性は大きく変わりまして、防音性能が高いサッシほど断熱性も高くなります。
お勧めは「大信工業のプラスト」で、北海道地域に近年、断熱目的で導入実績があります。
これに12㎜防音フィルムガラスを使うと、防音、断熱ともに完璧になりますが、残念ながら設置にテクニックを要するので、基本、DIYは不可ですが。
エアコンですが、ここ5年くらいで省エネ性能が大きく上がっていて、私のエアコンは、1000Wのパワーアンプを含むオーディオとも半日点けっぱなしでも月に5000円くらいの電気代で済みます。
オイルヒーター等は加熱時は無音稼働ですが、サーモスタッドのスイッチングがカチカチ煩かったり、主で暖房として使う場合はブレーカーを分けたとしても、特に、ぶら下がり配線をすると音質的にも大きく悪影響を与えてしまう事がありますね。
へっぽこハム太郎さん、おはようございます。
HNの件は気にしていませんので、問題ないです。
断熱性の件はよくわかります。遮音性の高さと比例しますよね。ですが、音響性能が反比例する点が大変だなと。。。
ですがオーディオにおいて、この相反する面を制するのが極いになるとも言えますね。その面、ハム太郎邸は金字塔にもなり得ますね。
>オイルヒーター等は加熱時は無音稼働ですが、サーモスタッドのスイッチングがカチカチ煩かったり、主で暖房として使う場合はブレーカーを分けたとしても、特に、ぶら下がり配線をすると音質的にも大きく悪影響を与えてしまう事がありますね。
こちらですが、
「サーモスタッドのスイッチングがカチカチ煩かったり」はあるようですね。millと同じくこちらの宣伝に出てきた、「デロンギ(DeLonghi) 」ユーザーからの情報がありました。パネル式で暖房は無音でも、サーモスタットやタイマー音がカチカチ煩いとか。。。カタログ表示だけではわからない面もありますね。
「ぶら下がり配線をすると音質的にも大きく悪影響を与えてしまう事があります」、こちらは私のところの条件では問題ないことを確認済です。アコス邸では問題がありそうとのことです。環境条件で様々なので一概には言えないと言うことになりますかね。
この日記の宣伝に出てきたのですが、ノルウェー製のmill(ミル)というヒーターがよさそうですね。
「パネルヒーター」「コンベクションヒーター」「オイルヒーター」など種類がありますが、選択基準などが示されていないのでよくわかりません。完全無音ならば「パネルヒーター」でしょうが、「コンベクションヒーター」「オイルヒーター」でも気になる音は出そうにないです。
デザインがよく、共振や反射などにも有利そうなので、オーディオ用暖房としてはいい感じです。
https://millheat.jp/
ヒジヤンさま
聴感の能力が高いと言うのも大変ですね。 優しい空調はコストさえ掛ければ出来るものと思っています。 また大電流を必要とする電気ヒーター系は オーディオ的にも あまりヨロシクない物と思えます。 たとえブレーカーが別系統と言えど…
ウチはエアコンです。 部屋(家)が出来た頃には 冬は寒かろうと 灯油が燃料のファンヒーターを使いましたが(ファン式/反射式併用) 短時間の使用(暖房)でも熱くなり過ぎて止めました。 それまでの古い家では家の中でも吐く息は白く凍えそうでしたから (笑)
休みの日には起床後に機器とエアコンをONとして 10~11時に温かなcoffeeをお供に視聴開始です。 3~4時間のヒートアップです。 昔は前日の夜にONでしたが 流石に電気代が大変なので止めました。 爆音なので(笑)エアコンの音は気には成らないのですが… 視聴中は止めて仕舞います。 冬場は機器たちの排熱もあって 一度暖まればちょうど良い室温を維持出来ています。 夏は絶対に無理ですが…(爆)
エアコンは ございますよね… 視聴直前までは最強で運転させて暖め 視聴開始と共に弱風とし まだ寒いと感じられれば「着込む!またはヒーターベスト」と言う手段もあります。 防音・遮音が施されてる部屋は断熱性能も高いはずです。 エアコンと場合によっては扇風機(サーキュレーター)の使用でお部屋は暖まるのでは? ウチでは扇風機で拡散もさせています。
お酒がイケる方なら 内部から温めるのも アリかな? (笑)
アコス。
アコスさん、おはようございます。
15年間変わらずの文体が和ませてくれます。加えて、映画、爆音派のアコスさんでも視聴中はエアコンを止めるという点にも共通点を見出して和みました。やはり共通点と言うのは和みを与えてくれるものなんですね。
さて相違点です。
自宅では、電力メーター以降は家電とオーディオ用の電源を分岐しているためか大電流の電気ヒーターのON,OFFでも音的には全く気になりません。
気になるのは音が出ること(ノイズ)と共振などによる音の濁りです。これは、映画、爆音派がとにかく電気食らいと言う面と、クラシックの弱音部を綺麗に聴きたいというニーズの違いかなと思いました。
アコスさんも長野ですから暖房は気を使われるのでしょうね。3~4時間のヒートアップは目が点になりました。以前は前日から暖めていたという点には言葉も出ませんでした。
ですが、環境の違いや楽しむソースの違いなどでのユーザー対応の違いを知り、理解することはシンパシーやエンパシーを得るための秘訣かもしれないですね。コミュニケーションが成立しないことは悲しいことですが、その点アコスさんは一番で素晴らしいです。
ヒジヤンさん、
こんにちは。
日本の最新暖房事情に明るくないので具体的なことを申し上げられないのですが、先に紹介された「パネルヒーター」、「コンベクションヒーター」、「オイルヒーター」はどれも良さそうですね。
当地の暖房は、セントラル・ヒーティングのパネル・ヒーター(ラジエーターと呼びます)か、床暖房が主流で、部屋ごとに暖房器具を設置することは稀です。それが今年はエネルギー危機で電気・ガス代が跳ね上がったので(2年前の2.5倍になりました)セントラル・ヒーティングの設定温度を下げ、片付けてあったデロンギ製のオイルヒーターを引っ張り出してきました。これは完全無音でメンテナンスも拭くだけです。筐体も強固なので、共鳴も気にならないと思います。
ところで、小さな暖房器具2個を左右対称となる場所に配置するというのは如何でしょうか?
絶対的に小さいと共鳴しにくいし制振も比較的簡単で、左右対称に置けば悪影響も少ないと思います。
音にとって良くないモノの個数が増えるのは好ましくないのですが、大きなモノが左右のどちらかだけに置かれているより良いのでは?と考えました。
のびーさん、コメントありがとうございます。
ヨーロッパの暖房設備は充実していてよいですね。快適性重視の設えですね。それでも家全体を暖めるには光熱費が嵩んでしまう状況なのは困りものです。
デロンギ製のオイルヒーターは音が出ないですか。この日記を書いたところ、日本のデロンギユーザーから、タイマーの音がジジジとうるさいと聞いて候補から外してしまいました。(モデル毎で違うかもと言ってはいましたが)
小型のヒーターを左右対称に設置する案はいいですね。見た目にも映えます。
実は、この日記の宣伝に出てきた「mill」か「デロンギ」が欲しくなって3台目を注文してしまいました。高いものではないですが、さすがに今はこれ以上ヒーターばかり買ったら嫌味が沢山飛んできそうです。
追加したのは、millのコンベクションタイプです。一番小さかったのと、対流用のファンもON,OFFが出来るのでよいかなと思いました。ですが、買ってからオンタイマーがないことに気がつきました。どのタイプも同一価格に設定するために、少しづつ機能に差をつけているみたいです。たかけんさんと話していたタイマーでの事前暖房は出来なくなりました。まあ、今でもエアコンで事前暖房は出来るのですが、やっていないので、やるとしても買った当初だけになるのが見えていますので、まあいいかなと。
millの解説に、開発国のフィンランドでは暖房も1日中つけておくのが普通と書かれていました。イギリスでもそうですか?きっと、付けておくものと消すものと分けて使うのでしょうね。
今回のヒーター選びで学んだのは、大容量一つでまかなうよりは、小容量を機能別に複数でまかなう方がよさそうだということです。何にでも応用はききそうですね。
再レス失礼します。
>追加したのは、millのコンベクションタイプです。
はい、私もそれが一番良さそうだと思います。
ウチのデロンギにも、古典的な24時間のタイマーが付いていて、これはジジジと音がします。タイマーをほとんど使わないのでうるさいと感じたことは無いのですが、オーディオ部屋だと問題ですね。
>開発国のフィンランドでは暖房も1日中つけておくのが普通と書かれていました。イギリスでもそうですか?
これは家々ごとに異なります。イギリス人は寒くても平気な人が多いので割と切ってます。ウチは一日中つけています。去年まではテキトーにしていたのですが、先述した通り光熱費が暴騰したので、今年から制御システムを一新しました。
家の中を10のゾーンに分けてアプリで管理しています。設定温度は1日の時間帯を6分割してそれぞれの時間帯ごとに設定しています。平日と週末、外出モードなども備えていて外部からでも設定変更できるので凄く便利になりました。これで光熱費が安くなればありがたいのですが...
のびーさん
>家の中を10のゾーンに分けて・・・設定温度は1日の時間帯を6分割してそれぞれの時間帯ごとに設定・・・平日と週末、外出モードなども備えていて外部からでも設定変更できる
これは凄いですね。夢のような暖房システムです。
こちらはパネルヒーターと電熱ヒーターと小型ファンヒーターにエアコンを組み合わせて、ハンド作業での微調整となります。
ちまちまと調整するのが好きな性格なので、これはこれで楽しめるのかもしれませんが、文明の利器はやはり素晴らしいと感心してしまいました。