このようなタイトルの日記を過去にも何度か投稿した記憶があります。最後はいつだったかな?
それくらいデジタル系はしばらく弄っていなかったのですが、最近、新たに実装したシステムを紹介します。
Windows Server 2019コアモード(GUI無): RoonServer兼Diretta Host
↓ CAT6A(UTP):IPv6
RasPi4B +IanCanada FiFoPi + IanCanada-HDMIpiTransmitter : Diretta Target
↓ HDMI:I2S
Holo Audio May DAC Kitsune Tuned Edition
ポイントは:
① Diretta TargetはGentooPlayerのDiretta App。
②音声信号の経路をハブ無し、USB無し、GUI無しで構成する。
③RoonServerは音の重心が低いWindowsベースのOSを選択。
最近①が可能になったことが分かり、特に②を実現したくて今回のシステムを組みました。
入れ替えたのはソフトウエアだけで、ハードは全く変更していません。PCは相変わらずCore i7 7700Tベース、RasPi4BはSymphonicMPDで使用していたものにSDカードだけ入れ替えました。PCは、次の更新でサーバー用のMBとXeonとし、オーディオ機器並みの長い製品サイクルのものにしたいと考えています。こちらの方はまだまだ検討中です。
実装当初は、DSD128、PCM192/32までが安定再生でした。実用上、これで手持ちの95%くらいの音源が再生できますが、どう考えてもハードとソフトの能力を十分に使い切っていないので、Audiophile StyleというフォーラムでGentooPlayerの作者に照会しました。何度もやり取りして、カーネル、ドライバーともにチューニングしてもらった結果、DSD256、PCM384/32まで問題なく再生できるようになりました。
https://audiophilestyle.com/forums/topic/55235-gentooplayer/page/176/#comments
私のRasPi4BのIanCanada FiFoPiは、クロックを高品質なものに換装していますが、これを更に基準周波数の高いペアに交換すると、DSD512、PCM768/32まで再生できそうです。とは言え、手持ちの音源も無く必要性を感じないので、そちらはそのままです。
再生音は、同じRoonServerからRAATで接続しているMola Mola Tambaquiと比較すると、Tambaquiの方は美音で高級、ハイファイな音です。一方、May DACはI2S入力、NOSモード、PLLオフで、R-2RラダーDACらしいダイレクトで鮮度の高い音になります。
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のびーさん、GentooPlayerフォーラムの件、たいへん参考になりました。
いよいよラズパイI2S直結接続の完成でしょうか。HATタイプのDACには制約があるので、この組み合わせが発展性もあり優れていると思います。USB変換がない分レイテンシーも良く、鮮度抜群になっていることでしょう。
質問なのですが、CAT6Aメタル接続とのこと、アイソレーションはどのようにされてますか。HDMI:I2Sのアイソレーションも教えて頂けるとありがたいです。
Linux再生ソフトの腰高で繊細な音は、メモリ量も関係しているように思えます。Intelではi5/i7/Xeaonで16GBがバランスが良く感じました。TaikoAudioの実例からの推測ですが、4GBモデュールの4枚差しクアッドチャンネルがよさげです。
MacWinFanさん、
レスありがとうございます。
>CAT6Aメタル接続とのこと、アイソレーションはどのようにされてますか。
UTPで一応グラウンドループを気にしていますがアイソレーションは無対策です。ただ、RasPi4はLiFePO4によるバッテリー駆動なので、厳密には間違っているかもしれませんが、そこでグラウンドからフロートしていると考えています。LANアイソレーターを入れても良いかもしれませんね。
SFPにするのも至近距離だし、オーバーヘッドも馬鹿にならないかな?と思います。
HDMI:I2Sのアイソレーションは全く考えてなかったです。出来れば一体化したいくらいなのですが必要でしょうか?
メモリモジュールの知見は、イメージと合致します。PCトランスポートは天皇陛下が乗るセンチュリーみたいに華美ではないけど安定感抜群なのが良さそうです。
のびーさん、こんにちは。
ついに、
>音声信号の経路をハブ無し、USB無し、GUI無しで構成する。
達成ですか、ずっと夢見ていたですが、、、
やれば、出来るのですね。
のびーさんの執念には、脱帽です。
roon+HQPlayerのアーキテクチャだと無理そうです。
GUI無しで、何とか満足しています。
audiophilestyle.comのフォーラムは、よく読んでいますが、専ら、HQPlayerネタばかです。
まだ、当面、HQPlayerから抜け出せそうにありません(笑
いたちょうさん、
おはようございます。
「ハブ無し、USB無し、GUI無し」はとりあえず気持ち良いです。
>audiophilestyle.comのフォーラムは、よく読んでいますが、専ら、HQPlayerネタばかです。
HQPlayerトピックは物凄い分量ですね。このソフトのポテンシャルは底知れませんが、あまりにパラメータが多過ぎて誰もベストの設定が分からないのではと思ってしまいます。
私は、諦めて今は使っていません。
でも先ほど、空いてるNotePCにインストールして遊んでしまいました...
IanCanada FiFoPiにデジタルアイソレータ素子Si8660が乗っているように見えます。失礼いたしました。
これだけでも十分かもしれませんが、メタルLANの信号線にはHostPCからのノイズに加えて携帯やWiFiなど外来電波ノイズも乗るので、できればアイソレートしたほうがいいと思います。DACには直接の影響なくとも、Targetには悪さするからです。自分の場合はそうでした、DDCにアイソレーターが入っていてもです。
しかし今回「やったけど変わらないじゃないか」となると困るので、
のびーさんのご判断で宜しいかと存じます。
MacWinFanさん、
おはようございます。
>IanCanada FiFoPiにデジタルアイソレータ素子Si8660が乗っているように見えます。
I2SのHATを載せていて外すのが面倒なので、実機で確認できないのですが、Si8660が載ってますか?IanCanadaには別途IsolatorのHATもあるのですが、FiFoPiに更にIsolatorを載せている写真を見ないので、これで十分だと思っていました。
次回、PCの入れ替えの際にこの辺りも最新のものに入れ替えたいと思っているので検討します。
のびーさん
良いキーワードですね!
これらが可能となる組み合わせがあったとは。。。
これって最先端のダイレクトサウンドですよね、良いなー。
のびーさんの探究力の高さと情報を集める能力の高さを強く感じました。
SFP入力Direttaの直I2S出力基板が販売されればなあ。
CENYAさん
非常にダイレクト感はあります。思ったより太い音も出るので満足しています。
>SFP入力Direttaの直I2S出力基板が販売されればなあ。
開発者は色々やってるみたいですよ~
dnegozio(yuさん?)のインスタにチラッと出ていた基板のレイアウト図がソレなのでしょうか(ワクワク)
となると
Combo384のDDCが不要になるのですが、私の今のDDCにはフェムトクロック(らしい)が載っているので、このオシレーターの違いが気になったりもします。