Auro-3D友の会夏の合宿「フォッサマグナツアー」報告　その1　X1おやじ邸

donguri 先週末，3日間にわたり，フォッサマグナツアーに参加させていただきました。訪問先は、国内トップクラスのハイエンド環境を構築している4人の巨匠のお住まい。オーディオ道初心者クラスのdonguriには聴くもの、見るもの驚きの連続という感じ、経験値曝上がり、いい年なのでその後の疲労感も半端なく、一週間たってやっと文字にする気力が復活という体たらくです。すでにKawausoさん、きょやさんが詳細な感想をアップされておりますので、donguriとしては、自分なりの気づき、受け止め、感想を中心に書かせていただきます。

さて、一番最初の訪問先は、X1おやじ邸でした。

8月25日早朝からX１おやじ邸で試聴がはじまっていたのですが、仕事をこなしてから参加となったdonguriは、遅れて参加となり、午前11時すぎに燕三条駅に到着。わざわざX1おやじさんが車でお迎えに来て下さいました。後で知ったのですが、結構な距離のあるご自宅と駅の間を今回のゲストのため3往復したとのこと、donguriのため１回余計になりました事、申し訳ございませんでした。そしてありがとうございました。
　リスニングルームに案内されると、いきなりその広大な空間が広がり、異次元世界に放り込まれたような気分に。部屋が大きいのでWilsonやYGの巨大スピーカー群もさほど大きく感じません。広さだでなく、音響にも配慮して設計された壁の構造についてお聞きし、その徹底ぶりにいきなり衝撃を受けます。色々音を聴かせてもらうと、donguriが勝手に想像したＸ１おやじさんの部屋の響きの良さにすごく貢献しているポイントの1つは、正面一面に貼ってあるカリン材（とお聞きしたと思いますが間違っていたら修正下さい）かなと思いました。スピーカーとの距離を十分とれているので、正面の壁面では変な小細工しなくても美しく音が広がる効果が出るんじゃないかと想像しておりました。

　Ｘ１おやじさんの部屋、donguri的には、(特に２chについては）最高の音とはこういうもんだよという事を体験させていたいたと思います。音にしっかりと浸ることができ興奮気味に楽しませていただきました。
　Aruo-3D再生用のハイトスピーカーにはKEFのLS50 Metaとフロアレベルに比べると大きさも格も格差がものすごいですが、最近Auro3Dさんの指導？のもと、ケーブル総置換などきっちり追い込んだとのことで、音的には全く違和感なく、上方へ音場を拡大する効果がしっかり感じられました。
　Auro3Dの課題曲が終わった後は、Ｘ1おやじさんが選んだ曲を聴かせていただきましたが、一番すばらしく感動したのは、ビッグバンドジャスの曲、Swing, Swing, Swing（ボストン・ポップス）でした。楽器の存在感といい、迫力といい、スピーカーからでる音で過去最高の体験としか言いようがなかったです。

後の訪問先でもすごく感じたのですが、各訪問先で一番いいなーと思える楽曲は、ホストが気に入っていて選ぶものになるという法則があるのでないかと思うに至っております。

Ｘ１おやじさんのオーディオ再生に対するこだわりは、砂箱をはじめ多岐にわたっており、donguriにはとてもそこまで突き詰められないなーと思っておりました。X１おやじさんの音に関する感想を聞くたび、donguriには意識できなかった点に気づかされました。特にX1おやじさんのすごさを感じたエピソードとしては、次の日のグランドスラム邸での出来事で、アンプの上に無造作に置いてあったスピーカーインシュレーターを曲を聴いている間に位置を変え、最終的には下におろし、「これが音を濁らせていたんだよ。音良くなったでしょう？」と言われた事でした。donguri的には「？？」で、また戻して元の音にして比べないと分からんしとは思いながらも、その場では確認は出来ず終わってしまいました。X1おやじさんの指導を受けたら、donguriの耳も進化するものなのでしょうか？

ということで、いきなり異次元を体感のdonguri、X1おやじ邸を後にしました。最初の訪問地でもあり、緊張してたなー。X1おやじさんとは初対面でしたが、駅へのお迎え、X1おやじ邸からグランドスラム邸への移動、グランドスラム邸から仙台の宿への移動の際にお車にご一緒させていただき、4時間以上にわたりオーディオ以外の話題も含め楽しくお話をさせていただきました。本当に貴重な体験ができた夏休みとなりました。
　X1おやじさん、この度は大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします。donguri部屋にもし来ていただける機会がありましたら、いろいろとアドバイスをいただければ幸いです。