モモンガさんはサービス精神旺盛です。ヒジの楽しみの後は、Mt.T2のお楽しみタイムでした。訪問前に、「エソテリック マスタークロック故障」の日記を書かれていた際に、Mt.T2が問題の切り分けのために、「自作のクロックを持って行く」とやり取りをしていたのです。
Mt.T2:「クロックの様子を見てみましょう」
モモンガ:「ここが点滅していて、G-0sのルビジウムが壊れているようなのです」「直すとすると、60福沢くらいかかるみたいで・・・」
さっそく、Mt.T2が様子を見ています。何の操作をしていたのかはわかりませんでしたが、「クォーツは同期するが、ルビジウムが同期しない」とのことです。詳しくはわかりませんが、Mt.T2が持ち込んだ自作のクロックも同期しなかったようです。そして、諸々弄っていると、G-0sのクォーツも同期しなくなりました。
Mt.T2:「電源が問題なのか?クォーツも同期しないため音が出ません」
モモンガ:「それは大変です」
ならばと言うことで、P0の内蔵クロックでの音出しをしてみました。
ヒジ:「最初の伴奏は迫力が出てよいかもと思ったのですが、声がダメですね。さっきの方が滑らかです」
あれやこれやとやっていたのですが、G-0sのクォーツは同期しません。少し時間が経てば落ち着くかもしれないと、P0の内蔵クロックで聴き進んでいると、教授が到着しました。ちょうどお茶タイムでしたので、しばし皆で歓談します。
その後に再度聴き始めると、
教授:「かなり頑張っていますね。ですが、クロックがないとダメです」
と言いながらクロックを見に行きました。確認をした後で、「6角レンチはありますか」と言って、蓋を開けて中を見ています。このような行動は頼もしく見えますね。さぬきの教祖は伊達ではないと思いました。しばらくして教授が、スピーカーの方を見て、「アレ?」と言いました。
3人(?)の内心:「やばい、見つかったかも」
ですが、奥にある電源のことだったようで一安心です。電源の確認などもしましたが、簡単には直りませんでした。
そこで、3人目の県外客である、fukuさんの「持ち込み音源タイム」となります。
fukuさんは持ち込み音源にも凝った様子でウンチクと希少性について語られていました。ケリースィートは、自分に合わせて持ち込んでくれたようです。
fuku:「こちらがオリジナルで、こっちは弟子がマスタリングしたものです」
ヒジ:「どちらが好きですか?」
fuku:「私はこちらが・・・」
試聴した結果の好みは自分も同じでした。オリジナルの方が音が柔らかいです。ですが、この音源は様々な仕様が出ていますので、人気があると共に名録音なのでしょうね。
もう一つの注目点はキンコンカンです。「モモンガ邸では、らせんを描きながら上下していました」
自分も持ち込み音源を聴かせてもらいました。モモンガ邸に合いそうだと思った音源、「ハイドン/ホルン協奏曲」「モーツァルト/レクイエム」の2曲です。
どちらもよく鳴っていると思いましたが、モモンガさんはハイドンの方が気に入られた様子でした。クルレンツィスのモツレクは伝統的な解釈とはかなり違いますので、馴染みにくかったかもしれません。
この辺りでお開きタイムとなった時に、教授から、「G-0sのクロックが戻りました」との朗報です。少し時間をおいて試したのがよかったのでしょうか。皆で、「よかった、よかった」と安心して、モモンガ邸のオフ会は締めとなりました。
その後の歓談の夕食では、様々な話題が飛び交います。今回のさぬき訪問を立案した三人組で盛り上がった後に、Mt.T2は高速バスのバス停に、ヒジは飛行場まで送ってもらい解散となりました。西方オーディオ巡りの旅は、長いようでも、あっと言う間に終わってしまいました。初めて訪問したお宅もあれば、十数年ぶりに再訪したお宅もあり、それぞれのオーナーのこだわり方やその進化振りは驚きの連続でした。楽しかったこと、よい刺激、そして気付かさせれたこともいっぱいです。これだからオーディオ交流は止められませんね。
(おわり)
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大変お疲れ様でした。
大変楽しいオフ会でした。
私のところは なんでも有りですので
こだわりは全然ありません。
クロックが同期しなくて焦りましたが
最後にはロックして一安心でした。
断捨離しなくてはならない年齢ですが
まだまだ頑張ろうと思います。
今後ともよろしくお願いします。
モモンガさん
さぬきでの2日間は大変お世話になりました。おかげさまで、十数年ぶりの再訪と新規のお宅にも周れて、存分に堪能させていただきました。
それにしても、四国の方々は個性的な人が多いですよね。(徳島のfukuさんも含みます)
数年後にも、皆さんも自分もオーディオを続けていたら再訪したいと思っています。またよろしくお願い致します。
ネタ的には、どうでもいいことかも知れませんが、σ(^^)私的には大きな問題
持参した水晶(OCXO)クロックは、G-0sと同期、ロック出来、正常でした。
このことから、内臓ルビジウムクロックがズレているか、出力が低いか、G-0sのクロック同期回路の問題であろうということはわかりました。
この後発生した問題は、ヒジヤンから、P-0に外部クロック供給無しの音を聞いてからでないと比較にならないとの指摘があり、モモンガさんが、一旦、P-0とG-0s間のクロックケーブルを抜いて以降、P-0がG-0sからの外部クロックをロックしなくなったのが発生事象です。
オフ会の最後に教授がロックすることに気付いたことから、P-0とG-0s間のクロック同期に、想像以上の時間がかかるようになっていたことが判明しました。
ということで、おそらくG-0sと持参のクロックを同期させ、P-0との同期をもっと長い時間(数十分かかるのかも?)待っていれば、同期できたと思われます(^^;
Mt.T2さん、これは失礼しました。
持参したクロックは同期、ロックが正常だったのですね。横槍を入れてすみませんでした。ですが、ものごと通常は現状把握から進め、原因分析ですね。だから、G-0sの点滅状態とP0の内臓クロックの音を比較してみないと、点滅状態がどのような状況にあるのか把握できないと思ったためです。
でも、テツのお楽しみは自作のクロックと現状の音の比較がしてみたかったのですね。これは自分も聴いてみたかったです。
切り分けは出来て、モモンガさんも安く中古を買うことが出来て丸く収まったと言う事でご容赦下さい。
> でも、テツのお楽しみは自作のクロックと現状の音の比較がしてみたかったのですね。これは自分も聴いてみたかったです。
これも誤解です・・・
> ものごと通常は現状把握から進め、原因分析ですね。
単純に、この作業を行っただけです・・・接続状態を変えずに、外部クロックに切り替えてロックすることで、G-0s本体の異常か、内臓ルビジウムクロックの異常かを切り分ける作業を行い、内臓ルビジウムの異常の可能性を確認しました
ここで、P-0とG-0sが同期、ロックしなくなった(結果的に想定以上に時間がかかった)ので、この先の確認ができなかっただけです
外部クロック接続したG-0sでP-0がロックしたら、G-0s本体の正常性が確認できるので、最後に内臓ルビジウムへのケーブルを持参クロックに繋ぎ変えて動作確認できれば、内臓ルビジウムの異常が確定するので、あとは内臓ルビジウムの公正の可否を確認し、可能であれば格安に修理できるはず・・・でした。
ちなみに、持参のクロックでどんな音になるかは、以前の訪問時に確認済みです(爆
これはこれは、重ね重ね失礼しました。
どうもテツと四国に行くと、”ゲゲゲショー”のことを思い出し、そのモードを感じてしまいます。
皆、成長しているということですね。
ですが、
>ちなみに、持参のクロックでどんな音になるかは、以前の訪問時に確認済みです(爆
やっぱり・・・笑)笑)笑)
ヤマテツさん
先日はお世話になりました。
私もヤマテツさんが持参したクロックとの実験が出来なかったことが
心残りです。
それにしてもP-0でクロック無しは耐えられない音ですね。
大阪日本橋のH社に結構程度のいいG-0sがありましたので
思わず注文してしまいました。
週末には届く予定です。
断捨離の歳なのにいろいろと挑戦しています。
モモンガさん、横槍です。
もう代替のG-0sを買われたのですね・・・
ラストの歓談時の話しから
「モモンガさんと○○さんは、×××を考えていると言ったときは、すでに買っているか、買うことを決めている」
予言的中となりましたね。
代替G-0sの導入、おめでとうございます。
モモンガさん、お役に立てず、オフ会進行に支障を与えてすみませんでしたm(__)m
某店のG-0s行かれたんですね(爆
P-0のクロック受け回路が持ち堪え、すんなり同期、ロックしてくれることを祈っときます(^^;
伺って以降、伺う前同様に、内臓ルビジウムのロック無し(点滅)でP-0がG-0sをロックしてたらP-0側は問題ないので、心配無用ですが・・・
その場合、旧G-0sの内臓ルビジウムの電圧調整が出きれば修理というか校正で復活できるかもしれません・・・(今となっては無駄情報?
ヒジヤンさん
購入を決定したのは27日の夜中です。
最初の値段から相当値段がダウンして
シリアルナンバーを問い合わせると私のより
相当新しかったし保証もありましたので
決断しました。
この機種以外は内部のBNCケーブルを交換出来ないので
この機種にしました。
これでしばらくは遊べるし最近オーディオ熱が冷めていたので
いいかなあと思っています。
>購入を決定したのは27日の夜中です。最初の値段から相当値段がダウンしてシリアルナンバーを問い合わせると私のより相当新しかったし保証もありましたので決断しました。
おおそうでしたか、それは失礼しました。
(ジョークを交じて・・・)
でも本当は、ソナスまたはアッコルドのスピーカーもすでに買っているとか・・・(笑)
本当は欲しいのですが
軍資金不足で買えません。(大汗)
失礼しました。
ヒジヤンさん、西方見聞録2024お疲れ様でした。
今回持ち込んだ音源ですが、りゅうさんの掲げられたテーマと選曲がドイツ系の王道クラシックでしたので、ロシア・デンマーク・フランスの作曲家を選びました。
ロシアはTelarcのスペイン奇想曲で(おそらく本当に)マイク三本で収録された盤です。
デンマークはニールセンの「不滅」でしたが、お話ししました通り、SACDマルチで楽しむ盤でした。
ちなみに2chだけならBISのヤルヴィ/エーテボリを聴くことが多いです。
フランスはラベルの「逝ける王女のためのパヴァーヌ」で元はDecca(勘違いしておりまして、当日はPhilipsと言ってました。恥ずかしい限りです。)で名盤復刻で有名になったPragaのSACDでした。
この中でレアなのはTelarcだけです。
かつては、各レコード会社が自社で全てのスタッフを準備していました。
だから、各社独自のサウンド傾向を持っていて、音質に拘る音楽マニアも多かったです。
レコード会社の縮小・再編の中、メジャーレーベルですらレコーディングは外注する時代となってしまいましたが、一部の中小レーベルはオーナー兼プロデューサー兼エンジニアな所もまだまだあります。
Telarcのジャック・レナー、BISのロベルト・フォン・バール、ポップス系だとCheskyのデビッド・チェスキー他独自の音つくりをしています。
ちなみにChannel Classicsもジャレッド・サックスが頑張っています。
元々、音源に収録されているサウンドがどのように録音され、どのような傾向を持っているのか、オーディオ寄りな音楽マニアとしてはどうしても気になりますね(笑)
聴く側の嗜好と音源の元々の傾向がずれているとまとめるのに苦労しますから(汗)
fukuさん、ありがとうございます。
勢い、「見聞録」などと口走りましたが、なかなか大変でした。一つ一つは思い出しながら楽しいのですが、次々と追いまくられるようで・・・こんな作業を20年近く続けているMt.T2を、今回に限って、、、尊敬しました。
fukuさんも、内に秘めたこだわりが沢山おありになるようで、語る 書き込む・・・どうしても長くなりますよね。こだわりのポイントは違えど、皆同じだな~なんて感じました。
りゅうさんとは音楽マニアとしての波長が合いそうなので、相互訪問となると更に会話に深みが出ますね。自分は、おばかコンビとして15年来もMt.T2とやっています。