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ファルスタッフ@東京文化会館

日記・雑記
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上野の森にある東京文化会館のオペラ公演に行ってきました。以前に短編オペラの”奥様女中”をやる際に、この作品を演じた経験のある先生に演技指導をお願いしましたので、先生がどのような舞台をやるのか興味があったのです。そんな先生の舞台のチケットがリーズナブルに手に入れることが出来たので行くことにしました。

 

作品はヴェルディ作”ファルスタッフ”です。藤原歌劇団創立90周年記念公演として、悲劇オペラの作曲家ヴェルディが、人生最後の作品として残した”喜劇 ファルスタッフ”でした。あらすじは、『強欲で酒好きの老騎士ファルスタッフが、金持ちで美しい夫人のアリーチェを口説き貢がせようと企むが、逆に女性たちに嵌められてしまい、川に落とされてしまい嘆く。しかし、ファルスタッフは凝りもせず女性陣の口車に乗ってアリーチェを口説こうとするが、またもや懲らしめられてしまう。それでも最後は、〈 すべてこの世は冗談!〉と歌い幕を閉じる。』簡単に言えば、このようなストーリーなので話はわかり易かったです。

 

座ったのは1階席6列目の右寄りです。よく見えてよく聞こえる、こんな席がリーズナブルに入手出来ていいのだろうかと思うほどに観やすいポジションでした。

 

ストーリーは分かりやすく、とても観やすい席で、知り合い(先生)が出演する舞台なので楽しく観ることは出来たのですが、問題は音楽でした。初めて観るオペラで、直前に行くことを決めたので予習も出来ずに来ましたので音楽が馴染めなかったです。オペラでは台詞にも音符がふられているので全編が音楽ですね。アリアすら知らずに観に来たのは無謀だったでしょうか。それでも、フィナーレで行われる全員の合唱で締める「 すべてこの世は冗談」のフーガは圧巻でした。

 

『すべてこの世は冗談。人は道化の生まれつき、いつだって頭のなかでは理屈をこねる。誰もかれもが道化なんだ!そしておたがい、あざけり笑いあう。でも、最後に笑う者こそ、本当に笑っているんだ。』

 

ヴェルディでもこのようなオペラを書くのは面白いです。次にオペラを観るときはちゃんと予習してこようと思いました。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. こんにちは。
    「ファルスタッフ」は2日目のほうのチケットを取ったのですが、あとから用事が重なってしまい、結局行けませんでした。残念。

    この曲に関する馴染めなさは理解できます。
    個々のアリアははっきり言って地味で、オペラではあるものの、全体の緊密な構成とスピーディな展開が一体となったシンフォニックな作品、というイメージを私は持っています。

    なのでオペラスティックな旋律美を楽しむというよりも、勢いと流れに身を任せてもみくちゃにされるのを楽しむほうがいいかもしれません。
    あくまで私個人の偏った楽しみ方ですが(笑)

    • 眠り猫さん、コメントありがとうございます。

      同じセールスを見てのことですかね、たぶん・・・。
      自分は先生が出演していたから行くことにしたのですが、音楽にはなじめませんでした。ヴェルディの悲劇ものは歌ったりするのですが、同じヴェルディでも喜劇のファルスタッフは感じが違うのですね。

      そのあたりはほとんど知らなくて・・・ですが、思いもよなない座席位置に感動しました。オペラの楽しみ方を教えてもらはなくては。。。

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