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Dirac Live Active Room Treatment 導入

日記・雑記
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先週末、Dirac Live の今年可能になったオプション、Active Room Treatment (ART)のライセンスを購入、既作成のDirac Liveのフィルター情報を利用してアンプ(Cinema 30)に適応して、donguriのリファレンス音源聴いてみました。 
 ARTの効果についてのエンドユーザーの印象はAuro3D友の会のサイトでかなり詳しく議論されております。最近の記事は以下をクリックしてみてください。
http://koutarou.way-nifty.com/auro3d/2024/03/post-bc6990.html

ファーストインプレッションは?

 1)低音の音量・量感は誰が聴いてもわかるだろうというほどに小さくなったと感じられる。しかしそれは今まで、部屋の影響で生じていた余分な反射による低音がキャンセルされるからであり、音質(楽器の音の細かいニュアンス、生々しさなど)は向上したと感じられます。

2)ARTの効果は50Hz150Hzの範囲のようだが、中音や高音の音質が向上したように感じられる(これは以前から他の方も指摘している)。すなわち、ヴォーカル、楽器のニュアンスは以前より鮮明に聴こえるようになり減衰音は、最小音になっていくまで美しく響く。定位感も向上したと感じられました。(これオーオタのツボですな)

3)Auro3Dなどのイマーシブ音源の包まれ感がスムーズに自然になった。ソリストの定位はしっかり保ちつつ、合奏音の濁りは減り、より美しく響くようになった感じがする。

ということで、donguri部屋、これまで物理的な低音対策、拡散板で地道に音質・音場の改善を図っていましたが、この1年間のアンクもどきの配置換え、QRD拡散板の追加などでは、実質ほとんど音が変わらないなーと思っていたところに、ARTは驚くほどの音質・音場の変化を体験させてくれたのでした。1)の低音の量がさみしくなる部分は、ターゲットカーブで盛ることもできますで、音質の上がったことの方がメリットとして大きいと思っております。
 導入前、Aruo3D邸での印象から、低音のすっきり感と、若干の中・高音の音質の改善を期待はしていましたが、今回donguri部屋で感じた音質への効果は予想を上回わり、得した気分になれました。
 ライセンス購入前は、もし低音の量が減るだけで、音質・音場への効果が感じられなかったら、数万円の出費はもったいないなあ、エラーが起こってトラブルシューティングに時間を取られるのはつらいなあと、購入ボタンを押すのをためらっていたのですが、インストール、設定は非常にスムーズに進めることができ、音に関しては予想外に良い結果なり、幸せな連休を過ごせたのでした。
 どうして低音域の音を整理すると中音以上の音の印象が変わるのか?不思議です。プラセーボかもしれませんが、複数の方がそのように感じているのは事実です。低周波数が中音に重なるった際の感音、伝音のメカニズムに影響する?それよりも脳神経の処理の問題か?
 全くの個人的な印象ですが、Dirac Liveをせっかく導入するならARTまで一気にセットでいれるとそのご利益が最大限生かされるのではないか、特にdonguriのような10畳以下の真四角な部屋で定在波が確実に問題となる状況ではARTは効果を発揮するのではと思ってしまいました。
 まだ、ART初心者で詳しい調整法はこれから勉強です。それから、定在波対策で導入した自作バストラップ類を撤去してどうなるか、今後トライしようかと思っております。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. donさん、 こんばんは、ついにARTを導入されましたか? それでその効果にほぼ満足されてるようで donguriさん的にはヤッター!かなり改善したぞぉー!というところなんでしょうが へそ曲がりな私としては、残念だなぁ!と
    電源の改善とか機器の設置とかまだまだ、やれることがたくさんあったのになぁ??とART反対派の私はちと残念な気持ちなのです。
    低域のレベルを上げるだけで厚みも戻るのでしょうか? すみません、意地悪なコメントでした。

  2. x1おやじさん

    コメントありがとうございます。
     正直、ART導入前は、ARTについてそれほど魅力的なものとは感じていませんでしたので(Auro3Dさんごめんなさい)、購入ボタンを押す前は相当モヤモヤしておりました。
     ARTが意外に良い結果と思われた今回の要因としては、donguri部屋でこれまで行ってきた定在波対策、反響音調整、すなわち、AGSもどき、自作コーナーバストラップ、自作拡散板などによる音質・音場に対する改善効果は、十分ではなく、音質・音響のクオリティにかなり改善の余地があったということだと思います。
     x1おやじさん部屋のように、十分な容量と音響的に優れた床・壁・天井、さらに、再生機器そのものの優れた性能、機器やケーブルの振動対策、電源部の対策など徹底的になされている音場・音質のレベルでは、たぶんARTを入れてもあまり効果は出ない可能性が高いかと。
     ART導入後のdonguri部屋においては、かえって、さらなる音質アップのために、機器の振動対策などの設置方法、ケーブル類の質や設置方法、電源回りの質や設置方法へのこだわりも必要になってくるのではと思っています。
     多数のスピーカー・ウーファーを配置してある再生環境下での音質・音響調整のために、Dircac Live ARTという新しいテクノロジーの利用も一つの選択肢としてはありかなと思うに至っております。

  3. Donguriさん、X1おやじさん

    遅ればせながら、参戦します!

    「Auro-3D友の会ブログ」に書いたことと重なることは割愛して、ちょっとひっかかった部分のみコメントしますね。

    >ARTの効果は50Hz~150Hzの範囲のようだが

    「効果」かどうかは別にして、ARTが対象にしている周波数帯は、20-150Hzですよ。

    >x1おやじさん部屋のように、(中略) たぶんARTを入れてもあまり効果は出ない可能性が高いかと。

    繰り返しますが(笑)、「効果」かどうかは別にして、「変化」であれば、X1邸であれARTを導入すれば確実に出ることは自信を持って言えます。拙宅の伊豆のようなリビングオーディオや東京の書斎オーディオはいうまでもなく、オーディオ用に綿密に専用設計された部屋でもARTを入れると音は「変化」します。私はグランドスラム邸、MC2邸でそれを体験しています(どちらも、プロに専用設計してもらった=確か石井式?=、カネに糸目をつけてない(?)専用室であるにもかかわらず)。私は入交さんが設計・監修をした、WOWOWのあのプロのスタジオですら「ARTを入れればいいのになあ」と思って聴いていたぐらいですから(K&Kさんは同意してくれました!)。

    ただ、「変化」というNeutralな用語を「効果」というPositiveなWordで表現できるかどうかは、オーナーの好み次第です。映画メインの方にはおススメできない部分も確かにありますし、音楽メインでもClassicやJazzの「Live会場の音」はARTを使ったときほどまでは低域がArticulateに聴こえませんから、Live音の忠実な再生を目指している場合は違和感を覚える方も多いと思います。私も太平洋の向こう側でJazzのLiveを聴いて帰ってきたばかりですが、この「違和感」は私も持ってますから(汗)。 ARTによる再生音は、Player自身か、指揮者でもない限り、「オーディオ的なART=芸術・人工」と感じることには100%同意しますね!

  4. Auro3Dさん

    お忙しい中、コメントありがとうございます。

    >ARTが対象にしている周波数帯は、20-150Hzですよ。

     情報の修正ありがとうございます。50と言う数字の記憶があったのでしたが。

    >繰り返しますが(笑)、「効果」かどうかは別にして、「変化」であれば、X1邸であれARTを導入すれば確実に出ることは自信を持って言えます。

     初心者の浅薄な発想でした。ARTはどんな環境においても再生音に変化を与えるのだということを前提に考えることにいたします。その変化をポジティブに評価するかどうかは、音源の内容・質、リスナーの嗜好によって変わりうるということでしょうね。

  5. donguriさん、

    ART導入、おめでとうございます。
    効果は大きかったようで何よりです。

    私がAuro3D邸でARTを体験させてもらったときにその効果が良くわかったソフトの一つが例のAlice Sara Ottの床踏み鳴らし音でした。あれはステレオ録音なんですけれど…
    ステレオでもその効果が大きいというのはビックリしました。

    ぜひお試しあれ。

    ARTは普通のイコライザーとは全く異なり低域の過剰な反射波を打ち消すという発想が非常に面白いと思います。低音域の吸音が十分でない部屋には特に効果的だというのが私の印象です。天井の高い変形の部屋のAuro3D邸では定在波の悪影響は大きくないと思っていたのですが、それでも大きな効果があったのには驚きました。

  6. K&Kさん

    コメントありがとうございます。

    >その効果が良くわかったソフトの一つがAlice Sara Ottの床踏み鳴らし音でした。

    はい、この音源8月以降はリファレンス音源として必ずチェックしております。
    それにしてもDirac Live適応周波数の調整、Bass Controlの設定、ARTの音と印象がころころ変わるので、本当はどう聴こえなきゃいけないのか?よくわからなくなってます。
    結局donguriの好みのポイントでこんなもんかなあという状況になってます~-~;

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