前日は横浜みなとみらいホールで神奈川フィルの演奏会、そして夜は出水電器試聴会と充実した一日だった。
そして今日、日曜日は、ここ杉並公会堂で今年2回目のコンサート。
JR東日本交響楽団の第20回定期演奏会を聴きにきた。
JR東日本交響楽団は、昨年にも第19回定期演奏会を聴きに来ていた。
そこで記入したアンケートから、今回の招待はがきをいただいたのだが、このオケの入場料は今回も無料である。
本日のプログラムは、指揮者:小泉智彦、チェロ独奏:鈴木和生で、モーツァルト:「ドン・ジョバンニ」序曲 K.527、ドボルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104、休憩を挟んだメインプログラムがシューマン:交響曲第4番ニ短調 作品120というもの。
実は、昨日に続いて本日もコンサートとオーディオとの掛け持ちとなっており、時間の関係で演奏会は前半のモーツァルトとドヴォルザークのチェロコンを聴いて終わりにしたのだった。
演奏の出来は、昨年の演奏会が素晴しかったので大いに期待していたのだが、指揮者の意図とは違うテンポで進行しようとするオケとの軋轢が冒頭のドン・ジョバンニからアリアリと聴き取れる。
弦楽器群と管楽器群の音量のバランスも、時折??という場面もあり、今年はやや総合練習が不足したか?
それでも、各奏者の技量は高いので破綻することは無かったが、昨年も感じた指揮者とオケとの意志の疎通の難しさ、それが取れなかった時にどんなことが起きるかということを図らずも目の当たりにすることになった。
こう書くととんでもない演奏会だったように見えるが、2曲目のドヴォルザークのチェロコンチェルトは良い演奏で、とても落ち着いたテンポで切々と故郷チェコへの望郷の念をうたい上げているように感じた。
ソロの音量がもう少し大きければという点は、伴奏オケの金管群が盛大に鳴らしたからご愛嬌か(笑)
良い演奏会でシューマンも聴きたかったのだが、その後のオーディオイベントのため会場を後にしたのだった。
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