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すったもんだの低音改善

日記・雑記
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「立ち上がり早く、密度濃く、消え際潔い」鋭くも重さを感じる低音を出しつつ、

30~40Hzの低音域もそこそこいい塩梅に出るようにする事を理想像としてそこを目指して色々と試してみました。

 

【試そうとした事】

125㎝ウーファーのクロスオーバーとDSPの再調整

2)密閉方式とバスレフ方式の選択および後面開放

3)ミッドダブルウーファーの磁力アップ

4)スピーカーインシュレーターの改善?DIY

 

順番に試して、、、

いや、

正確に言うと途中段階において別の方法で大きく改善してしまったのです。。。

と言うのも、

1から順番に試し始めたところで、「ん?」と下記の素朴な疑問が湧いたのがきっかけです。

 

 

『サブウーファーとして使ってる25cmウーファーのもう少し上の帯域音ってどんなんだ?』

 

 

ダイアトーンのSW-G50という25cmのウーファーユニットはスペックや材質を見る限り超高性能です。

【ダイアトーンホームページ】https://www.mitsubishielectric.co.jp/carele/car_diatone/product/sw-g50/spec.html

購入時に私はDSPとデジタルアンプを通したいわゆるサブウーファーとしての超低音しか想定していなかったので45Hz以上の音を聞いたことがありませんでした。

このユニットを200Hz以下の普通のウーファーとしてマイシステムのメインアンプで鳴らしたらどうなの?

って、思ったわけです。

 

 

早速、メインのダブルウーファー(16cm×2)ユニットに繋いでいたスピーカー配線を外して、

16cm×2ユニットで鳴らしていた帯域を25cmユニットで鳴らすように配線して3WAYとして聴いてみたら。。。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<補足情報>

 

(変更前の4WAY)

HIGH3.4kHz~    Hiqphonソフトドーム19㎜(+サイドツィーター×2

MID 200Hz3.4kHz SEASマグネシウムウーファー16

LOW :~200Hz    SEASマグネシウムウーファー16㎝×2

SW :~45Hz      ダイアトーンSW-G50ウーファー25㎝ 「DSP、Xオーバーデジタル処理」

 

(変更後の3WAY)

HIGH3.4kHz~    Hiqphonソフトドーム19㎜(+サイドツィーター×2

MID 200Hz3.4kHz SEASマグネシウムウーファー16

LOW :~200Hz    SEASマグネシウムウーファー16㎝ & ダイアトーンSW-G50ウーファー25

SW :無し

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

聴いてみたら、、、

「立ち上がり早く、密度濃く、消え際潔い小気味いい低音」

じゃないですか!

 

もっと言うならいい感じに鋭く深め。

え?ここに答えがあったのか。。。。

 

 

とは言え完ぺきではなくて不満点もありました。

CENYAのミッドウーファーとの物理的距離が50cmくらい離れているのと、

25cmウーファーの向きが90°外側を向いているのでボーカルの音声に統一感がなくなってしまってるので、

このまま即採用というわけにはいかない感じ。

ということで、

元々の16cmダブルウーファーの正面側のウーファーと

25cmウーファーを同時に同帯域(3WAYの下段)で鳴らしてみました。

異種ユニットのダブルウーファー化ですね。

 

元々のダブルウーファーの裏側のウーファーには配線をしないので、

このユニットはドロンコーンと化しました。

 

 

各ユニットの音量バランスを整えた後のその音は、

びっくりするくらい良い音!

なんだこれはあ!と言うような圧倒的鮮度と臨場感とホログラミック感で、

尚且つ低域の表現力は自分好みにドンピシャ。

 

 

ブレイクスルーしてしまいました!!!

 

 

低音だけの改善のつもりが全体的にクラスアップしてしまったのはどういうことか?

考えられる要因はいくつかあります。

まずは物理的にすんなり納得できそうなのが、

 

「サブウーファーシステムの運用をやめたので、サブウーファー用のデジタル機器が無くなったことによる音質改善。」

 

サブウーファーシステムは、クロスオーバーとDSP処理とDA変換に『miniDSP』を使用していました。

https://jtesori.com/miniDSP/products/minidsp-2×4-hd/

更にデジタルアンプとその電源が強力なスイッチング電源を使っていました。

miniDSPが左右のチャネルセパレーションを悪くしていたし、左右の機器間のグランドがここでつながってしまっていたという悪影響があったと考えられます。

スイッチング電源は言わずもがなの悪影響。

これらが無くなったおかげで左右のチャンネルセパレーションが完璧に仕上がったことによる音場空間表現の向上があったのだと思います。

元々からスピーカーは消えていたのですが、そのスピーカーの無ささ加減の次元が変わったようです。

3次元の立体再生と広い空間、音像はタイトになるもアンビエントが豊富。

それでいて無のところはしっかりと漆黒空間なので目の前が小宇宙のような感覚です。

とまあ、盛り過ぎましたが大満足しているのが伝わればと思います。

 

 

 

測定結果はこんなんでした。

 

音のバランスとして大きく改善していたのは100200Hzの充実でした。

人の声の深いところ(肺とか腹から出す音)の感じのリアリティがましたのと、楽器のおいしい低音がこの辺りなんですかね?ベースの感じとかがかなり改善されました。

40Hz以下は以前と比べてかなり減少しましたが、

むしろ、低音のスピード感が増して形も見えるようになって低域の解像度が格段に改善されました。

ダイアトーンのSW-G50というユニットの素性が良かったのでしょう!

これまでは超低域再生にこだわって良い素材ユニットに対してDSP処理で汚してしまった音だったのが、今回の素材重視路線への変更で、SW-G50が持つ再生能力を存分に発揮したセッティングの方がトータルとして良かったという結果でした。

 

私の元々のこだわりが「最短経路、鮮度重視」なのですが、今までは超低域に関してはこれが出来ていなかった。。。

今回の改善で全体域に対してこだわりを貫けた、そんな音になって幸せを感じています。

 

 

【教訓】

いじり過ぎたらいかんぜよ

 

 

 

 

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. CENYAさん こんばんは
    楽しくやってますね。 結果オーライで なんか? これでいいのかい?って感じで 
    でも いい音はでてるよなぁ!!でしょうか。
    DSPと デジアンが ネックだったように思います。また きっと そのあたりの クオリティーをあげてあげると別な世界が 待っているように思います。
    低域は出れば良いという物ではなく,その質が 問われますね。 
    いっそのこと出ないほうが良い!? という選択肢も あるほどですから。
    オーディオは アイディァ次第ですね。
    こちらは あれから ほとんど,触ってませんが 久しぶりに サイトウキネンのマーラーの九番を聴いてきました。帰宅して バーンスタイン,ベルリンフィルを聴きましたが 拙宅のほうが良かったかも???
    なんてね。
    新しく構築する部屋で この音が再現できるか とっても不安!!!

    • X1おやじさん、おはようございます。

      今回は結果オーライでした。
      サブウーファーシステムに当てがっていたデジタル関係の機器類のクオリティを上げたら、また違った結果になっていたかもしれないですねー。
      DSPとクロスオーバーとDACを兼用している「miniDSP」のクオリティアップは以前から検討してはいたのですよ。

      例えば、
      ⑴左右分離のためにminiDSPを2つ使う
      ⑵miniDSPからI2S信号を抜き取って外部DACを使う

      20Hz辺りまでの再生能力が有るのが望ましいので、将来的には態勢を整えてトライする事になると思いますが、今のところは混ざりけを感じないピュアっピュアなホログラミックサウンドを楽しみたいと思います。

  2. CENYAさん、こんにちは。

    ダイヤトーンの強力ユニットを45Hz以下だけで使うのはやはりもったいないですよね。良いユニットの100-300Hzは捨てがたいです。
    最近のメーカーSPでも、以前のように500-800Hz辺りまで使わずに200-300Hz辺りでクロスさせる場合が多いです。拙宅のGerman Physiksも300Hz近辺です。

    次はウーファーユニットの向きの調整と最低域の増強でしょうか?!

    • のびーさん、おはようございます。

      はい、今回はユニットのポテンシャルを活かす方向でうまく行きました。
      超低域を捨てた事になりますが、それを補って余りあるメリットを享受出来たのでもう戻れないです。

      今後やるとしたら45Hz以下用のユニットをワンセット追加購入ですね〜。
      miniDSPも2CH分離で2個使いますし、SW用のDACも追加購入します。
      これぞというユニットに出会えたら真剣に考えます。

      ウーファーの向きは変更無しです。
      正面方向と外面(側面)方向に拡散されるのでサイドツィーターと揃って、結果としてジャーマンフィジクスに近づいて良い感じなのです。笑

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