ヒジヤンさんの音像と音場の両立という壮大な取り組みが完了したということで、成果を検聴するという名目で再訪させていただきました。
「音像」と「音場」。genmiにとって相反するように思われる二つの音響特性を同時に獲得できるのか。頭の中でそれがイメージできないのでgenmiは半信半疑。
それが両立できればそんな素晴らしいことはありませんが、どちらかを際立たせればもう一方がスポイルされるようなイメージを持っていました。二兎を追う者は…です。
で、実際に聴かせていただいてどうだったかというと、、
「音像」と「音場」が見事に両立していました!!!
これは凄い。
ヒジヤンさんの前回のサウンドは、クラッシックをメインに聴かれていることから音場型の上下左右の広がりがとても印象深くて、それにジャズ好きのバズケロさんを年末に迎え入れるということでジャズも鳴るようにオフ会前に少し調音調整されたというものでした。
genmiはその前のヒジヤンさんの音を知らないので、年末のヒジヤンサウンドはクラッシックも壮大なスケールで鳴るし、ジャズも肉厚で迫力満点で鳴っていたので、その時点で十二分にオールマイティに鳴っている印象があったのですが、今回はちょっと次元が違っていて、今までの音場型の音の広がりはそのままに、音の輪郭が出てきて楽器の定位が明瞭なったことで実在感が大幅アップ。
ボーカルものも口がキュッと引き締まって前よりも艶やかなので、俗に言う「目の前で歌っている」ようでした。途中から左右スピーカーの中央にある縦長の大きな拡散材が「人」に見えてきちゃいました(笑)
へぇー「音像」と「音場」って両立できるんだぁ~
恐らく以前のサウンドとの違いは高域が少し立ったことだと思うのですが、これによって音のスピード感やキレも格段に上がっているように聞こえました。
ですから、ジャズ系も本当に気持ちよく鳴るんです。
バズケロさん、マジでこれはキテマスヨ(笑)
音場の広がりは、横方向は前回の印象のままですが、おそらく天井と横壁の間に新たに設置された吸音材により上空の音の広がりが拡大していて、この効果によって合唱系の曲が壮大なスケールで朗々と鳴っていました。
驚異的なのは、ヒジヤンさんがこの「音像」と「音場」の両立をどうやって達成されたかって、音響調整だけっていうのですから、奇跡的というか、芸術的というか、genmiは神業だとマジで思うわけです。
もう一度言いますが、ヒジヤンさんはルムアコ以外は前回から何も変更していません。
一体オーディオって何なんでしょうか(笑)
この音に魅了されてgenmiの(ちょっと遅いですが)春休みの宿題が決まりました!
細かい部分でgenmiが気になったことはその場で伝えさせていただいて、途中実験タイムになったりしましたが、詳細はヒジヤンさんが日記にまとめられるみたいなのでここでは割愛します。
ヒジヤンさん、今回も素晴らしいサウンドを聴かせていただきありがとうございました。genmiは刺激を受けまくりで、とりあえずヒジヤンさんのサウンドを805SDで目指すことに決めました。
オフ会途中からどうやり遂げるかで頭がいっぱいだったので期待していてください(笑)
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genmiさん
こんばんは
ヒジヤンサウンドの最新バージョン報告日記をありがとうございます。
楽しく拝見しました。
変更点はルムアコで、両サイドの上辺、リスニングポイント上辺ですね。
そういえば両サイドの中辺もガーゼからスポンジへ変更していましたよね。
高域が立ち、そして合唱がよく広がると…
バズケロは最近の変化は追いかけていますから、イメージがよく伝わります。
中音域の混成比が抑えられて高域が立ってスピード感が高まったイメージですかね。
早く聴きたいなあ…
それにしてもヒジとバズはオーディオによる音作りのアプローチが両極端的に違うのが面白いです。
バズケロは出音クオリティー優先で直接音重視。
比してヒジヤンさんはルムアコ優先で到達音重視なので…毎回講ずる手立てがかなり違うのです。
毎回お互いが「何でそうなる?!」と内心思っているところも多いのでは?!
お互い得意分野が違うのであれこれ口に出して言うことは少ないとは思いますけど。
ヒジとバズのオーディオ音楽表現手法は随分と違うのに何故か近しいところも多い。
本当にオーディオは不思議だらけです。
GWの相互オフ会がますます楽しみ。
音楽もオーディオも楽しい!
では、では
バズケロさん、こんばんは。
レスありがとうございます。
前回からの変更点はおっしゃる通りだと思います。
genmiも早くバズケロさんに最新版ヒジヤンサウンドを聴いていただきたいです!
オフ会中、ジャズ好きなバズケロさんのお顔がちょくちょく頭に浮かんできて、このサウンドをバズケロさんが聴いたらなんてコメントするんだろう?なんて考えたりしてました(笑)
バズケロさんとヒジヤンさんのコンビは色んな意味でサイコーです!(笑)
バズケロさん
変更した吸音材は、スポンジ(発砲体)ではなくてポリエステル繊維を固形化したものです。安価なものですが、使いようによっては優れものですね。〇〇とハサミは使いよう、なんて感じです。
後は塩ビのペラ板です。こちらもハサミの類ですね。
>バズケロは出音クオリティー優先で直接音重視。比してヒジヤンさんはルムアコ優先で到達音重視なので…
そうですね。自分も出音をないがしろにしているわけではないですが、演奏者が同じでも、ホールや座る位置で全く音が変わることに着目している感じです。
互いに磨きあったサウンドの披露を楽しみにしています。
genmiさん、おはようございます。
検聴していただきありがとうございました。
狙ったことに対しては、概ねその効果を感じていただけてうれしかったです。そして、穴も見つけていただきお手柄でした。途中からは穴対策の実験会の様相を呈してきましたね。中々しびれました。
そして、オフ会の実施がなぜサウンド構築に必要か?という点も深堀出来た気がしています。
このあたりは、穴の話と共に自分の日記に書いてみますね。
ヒジヤンさん、おはようございます。
レスありがとうございます。
先日は刺激が強すぎました(笑)
「穴」という単語が適切かどうかは分かりませんが、オーナーでは気付かないところってありますよね。ゲストの何気ない一言がブレークスルーに繋がったりもします。ヒジヤンさんにとって何かのヒントになったのでしたらgenmiは大変光栄です。
実はヒジヤンさんが今月お越しになった際に頂いた一言と今回のヒジヤンサウンドが見事にリンクしてgenmiの中で大きな気付きがありました。ヒジヤンさんにも簡単にその話をしましたが、今のgenmiサウンドで足らないところを改善するために只今一生懸命宿題をしているところです(笑)
その辺もまた後日日記にしたいと思っています。