遅ればせながら春休みの宿題が終わりました!

日記・雑記
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上の写真は大規模なルムアコ対策を行った後の写真ですが、何が変わったか分かります?(笑)

ルムアコグッズを壁や天井にペタペタ貼るのは日常茶飯事ですが、部屋そのものにメスを入れたのはこの専用室が出来てから初めてで、genmi的には「大規模修繕」並みの大工事でした。

で、何を変えたかというと、、スピーカー周りの壁の吸音溝を塞ぎました!!!

キッカケは先日のヒジヤンさんとの拙宅オフ会で、終わり間際にヒジヤンさんが手を叩いての一言。

「響きがデッド気味ですね」

そういえばそうだなとgenmiもその時に思いました。

思い返せば当初はこの部屋でブーミングとフラッターエコーに悩まされ、この二つの敵を抑え込んで満足していたら今度は超デッドな部屋になってしまい、一旦すべてのルムアコグッズを部屋から撤去したという経緯があります。

その後はトライ&エラーでなるべく響きを殺さないように必要最低限のルムアコグッズで対策してきたつもりです。

部屋の音響対策がそれなりに完成の領域に達したかなと思っていた矢先のヒジヤンさんの一言にはえらく動揺しました(笑)

genmiはライブな音が好きでやってきているのにムムム…

そんな折のヒジヤン邸訪問でした。

「音を回す」と「部屋を鳴らす」の冬休みの課題は無事にヒジヤンさんから合格点をもらうことが出来て、だからこそ“今のgenmi”が本家ヒジヤンサウンドを再び体感したときにどう感じてどう思うのか?という部分に非常に興味がありました。

そして聴かせていただくと、さすが本家本元。「音を回す」と「部屋を鳴らす」についてはうちでも再現できていることが確認できたのはよかったのですが、とにかく圧倒的でした。

何が圧倒的だったかというと、『響きの厚み』です。

これがうちでは薄っぺらいというか、線が細いということがヒジヤンサウンドと比較して明確でした。大型スピーカーと小型スピーカーの違いはもちろんあるのですが、genmiがここで言っているのは『音の厚み』ではなくて『響きの厚み』です。

『響きの厚み』があることによって身体で「音」を感じられ、音楽を聴いていてとっても楽しいですし、「音楽の説得力」が違います。これがgenmiサウンドでは欠落している。さてどうするか?

今回もヒジヤン邸からの帰りの電車で構想を練り、早々に行動に移しました(笑)

genmiが考えた部屋の問題点としては、「スピーカー周りの吸音溝で大事な音(響き)を吸ってしまっているのではないか」です。

この部屋は簡易防音室になっていて、設計士にすべて丸投げした「なんちゃって石井式」が採用されています(笑)

部屋の四方の壁には床から天井まで吸音溝があり、そこから二重壁の間の空間に充填された吸音材で吸音する仕組みになっています。

スピーカー周りのその吸音溝が問題だと考えたわけです。

最初は吸音溝を板か何かで単に塞ぐことを考えたのですが、せっかくある吸音溝なのでそれはさすがにもったいないと却下。

そしてうちで大活躍のアンクからヒントを得て思いついたのが「丸棒」で塞ぐでした。

吸音溝の一列はサランネットで覆われた二つの木製フレームでカバーされています。その木製フレームはマグネットで固定されていて取り外せます。これを裏返すと高さ46cm間隔で各フレームに3段ありました。そこに長さ46cmの丸棒を敷き詰めるというアイデアです。

これがうまくいけば、いい塩梅で質の高い拡散と吸音が出来るはず。

考えがまとまれば即実行です!

① ホームセンターで直径3cm×長さ300cmのタモ丸棒(クリア塗装)を17本購入して長さ46cmにカットしてもらう。46cmが102本、24cmが17本と大量発生。

② 木製フレームに46cm丸棒を敷き詰めて隙間を等間隔にして上下をガムテープで固定。最初は木工用ボンドで接着を考えていましたが、これが至難の業だったのでガムテープに変更しました。結果的に丸棒の微調整や本数の変更が容易なのでガムテープにして大正解でした。

③ 先ずは805SDの斜め後ろにある横壁の吸音溝からスタートです。最上段だけ「解放」にして、スピーカー横に位置する下から2段目と3段目は丸棒8本、それ以外は丸棒7本を投入。スピーカー近くの音は絶対に逃さないゾという意気込みです(笑)

④ 805SDの背後の壁にある吸音溝も同じように行いますが、YAMAHAパネルの真後ろは対策不要と考え、パネルからちょっとだけはみ出している部分は24cm丸棒を工夫して固定しました。奇跡的に長さがピッタリ(笑)

⑤ 今回一番驚いたのが、ちゃんと緻密に計算して実行に移したわけではないのに、残ったのは24cm丸棒一本だけなんてすごくないですか?

ということで完成いたしました!!

ドラスティックな工事なのに全然目立たない。というか分からない(笑)

一番肝心な音はどうかというと、これは間違いないです!

今回の対策でフラッターエコーが再発するのではないかと少し心配していましたがまったく問題なし。手を叩いてみると以前よりもライブになっています。

現在まだ絶賛検証中ですが、音楽が有機的になってめちゃくちゃいい感じ! 音楽と触れ合っている感覚です。

幸田浩子のカリヨンとかを聴いてみると、幸田さんの美声で鼻先がムズムズしてきちゃいます(笑)

あーこれが音楽。あーこれが人間なんだなぁ。

というわけで、重要な気付きを与えてくれたヒジヤンさんには感謝しかありません m(__)m

それにしても、オーディオって一体何なんでしょうね (^^;)

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. genmiさん、その手で来ましたか。

    よさそうですね。先日に聴かせてもらってもらっていますので、新たなサウンドが聞こえてくるようです。

    それにしても、タモの丸棒は思いのほかに安価なんですね。アンクが高価なので、お高い材料かと思っていました。自分はお金をかけずにいい音を出すのがカッコいいと思うたちですので、「やられた~」と思いましたよ。

    これは互いにサウンドアップしたことになるので、再度の検聴会をやらなくてはですね(笑)GWは予定合わずで、6月は自分がコンサートなので、その後くらいがいいタイミングですかね。

    • ヒジヤンさん、こんばんは。
      レスありがとうございます。

      なかなかグッドアイデアですよね?

      我ながら自画自賛しております(笑)

      タモの丸棒はこの上の直径35mmから値段が跳ね上がる印象でした。30mmのコスパは良いと思います。

      >「やられた~」と思いましたよ。

      この言葉をつまみに美味しいお酒を頂いております(笑)

      相互検聴会の件は了解です。それまでに検証して詰めておきますね。

  2. genmiさん こんばんは 
    改善 大成功のようで お疲れさまでした。 そして おめでとうございます。
    いつも とても楽しく コメントやら 日記を楽しませていただいております。
    石井式のように 吸音部を 壁に設けると 少なからず 弊害は有りますよね。 
    フラッターから 逃れるかもしれないけど おいしい音楽も吸われてしまいますね。
    とても有機的ななり方になったということなので 今は 音楽を検証しながら楽しむのに夢中でしょうね。 ただ 余計な一言。 とりあえずガムテープで 止められた丸棒 検証が済んだら ぜひ 固定されてください。 余計な微振動を止めることができると思います。
    私も 地理的に近ければ 皆さんの交流に参加したいところですが 少し遠いですね。 近々リタイヤしますので ぜひ 機会があれば 参戦させてください。
    よろしくです。

    • x1おやじさん、こんばんは。
      レスありがとうございます。

      >改善 大成功のようで お疲れさまでした。 そして おめでとうございます。

      ありがたいお言葉をありがとうございます。

      >フラッターから 逃れるかもしれないけど おいしい音楽も吸われてしまいますね。

      はい、美味しい音が吸われていました(笑)

      ただ、拙宅のような6畳の狭い部屋で大音量を出しても音が飽和しないのは「なんちゃって石井式」のお陰ではないかと思っています。

      石井式だから良い悪いではなくて、音響を大きく捉える視野と判断力が大事ではないかと今回学んだような気がします。

      >ただ 余計な一言。 とりあえずガムテープで 止められた丸棒 検証が済んだら ぜひ 固定されてください。 余計な微振動を止めることができると思います。

      これはですね、変更が容易だという利点以外に、もしかしたらガッチリ棒を固定するよりもガムテープで多少遊びがあった方が音的に有利に働くかもという気もしてるのです。

      その辺は聴き込みを進めて何か違和感を感じたら色々と検証してみようと思います。

      いずれにしてもありがたいコメントをありがとうございます m(__)m

      >近々リタイヤしますので ぜひ 機会があれば 参戦させてください。
      よろしくです。

      ぜひぜひです! 機会を作りましょう。

      今からお会い出来るのを楽しみにしています。

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