FeastrexとYL【出川工房訪問 後編】

日記・雑記
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昨日の出川式電源比較試聴【出川工房訪問 前編】に引き続き、後編は出川工房で聴かせていただいた感想などの日記です。

昨日は、出川式電源の特徴や組み合わせによる変化のメモを書きましたので、今日はFeastrexとYL音響のスピーカーによる2つのシステムの印象について書こうと思います。

出川式電源の比較試聴に使用したスピーカーは「Feastrex」の12cm 励磁型スピーカーNF5EXです。和紙製のコーン紙によるこのスピーカーは雑誌などではよく見かけるものですが本物を見るのも聴くのも初めてでした。

スピーカーの上にのっているのが出川式電源の定電流ユニット。

このスピーカーで聴く、出川工房の音はポン置きでも部屋中に音が充満する。そして定位も明確に出て奥行き感があり、厚みのあるものだった。驚いてしまうのはたかだか12cm口径のユニットから出るベースの音だった。実在感溢れ、音階もはっきり出ており耳を疑うものだった。これは、素性の良い小口径フルレンジスピーカーと出川式電源+ルビジュウムクロックの織りなす業なのだろうと思う。昨日も書きましたが、部屋中機材だらけで音響的な配慮はまったくされていない普通の部屋なのだ。そしてCDPやAMPは昔の普及型の製品がベースになっている。FeastrexのNF5EXだってそんなに高価なものではない。本当に自分の目と耳を疑うものだった。この音は以前に出水電器の試聴室でジンガリの小型2Wayスピーカーをフル出川で鳴らされていた時も同様に感じた。この時は、試聴室の音響が良いのだろうと思っていたが、どうやら小口径スピーカー+フル出川式電源の特徴でもあるようだ。

次に、出川先生が昔から愛用されているYL音響のホーン4WAY+ウーファーの5WAYシステムも聴かせていただいた。この5WAYスピーカーはマルチアンプシステムで駆動される。もちろん駆動するアンプは出川式電源が装備されている。

ワイヤーラックに組まれているアンプがマルチ駆動用のアンプです。2台のチャンネルデバイダーで帯域分割されていました。

試聴の感想ですが、ボーカルや小編成ものはFeastrexの方が好きでした。何と言っても、小口径フルレンジスピーカーから出る音が部屋中を埋め尽くし、定位・立体感共に申し分のない音を奏でていたからです。ですが、このマルチウェイには別の良さがありました。ピアノの音の重厚感や編成の大きいものの迫力は小口径ではかなわない。そして、出川式電源を使うとマルチスピーカーのユニットの位置調整が非常に楽になるとおしえてもらった。これは小口径フルレンジがポン置きでもmm単位でスピーカーの位置調整をしたものと同様な音場を作るのと同じ理屈だとお聞きした。

では、なぜそうなるのかなのだが、お聞きしたことをそのまま書くと、
1、現在の電源はコンデンサーの放電後に充てんする時間は、ダイオードが電流を流す仕掛けになっている。
2、だが、コンデンサーが放電から充填に移る時に、一時的に電子の向きが逆向きとなり、ダイオードとの関係がショート状態になるため電流が流れなくなる時間が存在するとのこと。
3、この電流が流れない時間を別の電源回路を追加することにより、このショート状態の時に別付けのコンデンサーから電流を流す仕組みになっているのが、出川式電源なのだそうだ。
4、一般の電源は、この電流が流れない時間により音楽信号の欠落が発生するとのこと。
5、この欠落をなくすのが目的の出川式電源とのことでした。

出川先生の紹介文から引用させてもらうとその効果は
「再生されなかった10%の音声信号が再生され、失った立ち上がり音の時間も正確に再生、ノイズ発生がなくなるため,自然界の音、倍音再生ができます。」
とのことです。本当にそのように感じるものでした。ですがお聞きしたことをそのまま書いただけなので、質問されても答えられません(笑)音や理屈の詳しいことを知りたい方は、出川工房を訪問して聴いて聞いてみて下さい。

では、このような体験をさせていただいた私はどうするのか・・・・・
これは別の日記に書くことにします。

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