道中膝栗毛レポ【第11話:Mt.T2邸 中編】

日記・雑記
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昨日のMt.T2邸レポの続編です。

「帰ってくるなら、もっと早く電話してくれなくちゃ」
到着直前で奥さまにTELしたテツは怒られていた。娘さんもリビングに居たようなので、追い出す形になってしまった。「こんにちは」と声をかけたのだが、笑顔はなかった(汗)

そんな急な訪問だったのだが、皆さん気を使っていただき席を譲っていただいた。
システムやセッティングは日記で拝見していたので見慣れてたと言うか、写真と同じだと思った。スピーカーがかなりリスナー寄りに置かれているが、これはRC構造の柱が右隅にあるため、壁からの距離を左右で等しくする配置となっているためである。SPからリスナーの距離はかなり近いと思った。2mあるかないかだろう。そして少しでも距離を稼ぐべく、部屋に対してやや斜め方向にスピーカーの中心軸が向けられていた。

機材の数は多い。これも日記で紹介されていたので知っていた。ワイヤーラックなのだが、重めのボードが敷かれており200キロオーバーなのだと言う。

室内は吸音中心のルームチューニングが図られていた。RC構造のため低音が籠ってしまうので対策されているとのことだ。

早速、試聴タイムに移った。最初はボーカルの曲がかけられたと思う。
第1印象は「ヘッドホンを聴いている感じ」というものだった。後ろに音が回り響きが強いために、本当に脳内定位するような感覚だった。この感想を告げると「いつもはリスナ横の引き戸を開けて使っているから問題ないのだ」と言われた。扉の向こうは寝室なので今日は空けられないそうだ。

(この時点で振動吸収子はついていなかったが、後から撮った写真なのでお許し下さい。)
数曲聴かせてもらったが、かなりのルームチューニングの跡と、この低域のこもり方はかなり大変だと思った。左側の壁面が、全て太鼓状の引き戸なので2mサブウーファーがついてる感じだった。ここまで部屋の条件が厳しいときついだろうと思った。引っ越しで荷物が多くて大変だったらしい。スピーカー横の引き戸の中には段ボールが詰まっていると聞いた。そんな条件なら見えないので開けてみようと言うことになった。スピーカー横、全開放だ。

この状態だと音は一変する。オーディオショップで聴くようなS-1EXのサウンドになった。でも、テツは浮かない顔だ。やはり全開放は生活上厳しいらしい。じっと見つめながら、少しづつ扉の開け方を変えていった。

スピーカー後が少しだけ空いている。これでも十分効果はあった。先ほどまでの籠りや圧迫感が感じられない。これなら生活上も支障ない(奥様からもOKが出る。)範囲に収まるそうだ。

この時点で、自分の出番が来た!と思った。

次回に続く

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