道中膝栗毛レポ【第17話:Ray邸 後編-2】

日記・雑記
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お使いの機器について、簡単に説明していただいた後に試聴に移った。

最初は、フュージョン系のパーカッションがメインのソフトを聴かせていただいた。
この低音が良いのである。下が伸びきっていて、締まった低音を聴かせてくれる。そしてスピードも早い。皮の音と胴鳴りの音が揃っているのでリアルだ。そして38cm+サブウーファーのためか、良い意味で重い低音だ。腹にずしりと来る。早いのだけれど、重い低音。この音は中々出る音ではないと感じた。最初に3曲ほどフージョン系の音楽を聴かせていただいたのだが、どれも皆同様に良かった。スケール感の大きな、特に低域が素晴らしい音を出されていると感じた。

次にピアノだ。(だったか、もう順番は忘れてしまった)ピアノは、隣室に本物のグランドピアノが2台あり、奥さまの演奏を何時も聴かれている。

だから、オーディオの音と本物の音の比較を何時もされている。そんな比較からCDに入っているピアノの音は本物とは違うと言われていた。響きが強すぎるし、綺麗すぎるのだそうだ。Rayさんのお宅でも本物と感じられるソフトは2枚しかないと言われ、両方をかけていただいた。生との比較は出来なかったが、自分の拙い生演奏の記憶とも整合するものだった。これほどのピアノは中々聴けないものだと思う。

自分もピアノを好く再生したいと思い調整中だったので、同じソフトを購入したいと思い写真に撮らせていただこうとした。すると、2枚持っているので1枚頂けるとのことだった。ありがたく頂いて持ち帰った。だが、帰ってから再生してみた結果は、ご想像の通りである。

そしてフルオケ。自分が難題DISKと知って購入したマーラーの5番を聴かせていただいた。このDISKは空間表現がたっぷり入ったDISKなのだが、ホーンのスピーカーでここまで空間が出るかと思うほどに立体感と空気感が出ていた。恐れ入るものだった。やはり天井が高く、音響の素晴らしい空間だからこそなせる業なのだろうと思った。

更に、ボーカルの曲に移った。何曲か聴かせていただいた後、持ち込みのDISKもかけてもらった。ピラミッドバランスの安定した音だと思ったのだが、やや高域が抑えられた印象を持った。それを告げると、承知の上の調整結果であることがわかった。これまで、全てCD専用機のP-0sで再生されていたのだが、このトランスポートの特徴であるとお聞きした。そしてSACD用のSA-12S1に切り替えて再生された。確かにバランスが高域寄りにシフトしていく。だが、薄いし軽いのだ。なるほど承知の上で選択されているのを納得したものだった。

次にソースを変えてアナログDISKの再生だ。
CDからLPに換えると、音の密度が上がる。より生で聴く感じに近づくと言ったらよいだろうか。CDばかり聴いている自分にとっては、スクラッチノイズが気になる面もあったが、アナログ世代に育ったものとしては音質はこちらの方がしっくりくる。
更に、マルチは音場が広がり空間が変わる。良し悪しではなく、これは別物だと思った。時間はなかったのだが、一連のソースを聴かせていただいた。

そしてゲゲゲショーの時間がやってきた。

次回に続く

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