道中膝栗毛レポ【第25話:ひで邸 後編】

日記・雑記
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ひと通り機器の紹介をしてもらった後で、小型の自作スピーカーにつづいてメインのA5の出番が回ってきた。


最初はボーカルものだったと思う。A5との距離がかなり近いためにどんなサウンドが飛び出すかと身構えていたのだが、ウーファーとホーンの繋ぎもうまくコントロールされていると思った。そして、音量はやや小さめといったところだろうか。前宅で爆音を浴びてきていたので、そう感じたのかも知れない。

2曲目辺りからだったか、胡散臭い物好きのひでさんは早速実験を始めた。ディスクスタビライザーを設置することによる音の変化だ。ひでさんは、何種類もディスクスタビライザーを持っていた。最初にKサウンドのものを設置した。出てくる音がまったく変わってしまった。「こりゃ変わり過ぎでしょ!」ということで、同じKサウンドの違うものが出てきた。「これはまずまずだがそんなに変わらないかな」といった印象。そして真打登場、ゲゲゲのものが出てきた。それを付けると「これが一番良い!」と教授がすぐに言った。続いてモモンガさんが「これはいい!」と言う。テツと自分は静観だった(かな)。面白いと思い、マグネシウムのものを手持ちにしていたのでそれも比較したのだが、評判は今一歩だった。やはり、ゲゲゲのアイテムは廻りのゲゲゲのものとの相性もあるのかも知れない。

そして、ゲゲゲのディスクスタビを取りつけたものを中心に次々と聴かせてもらった。全体の印象としては「厚みのある、昔のジャズ喫茶を思わせるサウンド」だった。得意不得意が明快に別れるようだったが、パイプオルガンの音はエネルギー感が部屋中に充満するような、とても心地よいサウンドだった。 さらに「シンバル命」と豪語されるだけあって、シンバルの音は芯が強く厚みがあるのだが煩くならない、こだわりのサウンドだと思った。

そして、お約束のテツの出番のゲゲゲショーは始まった。

ひでさんは、もともとゲゲゲ使いだったのだが、テツが持ち込んだ「仮想アースの最新品、ダブル使い」からのプログラムだった。何の曲だったかは忘れたが、曲がかかった瞬間に教授が「これはいい!」と言って後ろにひっくり返った。するとモモンガさんも「これは凄い!」と言って後ろにひっくり返り、鼻血を出した。(多少オーバーな表現があることはお許し下さい。)テツは満面の笑みを浮かべている。自分もビックリした。うまく調整がされているとはいうものの、この距離である。やはりウーファーとホーンから出る音が分かれて聞こえる所がある。だが、このブツを付けたら素直につながって聴こえた。ウーファーの動きも見違えたように軽くなったように感じたのだ。ウ~ン、やはりゲゲゲに囲まれて効果絶大だったのか・・・。それとも、ゲゲゲ好きのパワーが共鳴し合って抜群の効果を生んだのか定かではない。だが、主のひでさんはあまり浮かない顔だった。皆が「これは買いでしょう!」と騒いでいたのだが今一乗り気ではなさそうだった。このパターンは良くあるのだが、主は自分好みに作った音が変わってしまうのを中々受け入れにくいようだ。自分も電源工事が終わった後に聴いた時に同様の感じだった。良さを感じ取れないのだ。そんな中でこの変化にひっくり返った教授は「ゲゲゲ禁止」と言っていたのを解除して「ウチでも試したい!」と言ってトランクにしまわれた。もちろん「超結界」タイムも始まった。これも非常に効果的に効いた記憶がある。やはり、ゲゲゲの館では効果が倍増するのかも知れないと思った。

こんな盛り上がりの中で、その場で名物の鳥料理とお好み焼きをご馳走になり、ゲゲゲ談義は続いた。そして時間を見るともう夜の8時を回っていた。今日は3宅訪問の予定だ。このまま話していたら次なる丹波邸の到着が明日になってしまう・・・ということでひで邸を後にした。

次回に続く

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