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道中膝栗毛レポ【第29話:モモンガ邸 中編】

日記・雑記
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四国入り2日目の一番はモモンガ邸に伺った。
モモンガビルの4階にあるリスニングルームに通していただくと、そこは趣味の部屋と言った趣で音楽一色だった。オーディオはもちろん、ピアノも置かれていた。

この写真は、モモンガさんの日記からお借りした写真です。
縦長の16畳ほどのスペースでしょうか。短辺方向にK2オーディオのスキャンスピークスのユニットを使ったスピーカーを置かれていた。

そして前段の、エソテリック P-0sや増幅系はジェフローランド コヒレンス・モデル6などハイエンド機材で固められている。

早速、試聴タイムに移る。最初はモモンガさんがお好きだと言う癒しサウンド、チェロが主体となった曲を聴かせていただいた。そして、お好きな曲をテツと共に前が私で後ろがテツのポジションで数曲聴かせていただいた。お人柄通りの優しい音楽を奏でていた。だが違和感を感じる部分もあった。全体の感想は癒し系の音と言われる通りの音だった。

この違和感は、モモンガさんも感じるとのことだったので、3人で協議して、まずは周波数特性を測ってみようということになった。

左スピーカー約1mの単体音:ややハイ上がりで若干のピークとディップがあるが綺麗な特性だと思った。

リスニングポジション:若干のピークとディップはあるがまずまずの特性だと思った。


そして違和感とは、①音が部屋の下から2/3位までしか廻っていない感じ、②音像が全体に左寄りで、右側のラック付近の空間に音がない感覚 だった。①は前に座っていると特に感じ、②は後ろに座っていると特に感じるものだ。周波数特性は良いので、間接音の影響であることがわかった。

モモンガさんは、向上心が強くお優しい方だったので、大勢いる時に改善検討してみようということになった。そしてまずは①から協議した。結果はHY邸と同じで、吸音天井を採用されているため上の音を吸ってしまっているためと推定した。どうしようかと協議した結果、スカイラインもどきがスピーカーの上に設置されていたのでそれを、1次反射部分に持ってくることにした。

この状態でリスポジでは音が上からも回って来るようになった。

次に②の対応を協議した。まずは、使われていない拡散パネルを右側に追加してみた。効果がなかった。次に最近設置されたという遮光カーテンを外してみた。これも効果がなかった。そうこうするうちにKin-yaさんが来られた。

これが噂のKin-yaさんかと思った。モモンガさんの日記でお代官様との誉れ高い、優しいKin-yaさんだ。Kin-yaさんが来られてからはハードだった。「右下から音が出てない!」「音場空間が出来てない!」噂にたがわぬ、お代官様のご様相だった。

次回につづく

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