道中膝栗毛レポ【第36話：Michel邸 中編】

さぬきから愛媛に渡り、Michel邸に到着した。この日は、Michelさん、Kin-yaさん、テツと共に4人だった。

そこは、12畳ほどのシックな応接室といった風情であった。部屋は厚手のカーテンで覆われており、床にはカーペットが敷きつめられており、反射が少ないデッドな空間だった。

その空間にJBLエベレストDD55000がその大きな体を部屋の正面に居座るかのような風体で置かれていた。その横にはYAMAHAのサブウーファーが2台置かれている。その間にはYAMAHAのパワーアンプとパッシブプリが積み上げられており、YAMAHA好きであることが見て取れる。そしてイコライザーも使われており微細な調整がされているようだ。

だが、やはり主役はエベレストDD55000なのだろう、その大きさと言い、ホーンの迫力と言い視線は自然とそれに魅かれてしまう。

ケーブル類もごついものが何本も使われており、一本$7000するという電源ケーブルが何本も使われていた。

最終日と言うこともあり、あまり時間はなかった。ネットで数回やり取りしたことがある程度のお付き合いであったが、日記へのコメントもかなり切り込んで来られる方だったので、挨拶も早々に試聴に移った。私が山岡未樹さんのライブオフ会を実施したことをご存じで、1曲目は未樹さんの「Dear Friends」からかけられた。サブウーファーはONされていた。

1曲目が終わった。
すかさずKin-yaさんの一言が出た。「なんや、この低音は、ウッドベースやない。エレキベースや！」・・・・・・

次回につづく