ベルウッド邸訪問 -もう大型スピーカーはいらない!?

日記・雑記
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以前から相互交流を実施しているベルウッド邸に4か月振りに行って来ました。たかが4か月されど4か月、前回訪問からの変化はとても大きなものでした。

この間で手を入れたことは、大きく言って下記の2つとのことです。
1)スピーカーを含むオーディオ機器の一点メカニカル・アースの採用

2)天井コーナー及びその他細部ルームチューニングの追込み

(ベルウッドさんの日記からお借りした写真です。)
その結果を一言で表すとすれば、「実在感ある音像と空気感漂う音場の両立したサウンド」と感じるものでした。

試聴タイムが始まり、互いに聴きなれたDiscから始まりました。

どのDiscからも一聴して部屋全体に漂う空気感が増しているのが印象的でした。以前から課題としていたチェックポイントは難なくクリアしていきます。少しだけ気になったのが、幸田浩子/カリオン1曲目のアヴェマリアでのコントラバスのピッツィカートです。4~5回目に弾かれた音だけが大きく響く点です。互いに聴きなれたCDですが、それ以外は非の打ちどころのない演奏でした。

その後、お勧めDiscを次々に聴かせてもらったのですが、今回特に印象的だったのがオーケストラです。室内音響的に少しだけ気になった部分を補正させてもらった後の演奏は圧巻でした。ガーディナー&フィルハーモニアオーケストラの「惑星」から“木星”では、オーディオならではのスケール感と楽器群の音色が体を包み込み、まるで宇宙空間を味わうがごとくの再生です。一般家庭の音量制限の中で聴くなら、大型スピーカーはいらないと思わせるサウンドでした。その感動から思わずオーナーにここに座って聴いて欲しいと思い席を譲ったほどです。

前回オフ会での印象は、「ナチュラルでバランスの良いサウンド」でした。当時の日記を振り返ると、『帯域バランス、音像と音場のバランスが自然です。際立つ音を抑えながら、音楽を楽しむためのサウンドに仕上げられたように感じました。』とあります。以前のサウンドもよかったです。ですが自分の視点からは、もう少し際立つ音が欲しい!と言うのが本音でした。今回は、その際立つ音を手に入れたと言う変化です。

以後は、各種比較や効果などのお楽しみタイムです。魔法の鈴はこの時間に出て来ました。これらの話を同じ日記にすると、4か月間の変化の感動が薄まってしまいますので別の日記に書きたいと思います。

それにしても、この4か月間の変化は大きいものでした。やったことは2つとお聞きしましたが、途中行われた海外での音楽旅行の感動体験やオーディオ仲間との相互交流など、自己の中に蓄えられたものが大きかったのだろうと感じます。長らく、大型スピーカー/小型スピーカーの是非について話題にしてきた間柄ですが、これだけ聴けるならもう大型スピーカーはいらないかもしれない、と思わせる躍進のサウンドでした。

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ヒジヤンさん

今回も刺激的でとても楽しいオフ会となりました。さっそくのレポートありがとうございます。

たった4ヶ月ですが自分でもいろいろやっていることに気づいて自分で自分に驚いています。その成果を確認していただけで本望です。それも元をたどっていくとヒジヤンさんとのオフ会やそこでの議論がきっかけになっています。

今回も、ウェルフロートの議論をしましたが、前回のことをふり返ると「バネの減衰は難しい」で終わっています。この話しも私は未消化なのでこれは今後の課題です。進捗をまたいろいろ教えてください。

幸田浩子/アヴェ・マリアのベースのピッツィカートのことですが、私も気にしているところです。あの音は、定在波によるブーミングなども起こしやすくチューニングのポイントになっています。WFBや一点メカニカルアースの導入で自然とあのようなバランスになってきましたが、以前の私はむしろ締まり過ぎで今の響きが正解なのではないかと納得しているのです。私は絶対音感はありませんので不確かですが、あの音はAの開放弦なのだと思います。生音で聴いてもベースやチェロの開放弦は突出して響きます。A線の開放弦は55Hzですからスピーカーや部屋のピーク、ディップになりやすくクリティカルで難しいのだと思います。次回は、ヒジヤン邸であそこがどう鳴るか聴かせてください。

byベルウッド at2016-07-11 16:55 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん、こんばんは。

ベルウッド邸のシステムの『空間再現能力』は特筆する次元で『定位』の素晴らしさと合わせて他者の追随を許しませんね。

以前は低音の量と響きはアンプがバッテリー駆動のせいか?薄口かなと思っておりましたが、最近ではそうではないようです。

同じく小型SPで低音の量と質といえば、キリンさんの805SDは素晴らしいです。

私はキリンさんのシステムよりも低音の量は出ますが、質が大きく劣るのでまだまだ未熟なシステムです。

byニッキー at2016-07-11 18:54 [このレスを削除する]

ベルウッドさん

素晴らしい躍進ぶりでした!
大型スピーカー好きの自分に、「もう大型スピーカーはいらない!?
」と言わしめたこと、さすがです。

幸田浩子/アヴェ・マリアは、甘美な弦楽合奏と歌声に酔っていた時に、意表をついたような「ボ~ン」が気になったものです。生の演奏会だったら、コントラバスがもう一つだった・・・と感想を述べるかもしれないと。

全体的にはとてもよかったです。次回は、アヴェ・マリアの「ボ~ン」だけでなく、「やっぱり大型スピーカーはいい!」と言わしめるような再生を目指します。楽しみにしていてください!

byヒジヤン at2016-07-12 12:33 [このレスを削除する]

ニッキ―さん

べルウッドさんのオーディオにかける熱意、行動力には本当に脱帽です。それに加えて大変な勉強家で知識もどんどん増やしておられますね。

持ち前のクラシック音楽愛好家の側面とオーディオでのサウンド作りの成果が実を結んだような演奏でした。小型スピーカーですから低音の伸びや量感は控えめですが、一般家庭で常識的な音量制限の条件下ならば、オーケストラ演奏でも小型スピーカーで充分と言いますか、小型の方が良いのではないかと思わせてくれる素敵な再生でした。

小型スピーカー使いの方々にも様々なサウンドがあるのでしょうね。機会があれば各邸にもお邪魔して聴かせてもらいたいものです。

byヒジヤン at2016-07-12 17:24 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん

コントラバスの音の質を問われるのは小型スピーカーとしてはしんどいですが(苦笑)、バランス的な問題と受け止めます。

4回目のピッツィカート(1:27)は波形で確認しても一番大きな音圧になっていますので、相対的にここが大きく響くのは正解なんです。かえって音量が均等だとか締まりすぎは帯域にディップが生じているということになります。あとはどの程度かというバランスの問題ですね。

ヒジヤンさんがここにこだわるのは、例の振動減衰問題(=ショックアブソーバ)でしょうか。私なりにちょっとアイデアが閃きましたので試してみました。ちょっといい感じですヨ。明日以降、もう少し聴き込んでみます。

byベルウッド at2016-07-13 00:53 [このレスを削除する]

ベルウッドさん、おはようございます。

全体が素晴らしいので、このような細部のポイントが気になってくるものです。ご自身がこれでよいと判断されているのであれば何も申し上げることはないですが、このDiscのこの曲は相互交流の確認曲でもあるので….

具体的な事象として気になったのは、コントラバスの音の質ではなくて、量です。手前のピッツィカートの音が小さいのに、この音だけ急に大きくなる感じでした。自宅でも確認してみました。確かに4打目は開放弦のようで、他の音よりも響きますね。6打目も響きが多めですかね。だから、先日のオフ会では、自分だけが過剰に気になったのかもしれません。

そう言えば思い出したのですが、このDiscをチェック用に使っている大型スピーカー使いの人が、この部分でドヴァ―っと低音が出ると言われていたことを思い出しました。

このコントラバスのピッツィカートは、新たな共通のチェックポイントになりそうですね。

byヒジヤン at2016-07-13 10:02 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん

私は、ずっと前の805の時代から、ここをひとつのポイントにしてましたよ(笑)。

やっぱり小型はこれが小さくなりがちで、大型は盛大になりがち。でも小型だから、大型だから、というわけでもないと今では思うようになりました。ここはオーナーの低域についての技量とセンスが問われますね(笑)。

byベルウッド at2016-07-13 14:57 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん、 ベルウッドさん、
こんばんは、 このディスクの6曲目ですよね。
少し大きめに響きますが、違和感を覚えるほどには、ひびきませんが、

違ったら、ご免なさい、

byX1おやじ at2016-07-13 22:06 [このレスを削除する]

横レス失礼いたします。

新潟のおばかさん

1曲目のトラック「カッチーニのアヴェ・マリア」です。1:14辺りから入るコントラバスのピッツィカートのことで、そこから数えて4つ目(1:29)のことです。

byベルウッド at2016-07-14 10:20 [このレスを削除する]

ベルウッドさん
ヨコヤリをいれて お邪魔しまして,すみません。

いつも コメント等 読ませていただいていて, 気になるものは

チェックしていたものですから、

ありがとう ございます。 チェックしてみます。

byX1おやじ at2016-07-14 11:40 [このレスを削除する]

新潟のおばかさん、レスありがとうございます。

ご質問はベルウッドさんが答えてくれているので、少し蛇足を。。。

この幸田浩子/アヴェ・マリア(カッチーニ)は自分が置いているポイントは「甘美でうっとりする演奏です。」

冒頭の右サイドからチェロがメロディを取る弦楽合奏の美しさ。コントラバスがセンターからチェロの音色の下支えをし、左からの高弦のハーモニーが美しいです。

加えて、ソプラノの歌声の浸透力と神経質にならずに訴えてくるかですね。

コントラバスは、最初アルコでハーモニーを奏で、途中からピッツィカートでリズムを取る感じに変わるんですね。場所はセンターですが、この変化にも注目です。

byヒジヤン at2016-07-14 13:18 [このレスを削除する]

こんにちは お昼休みに チェックしました。 コントラバスのピッツィカートは 音程が低くなり,響きも長くなりますか゛ そんなに強調されるとかは 無く.鳴っていました。
低域を締め過ぎなんでしょうか? 

ヒジヤンさん。 了解です。  ご指摘の点を踏まえ,再度 視聴したいと思います。

幸田さんの声は 神経質に鳴ることは無く,どこか やさしさと甘さを備えてますよね。

もっと 甘く,歌うように チューニングに勤めます。

byX1おやじ at2016-07-14 14:28 [このレスを削除する]

新潟のおばかさん、さすが早いですね。

とても前向きなので追記です。
1曲目アヴェマリアのチェックとして、歌声の定位があります。定位が揺れやすいのです。しっかりセンターに位置して、かつ歌いかたの変化も再生されることがポイントかなと思います。

このあたりも確認してみて下さい。

byヒジヤン at2016-07-14 17:02 [このレスを削除する]

ヒジヤンさん ありがとうございます❗
おっしゃるところ、戻り次第、チェックしました。全て及第点かどうかは、わかりませんが、なるほど、と頷きながら、聴きました。コントラバスの支えがあってこそのチェロキーの骨格が、太くしっかり、するように思います❗ 低音域もの音階も。明確に表現できたら、素敵ですね

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