大晦日のバズケロ邸 -ハーベス部屋で

日記・雑記
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朝の7時にホテルで待ち合わせて相互訪問の折り返しです。車に乗り込むや否や始まるオーディオ談義でした。しかも、この二人ですからテクニカルな話が主体で、意見の合うところもあれば合わないところもあります。だんだんと話は深い部分に入ってゆき、ナビ役のはずの自分も、つい話しに夢中になってしまい曲がり損ねて、バックしてもらったりの珍道中でした。それでも、その甲斐あってか意見が対立する部分は、過去の経験にまで遡れば理解しあえるものだという事に気づかされる貴重な時間だったと思います。

 

写真はイメージです。高速に入ってからはまっすぐにひた走りました。

途中で軽く朝食もとり、4時間ほどで遠州のバズケロ邸に到着しました。これで3回目の訪問になります。

部屋に入るとオーディオ機器には電源が入っており、いつもの如く青白く光るものも見えました。すでに暖房も効いていて準備万端です。さすがに小さく音楽が流れていることはなかったのですが、ここで、またしても爆笑タイムでした。前回は邪心がキーワードでした。今回はウォームアップです。本当にいつも面白いネタを提供してもらっています。(感謝)

最初のハーベス部屋でもすぐにオーディオ・タイムは始まりました。まずは今回の変更点の説明です。主な変更点は、スピーカーの配置を見直したことと、スピーカー下に旧タイプの砂箱を設置したことだとお聞きしました。

しげしげと眺めてみると、スピーカーから床までの間には数々の振動対策が盛り込まれています。最後に吸収する役割としてこれで十分なんだろうと思いながら拝見しました。加えて他の機器の下にも、「大して効かないんだけど・・・」と言われながらも砂箱が設置されている様子は、念には念を入れるマニアらしさの現われでしょうか。

音楽が流れると部屋中に音が廻っています。最初に訪問したときは部屋の場所で音がかなり変わっていて、座る場所で聴き方が変えられることをアピールされていました。二度目の訪問では、聴く場所で殆ど変わらなくなった変化を感じました。そして、3回目の今回はどこに座ってもほぼ同じ音楽が聴けるようになっています。試しにスピーカーの後ろでも聴いてみたのですが、この場所でも普通に聴けました。この変化は、自分のサウンドの追い込みの判断基準としては正常進化です。素晴らしい追い込みだと思いました。

このハーベス部屋では、何かをしながらゆったりと聴くことを狙いにしたサウンドづくりだそうです。サウンドの追い込みは進んでいますが、この狙いにぶれはなかったです。クラシックを何曲かイージーリスニング的に聴かせてもらい、長時間に及ぶ車の中での丁々発止のやり取りを癒してくれるひと時でした。その後に、今回神奈川にも持ってこられた女性ボーカルのCDがかけられます。

心地よい歌声が、漂うように上方から聴こえて来ました。本当に癒してくれます。そんな時間を楽しんでいたら、青い光のことを思い出しました。初回にベルウッドさんに連れられて来たときから気になっていたことです。帰りの電車の中でも、二人でその話題は語られていました。今回は3回目、しかも車の中では深い論議までして来た間柄でしたので、あるお試しをお願いします。

ヒジ:あの青い光を消したらどうなるか試してもらってもいいですか?
バズ:あはは、JBL部屋なら断りますが、ハーベス部屋ならいいですよ。
そう言って、青い光は消されました。
ヒジ:かなり変化がありますね。
バズ:そうなんです。この部屋では癒しモードで聴きたいので、上からふわっと聴こえるようにしているのです。
なるほどと思いました。この部屋ではイージーリスニングに徹しておられるのだと思い納得です。
ヒジ:よくわかりました。それではマジ聴きのJBL部屋で聴かせて下さい。

そんなやり取りをしてから、いよいよ本番に向います。車の中でもずっと、「今のJBL部屋では、低音が沈み込んでクラシックを聴くのが楽しいのです」と聞かされていたので興味津々でJBL部屋に向いました。

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早速のバトン日記ありがとうございます。

移動中の議論といい、オフ会中の議論といい、様々な刺激に溢れていました。
ハーベス部屋の攻防でも、寄り切ったのか寄り切られたのか?(笑)

やはりバズケロにとって大切な癒し空間なのですが、工夫一つで次のステージへ進める事となりました。
いわゆる両立という欲張りを画策した訳で、今後の変化は改めてお披露目出来ると思います。

いつも丁々発止の交流ですが、良い意味で刺激になるし、お金で解決する方向でないので助かります。
根が貧乏性ですから(^^)
SPと部屋の位置調整だけで何回も遊べるのですから安いもんだ(笑)

では、では

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ハーベス部屋のイメージは、解りました。どんな。議論の応酬が。あったんでしょうね。
JBL部屋の、バズケロさんのおっしゃる。クラシックの深く沈み込む低音を、ヒジさんが、どう評価されるか?愉しみです?

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素晴らしいスピーカー位置の追い込みでした。
部屋とスピーカーの関係は一生遊べますね。しかも、お金はまったくかからないし効果絶大です。本当にそう思います。

>SPと部屋の位置調整だけで何回も遊べるのですから安いもんだ

そんな効果が大きいスピーカー位置ですので、以前に必要だったアクセサリーが不要になることはよくある話なんです。逆に言えば、それだけスピーカー位置が追い込まれた証拠ですね。実は青い光の件は、自分の失敗談を基にした話なのです。

世間一般に思われていることとは違うかもしれませんが、オーディオの音質やサウンド向上に当たっては、お金をかける前にまずは現状の問題点の把握から初めて、対策案を練っていくことが大事ですよね。私も根が貧乏性でよかった!とつくづく思います。

すでに新たなお披露目ネタを用意されたとは早いですね。そんなことを言われると、こちらが焦って来ます。観念して、DACの買い替えしか手がないのかぁぁぁぁ

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そう言えば、私が2回目の訪問の時にバズケロさんとX1おやじさんが盛んに議論されていた様子が目に浮かびます。あの時は、私もベルウッドさんもいきなりの激しい議論に圧倒されていました。

今回の三宅巡回や車の中での論議で見えてきたことが沢山あります。砂箱に関することも含めてです。今度機会が許せば、サウンド構築論議や実験、そして求める音楽性なども話たいですね。バズケロさんには車の中でお話したのですが、昔ある方がこんなことを言いました。
「あなたがこんな音が出したいとイメージ出来たなら、それは必ず果たすことが出来る。」
と。そんな実現に向けた対話やお試しが出来る機会が来ることを願います。

JBL部屋での話は次の日記を楽しみにしていて下さい。

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>世間一般に思われていることとは違うかもしれませんが、オーディオの音質やサウンド向上に当たっては、お金をかける前にまずは現状の問題点の把握から初めて、対策案を練っていくことが大事ですよね。私も根が貧乏性でよかった!とつくづく思います。

とても共感する言葉でございます。
装置の立場から不満点は何だ、ありたい姿はどんなんだと想像して1つ1つ対応していくのが私の楽しみ方です。
特に、オリジナリティーのある事を思いついた時は格別の喜びを感じます。

オーディオというのは電気回路、物理学、鉄工木工の知識と技術等々あらゆる知識を総動員して成り立っており、勉強をすればするほどDIY出来ることが増えて楽しみが増えます。
最後は自分のセンス次第というのがミソですね。

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CENYAさん、あけましておめでとうございます。

珍道中の車の中で、CENYAさんの話題も出ていました。思いついたことがあったら自分でDIYしてしまうことにバズケロさんもとても感心されていましたよ。

今回の相互訪問で音を聴き合い、また他のお宅でも客観的に聴かせてもらい、その体験を機軸に論議し新たな気づきもあって、とても有意義だったと思います。

>特に、オリジナリティーのある事を思いついた時は格別の喜びを感じます。

同感ですね。原理さえつかんでしまえば、後はやり方はいくらでもあるものです。そんな工夫で自分が求める方向にMyチューニングすることが出来るので、達成感も満足感も一入ですよね。しかも、費用は極小ですから言うことないです。オーディオ趣味はお金をかけなくても一生遊べます(笑)

どんどん知識を増やし、思考をこらして驚くような工夫と工作を実現していって下さい。楽しみにしています。

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精力的な年末だったのですね。私は、孫三昧でオーディオは封印でした。本日は、仕事始めならぬオーディオ初めです(笑)。電源は落としていましたので、さっそくCDPのウォームアップ時間の長さを追体験しています。どうやら、やっぱり一昼夜はかかりそうです。

なんだか行間から、話しのサカナにされているような…?気のせいでしょうか(笑)。《青い光》は、マジ聴きのJBLでは灯っていないのでしたっけ??確か配電盤辺りに光っていたような気もしますが…。後編が楽しみです。

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ベルウッドさん、今年もよろしくお願い致します。

刺激的な年末でした。時には火花が散るような瞬間もありましたが、全体的には笑いの耐えない穏やかな時間だったと思います。そこに一役買ってくれているのが、ベルウッドさんの名言ですね。前回も今回も「邪心の話」は何回出てきたことか…、そして今回目玉のウォームアップです。二人とも「音を出す前に帰られてはいけないと念入りなウォームアップ」が行われていました(笑)

感心したのはI氏邸です。見学するだけのあの広いホールが、床暖房で足元から暖められていました。これぞ大人のもてなしの心ですね。

《青い光》の話、ついに言ってしまいました。ずっと気になっていたものですから。。。JBL部屋でも配電盤辺りに光っていましたが、そこは先に釘を刺されていましたので口にチャックをしておきました。

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熱い2人の丁々発止、まるでその場に自分も居合わせたかのように感じてしまったのは私だけでしょうか?

同じ趣味を同じ熱量で取り組んでいても、考え方やアプローチには違いがあって当然です。でも案外抱えてる問題は皆同じような物なんですよね。色んな視点やメソッド、そして良き音楽論を展開して頂いてる当コミュにはいつも感心させられっぱなしです(^ω^)

しかしながら、写真の足元が気になって気になって(>_<) どうなってるんだろうか?どう考えてどんな失敗があったんだろうか?と色々想像するだけでご飯が一杯食べれますね(°▽°) 今年もヒジヤンさんの記事を熟読させて頂きます!どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m ——————————————– おいけさん、おはようございます。 その場に居合わせたように感じてもらえたのは、とても嬉しいです。その点を狙ってドキュメント方式で書きました。 >同じ趣味を同じ熱量で取り組んでいても、考え方やアプローチには違いがあって当然です。でも案外抱えてる問題は皆同じような物なんですよね。

そうなんです。そんな感じの話も沢山しました。そして、問題解決のために、やり方は色々あるということを。それでも時にはやり方にこだわってしまうことも少なくないですね。

もう少し根源的に遡ると、誰しも今やっていることを肯定しようとする点などの論議も盛り上がりました。で、最後に一致したのが、我々は「使いこなし派」で進もうと言う点です。

例えば、新新砂箱は凝りに凝っていて、きっとかかったコストは少なくないのだろうと思います。新しい機器を買うぐらいはかかったであろうと思えました。でも、自分の信じる道を進み、効果を試しながら追い込んでいく(遊ぶとも言う)ことが好きなんですよね。そして、オリジナリティーのある事をやり遂げ、達成感も満足感も一入な様子でした。スケールは違いますが、自分にもそのようなことが色々合って、お互いにそれを自慢し合っていたんです。

失敗の話は、あやしげなアクセサリーのことです。それを使うと音がそのブツの高さに引っ張られて、ふわっとした感じになるのですが、実在感がなくなる傾向のアクセリーです。効果は大きいのですが初心者向けのアクセサリーで、それを使うといくら追い込んでもその効果がボトルネックになってしまい先に進めなくなるのです。使っている方や、よいものと信じている方が沢山いらっしゃいますので、あえてわかりにくく書きました。ハーベスの足元は、上手くまとまっていました。

てな様子で、今年もよろしくお願い致します。

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