質も大事!? – 金属たわしアース6

日記・雑記
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朝令暮改となってしまうが、金属たわしアースの話題が様々な方から報告が上がっていて、実験好きのムシが収まらないでいた。2週間ほど前に音質追求モードに移行しようとしたが、これでどうだ!と思ったアルミケース+ステンレスたわしへの変更の効果が、期待したわりに小さかったので、質を求めてもこれぐらいかと諦めていた。この時点では質より量かも知れないと考えていた。でも一方で、こんなはずでは・・・との思いも捨てきれないでいた。そんな思いの中で過去の実験結果を振り返っていると、もしかして・・・との思いがわいてきた。

仮説:外皮やケースの通電性よりも、金属たわしの通電性が高いか同じでないと、エネルギー置換効果が上がり難い

金属たわしの熱変換を有効に働かせないとSNの向上効果が薄れてしまう。だから、ステンレスよりも通電性が高く、磁性のない材料を試したくなった。

銅のたわしがあれば・・・と思ってネットで探してみると、あるではないか。どうも100均にこだわり過ぎていたようだ。

これを使って試してみた。純銅たわしだ。

純銅たわしを試す前に、5個も付いていたステンレスたわしアースを一度全部外した。
すると・・・
全般にもやもや感が出て、空気がよどんだ感じ、力感が減り、低音楽器の定位が揺れる。ステンレスたわしの仕様でも狙い通りの効果が出ていることの再確認は出来た。反面、音の膨らみが抑えられてスッキリしすぎている面も感じた。

一旦全部外した状態から再構築を始める。
まずはステンレスマグカップ+銅たわし仕様を同じマグカップのステンレスたわし仕様と比較した。

全部外した状態にステンレスたわし仕様をCDPに1個設置した。
⇒1個の設置だけでも、もやもやが晴れて、力感が増し、低音楽器の定位もかなり回復した。

この状態との比較をするために、同じ場所へ写真の銅たわしに中身を入れ替え比較した。

⇒あっ、と思うほど品位が上がった。SNが上がった効果だと思った。音色や帯域バランスなどの変化は感じられない。荒々しさというか力感はやや減った印象もあるが、こちらの方が好みだ。確実にノイズ除去の効果が上がっている。

ここで、CDPのアースは外して、AMPに設置していたアルミケース+ステンレスたわし仕様も銅たわし仕様と比較した。CDPの時と同様にSNが上がり品位が増す。これはいける!と思った。アルミホイルは巻かずに、アルミケースのアルマイト処理は内面だけ金属やすりで削って落として試した。

全部一気に銅たわしに換えてしまおうかとも思ったが、ここはしっかり通電して音が安定するのを待つことにした。現在は3日経ったが傾向は変わらない。新しい銅たわしに入れ替えてからの音の変化は微少だ。やや音が滑らかになった程度の印象である。変化が小さいのはアース線やケースのエージングが終わっていたからだろう。たわし単品のエージング時間はそれほどかからないように思える。拙宅では、銅たわし+金属ケースが効果的であることは間違いない。

この純銅のたわしはステンレスマグカップに5個、アルミケースに12個をぎゅうぎゅうに詰めて入れてある。今後はメイン素材をステンレスたわしから銅たわしに変更して実験を進めていくことにした。

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昼間に書き込んでくれた方がいらっしゃったようですが、仕事中でお返事できませんでした。ご意見いただきまして、ありがとうございました。

1、電食錆について
イオン化傾向の異なる金属材料を接しても、水が付着しなければ電食錆は回避できます。以前に、メカニカルアースをやっていた時にアルミ板にステンレス球を使って電食が大丈夫かと心配していたら、ベルウッドさんが問題ないと教えてくれました。ベルウッドさんは金属材料の専門家なんです。

2、銅の質量を増やしたい?
ここではNOです。金属たわしに効果的に通電したかったので、電気抵抗が低くて、磁性のない材料にしたかったので銅たわしを選びました。

3、ケーブルや機器などでも金属の質量は増やせる
その通りだと思います。シャシアースの強化を狙うのであれば、機器の近くに金属を設置して繋げば電位の安定化の機能は稼げますね。ただ余計な機器やケーブルを置くのは音響上のマイナスや、美観、スペースを考えると空いたスペースに上手く収まり効果の大きいものを設置するのが、自分の価値観ではよいと考えています。自分の場合は、銅管であり、今回の金属たわしアースのケースがその機能にあたります。

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やはりアースは奥が深いですね。中々にしては、これでOKという仕様が固まりません。手ごわくて面白いとも言えますが(笑)

さてコメントいただきました下記の件です。
1.抵抗値はある程度あった方がよい(?)
⇒試験片を熱エネルギーに変換するならその通りだと思います。自分も最初はそのように考えて、ステンレスケースに使用時にはステンレスをその理由から肯定していました。ですが、アルミケースを試したときに効果が思うように出なくて、最後は小分けにアルミホイルで包んで何とかステンレスケースと同等以上にした感じでした。

なぜそうなったのか?それを過去の実験結果と対比して考えると、たわしへの通電性としか思えなかったのです。その意味からは、ベルウッドさんのやられた電極板のアイデアはいいですね。

その上で、エネルギー置換の話ですが、金属たわしやウールのグチャグチャに入り組んだ構造が効いているのは直感的に誰もが感じることだろうと思います。たわしやウールの構造から、この構造に電流が駆け巡ることによって熱エネルギー変換や運動エネルギーへの変換が起こりますから、たわしやウールへの通電率を高めるのがよいのだろうと言うメカニズムの仮説から電気抵抗の低い材料を試してみました。ケースとの構造体になるという点からの考慮もあります。

2.表面酸化皮膜は安定しているものの方がよい(?)
定性的にはその通りなのでしょうね。ですが、拙宅の銅管アースは10年以上露出して使用していますが問題ありませんし、通電の確保もされています。ベルウッドさんも純銅の電気プラグを使われていますよね。銅たわしはケースに入れた状態でどうでしょうか。経時変化も確かめておきます。

その他、皆さんが言われているように金属の固有音もありそうですね。自分が昔に鉄製のワニ口クリップを使用した時に暴力的な音になりました。ステンレスも鉄が主材料なためか(?)、磁性の歪はないものの力感がすごいです。SNの向上だけでなく、金属の固有音の変化もあったのかなと思いました。

>たわしとアースラインとの接続は具体的にはどうされていますか?

自分はアース線を金属ケースに長く這わせて、部分的に和紙テープで固定。その上から金属たわしをギュウギュウに詰め込んでいます。ですからケースともたわし共アース線は接触していますがケースから包み込むようにたわしに通電する考え方です。気になる点がありましたらご指摘ください。

金属ウールですが、SUS430系の強磁性体は存じています。使用者側にいますので。調べてみると純銅のウールはありますね。悩ましいので、まずは銅たわしで進めてみます。

頼もしい実験仲間が加わりましたので、今後とも情報交換などよろしくお願いいたします。

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