生演奏とオーディオ演奏

日記・雑記
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音楽活動の日記をコミュに書いたところ、演奏活動とオーディオについての対比を考えるようになりました。生とオーディオについて、思い浮かぶことが出来たら日記にしてみようかと思います。

昨日は、来年の演奏会に向けた初稽古でした。皆で集まるのは、大抵は文化センターなどで実施します。昨日は、「集会室 兼 音楽練習室」でしたので、机と椅子がズラリと並んでいます。

この机と椅子を動かしてスペースを作るところから始めました。最初は歌稽古から始めましたので広いスペースは不要ですが、動きをつけたり舞台稽古の時は机と椅子を全部片付けて広いスペースを作っています。

昨日は歌稽古ですので、ピアノ周りだけスペースを作って実施しました。

歌稽古と言っても、実際は発声稽古です。長い間音楽活動は休止していましたので、いきなりオペラは歌えません。歌曲を使っての発声練習に終始しました。

生演奏も「いい声=いい音」を出すことがキモになるのです。

ここからが、「生演奏とオーディオ演奏」の対比です。
以前にのびーさんが、オーディオでのサウンド作りについてのわかり易い定義を示してくれました。

①「正しい音」(正確な音)
②「いい音」
③「好きな音」

 

オーディオの機械は、電源を入れて、ケーブルを繋げば音は出ますが、「オーディオ演奏」を目指すのは容易なことではありません。

自分が考える進化論的なステップは以下と考えています。(実際には順番などなく、入り乱れながら進んでいくのですが・・・)

最初に
①「正しい音」(正確な音)を出すために、部屋に対するスピーカーの位置決めや機器の配置を決めるのが一般的かと思います。

⇒正確さの判断は、声の質感、楽器の音色、音像定位などかと思います。このステップに手を抜くと先々に苦労しますので、最初の練り上げが肝心かと感じています。

そして、
②「いい音」にするために、「電源」や「音響」などの環境を整えたり、機器をステップアップさせたりしますね。

いろいろ実施する中で、機器や環境だけでは「自分が思うよな音は出せない」ことを知り、
③「好きな音」を構築する「バランス取り」のステージに進んでいくのが通常でしょうか。
⇒初歩的なところでは、「ケーブルを替える」「アクセサリーを付けたり外したりする」そして、「電源調整」「音響調整」「振動調整」などを実施しながら「自分が思うとおりのサウンドに仕上げていく」・・・

「スピーカーを1mm動かしたら、思うとおりの音になった!」

など、立派なオーディオ演奏家だと思います。マイ・オーディオのマエストロ(指揮者)として、手腕を振るっている証拠ですね。

一方の「生演奏」です。ここでは、わかり易く「声楽」に焦点を当ててみます。

自分が考える「声楽」の進化論的なステップは、以下と考えています。(実際には順番などなく、入り乱れながら進んでいくのですが・・・)

最初に、
②いい声=いい音を出すための訓練をします。声は生まれてからずっと出し続けているので基礎は自然と学んでいるのですが、歌うときは普段の声よりもオクターブ高い音を出すので勝手が違います。

また、音程が変わっても「同じ音色」「同じ音量」の音を出すのは難しいです。ピアノをたたいてみるとわかるのですが、音程が変わっても「同じ音色」「同じ音量」の音がしますね。それを目指します。

更に、「響きを付ける」「倍音を出す」など、「いい声=いい音」を出すのは本当に大変です。「喉で響かせる」「鼻孔に響かせる」など、身体を楽器として仕上げなければなりません。

歌声でも楽器でも、「8KHzの倍音」は理想とされています。これも簡単ではありません。何せ、声楽を始めたばかりの「響きのない安物楽器」を「ストラディバリウス」を目指して、身体という楽器を作っていかなければならないからです。。。

同時に、
①「正しい音」(正確な音)は大事ですね。楽譜通りの正確な音が刻めて、初めて崩すことが出来ます。

最後に
③「好きな音」・・・個性豊な音楽性を目指します。

◇オーディオのように、機械を買って線で繋いで出た音を、「私はこの音が好きなんです」などと言う事は許されません。そんなことを言えば、たちまち指導者から「音楽やめろ!」などと怒鳴られてしまいます。

こんな対比をしてみると、「生演奏とオーディオ演奏」に違いはあるものの、見方を変えれば「サウンド作りのプロセスは同じ」と言うことになります。

◇高域が減衰しやすい一般家庭において、サーロジックパネルの「8KHzの拡散」が如何に理に叶っている機能なのか、音楽原理から考えればよくわかりますね。

◆『オーディオ演奏のマエストロ』として手腕を振るうこと!、こちらも簡単なことではありませんが、やり甲斐のある楽しいことかと思います。

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