何回かに分けて書いて来た、オーディオ オフ会の振り返りからの自戒と嗜みもこれで最後となります。
オーディオ オフ会と言っても、その場その場での目的や招き招かれる位置づけもありますので一言で表せませんし、決まった形があるわけではないですね。ですが、どの場面でも共通しているのは、趣味人同士の交流とよいソフト探しでしょうか。ですが、そんな中にも区分はあるものです。下記は自分が考えていることです。
<目的区分>
①お茶会・・・「結構なお手前で」と言うのが決まりなオフ会
②試聴会・・・試し聴きの会なので、「基本的に褒める」が、気になる点がある場合は感想を述べる
③検聴会・・・検聴するのが目的なので、よい点ともう一つな点の感想を述べる
④実験会・・・仮説をベースに検証を行うことを目的としたオフ会
<相対区分>
A)仲間内で招き合うケース・・・一番数多く、その場その場の目的に応じて実施していくケース
B)先人に招かれるケース ・・・学ばせてもらうスタンスで聴かせてもらう
C)先人を招くケース ・・・胸を借りるつもりで、自己の主張をした上で意見を聞かせてもらう
今回のO氏、Y氏とのオフ会は、C)先人を招くケースで、”Credo”は③検聴会、それ以外は②試聴会的に考えていますが、そこは極悪人がたですので、どんな感じになるのか予測不能です。特にご意見いただきたいのは”Credo”です。
いつの場でも迷うのは、「弄りたくなる」ことでしょうか。音を聴いて、こうするとよくなるのでは?などと浮かぶものです。浮かべば試してみたくなりますね。これを「ありがたいと感じるか」「迷惑と感じるか」は人により様々であると感じています。
結局のところ人と人の交わりですから、興味や相性、そして目的感や満足感などによっても変化するのでしょうね。だから面白いとも言えます。取留めがなくなってきましたが、過去からの振り返りなどをすることで、まとまらなかった考えも徐々にイメージ出来るようになってきました。今回は、流れ、選曲などは予め公表はしないで進めていこうと思います。
-終わり-
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ヒジヤンさん、こんにちは。
「オフ会の心得」シリーズを楽しく読ませて頂きました。
今までそこまで深く考えてオフ会をしてこなかったのでなるほどなぁ~と思いました。
自分に照らし合わせてみると、基本は『①お茶会・・・「結構なお手前で」と言うのが決まりなオフ会』ですかね。オーディオ仲間の交流なので、聴かせて頂くときは相手をリスペクトするのが基本だと思っています。特に初対面なんかは絶対に。
何回か交流してどういうスタンスの方なのか分かってきた段階で『②試聴会・・・試し聴きの会なので、「基本的に褒める」が、気になる点がある場合は感想を述べる』になる場合もあります。相手から意見を求められたときはなるべく思ったことを正直に言うようにしています。これは逆の立場の場合に「率直な意見」を相手に求めているからです。
定点観測で聴きに来て頂いている方が何人かおられますが、この場合は『③検聴会・・・検聴するのが目的なので、よい点ともう一つな点の感想を述べる』を最初から求めています。お越し頂く前に前回からの変更点や変更目的を予めお伝えするようにしていて、その情報をベースに客観的に聴いて頂いてご意見をもらい、自分の感覚や方向性の確認に活用しています。最近のヒジヤンさんとの関係がこれですね。
『④実験会・・・仮説をベースに検証を行うことを目的としたオフ会』は拙宅では経験がなくて、強いて言えばHarubaru邸のオフ会でこれに該当するときがあります。
まあでも、人間の付き合いですから本当にケースバイケースで<目的区分>を考えながらオフ会しているわけではありません。
genmiのオフ会の醍醐味としては、「自分の好きなこの曲を聴いてもらって共感出来たら嬉しいな」とか「自分の知らない音楽を知りたい」という『音楽交流』の部分を結構メインに考えていて、あとはオフ会後のお酒のチカラを借りて率直な意見が飛び交う親睦会ですかね(笑)
様々なオフ会の形がありますが、所詮は人間同士の付き合いなので気を付けないといけないことは多々あると思っています。『オーディオ』は完全にプライベートな趣味の世界なので気の知れた仲間とお互いをリスペクトしつつ楽しめたら最高ですよね!
genmiさん、コメントありがとうございます。
オーディオ オフ会に対するスタンスと考え方がよくわかりました。書き込みしてくれたことは、自分の中では旧Phie-webコミュの関東スタイルかなと感じました。
これが四国に行くと随分違うんですよね。まあ、さぬきオデオ倶楽部の例になりますが。過去日記からの抜粋です。
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早速、試聴タイムに移る。・・・
そうこうするうちにKin-yaさんが来られた。これが噂のKin-yaさんかと思った。・・・Kin-yaさんが来られてからはハードだった。「右下から音が出てない!」「音場空間が出来てない!」噂にたがわぬ、お代官様のご様相だった。
さすがお代官様だ、そこに居られるだけで緊張感を与える雰囲気を醸し出している。・・・ここでモモンガさんは、高音質CDと言われるHDCDをかけた。だが、ここでKin-yaさんの一言が出た。「このCDだめ、却下!」「こりゃ、HDちゃうやろ!」
すかさずモモンガさんが切り返す「そりゃまあ、中国製ですからね。」と言い、CDを止めた。このやり取りが絶妙だと思った。きっといつも、このようなやり取りがされているのだろうと感じた。・・・
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こうして文章にすると、お代官様は何と悪人なんだろう!と感じるかと思いますが、ハッキリとしたものいいだが、サバサバしていて、悪い印象はないんですよね。モモンガさんとも仲のいい様子でした。
https://philm-community.com/hijiyan/user/diary/2009/11/05/9475/
このお代官様は、地元では周囲の人に慕われているお医者様なんです。本当にいろいろなスタイルがありますよね。
関東スタイルは一見スマートなんですが、オフ会が終わってからホストのいないところで悪口合戦になったりして、自分はあまり好まないです。(genmiさんのことではないので、あしからず)その場でハッキリいいたい派ですね。(言えない時も沢山ありますが・・・、その意味からはお代官様は羨望のまなざしです)
また、同じ地域でも旧Phile-webコミュと旧Dejavuメンバーのスタイルも違うように感じます。
「仲良くしたい」「認められたい」「上達したい」などの思いは皆さんお持ちなのでしょうが、どの要素が強いかでもスタイルが変わってくるような気がしています。風土の影響も大きいのでしょうね。
人それぞれで思いは違うのでしょうが、オーディオの場合は思いが違っても幅広く交流されているように感じます。
歌の場合だと、「仲良くしたい派」と「上達したい派」は交わろうとしませんから極端です。歌は完全に個人技ですが、オーディオは機器や部屋などの要素が大きいからなんでしょうかね?
いずれにしても、genmiさんやCENYAさんたちは自分よりも若い世代を牽引していく人だろうと感じているので、自分たちのスタイルを確立しながら、また次の世代に引き渡して言って欲しいと思っています。
ヒジヤンさん、こんにちは。再レス失礼します。
>オーディオ オフ会に対するスタンスと考え方がよくわかりました。書き込みしてくれたことは、自分の中では旧Phie-webコミュの関東スタイルかなと感じました。
オフ会にも流派があるのですね!!
genmiは「旧Phie-webコミュの関東スタイル」ですか(笑)
>関東スタイルは一見スマートなんですが、オフ会が終わってからホストのいないところで悪口合戦になったりして、自分はあまり好まないです。
genmiもそれはあまり好きではないですね。
でも、これを関東スタイルと言い切ってしまわれましたか(笑)
関東は濃口、関西は薄口みたいな感じでしょうか?
genmi的にはオーディオにおいては「流派」的なものはないと思っていますし、ないと信じたいです (^^;)
ストレスは仕事だけで十分。オーディオ(=音楽)はgenmiにとって癒しの存在なので向上心は持ちつつご気楽に仲間とやっていきたいですね。
genmiさん、文字にするのは難しいですね。
>でも、これを関東スタイルと言い切ってしまわれましたか(笑)
いやいや、言い切っているのではなくて傾向の話です。
日本の中でも各所を回っていると、地域性というのは確実にあって、関東圏はオフ会の場では褒めていたのに、会が終わりホストがいない場では急に本音が出るとか・・・オフ会を各地で何百回も実施していると傾向を感じるのですね。
関東圏での頻度は高いです。
関西圏はもう少しハッキリ言う感じですね。
四国の讃岐オデオ倶楽部には本当に驚きました。個性派が集まっている感覚です。
Kin-yaさん・・・一刀両断のお代官様
教授 ・・・我々に「鼓膜と脳を破壊する」と言い放った、『ゴージャス&ダイナミック&ビューティフル』なサウンドを自称するハイエンダー
※皆さん個性的でしたが、この二人は飛び切りですね。
こんな個性派揃いと比べると、東京近郊は平均化していると言いますか、普段からの処世がそのまま出るのではないかと想像しています。東京近郊では、多くの地域から人が集まってくるので、自然と対人関係のあり方が本音と建前的になるんでしょうね。
面白いのが、四国のKin-yaさんが言っていたのですが、東京から来られた人とオーディオ・オフ会をやったところ、「情報量が出てないっぺ」と言われたのを機に、モーレツにやり出したのだと、初対面の私にも10回以上言われていて、その一言は相当に感じいったのではないかと。四国勢からしてみれば、東京は意識の対象なんでしょうね。
教授は教授でまじめな顔で「世界一のサウンド」とか言い放っていましたし、皆さん言いたいことを言いつつ楽しく切磋琢磨していました。自分の周囲の環境では無理ですが、そんな姿にあこがれも感じた次第です。
スタイルはいろいろとあると思いますが、自分に馴染むスタイルが一番ですね。
ヒジヤンさん、こんばんは。
「オフ会五輪書」、興味深く読ませていただきました。
私が過去体験しているオフ会は②A型ですね。
伺う先によっては、怪しいディスクを用意して行ったりしますけれど(笑)
拙宅でのプログラミングで時々入れる同一ソフトのフォーマット違い比較とかは、興味がない人には苦行でしょうし、単に定番の音源だけでもその後の発展はあまり無さそうですし。
結局は招待側と訪問側の「あ・うん」の呼吸が大事な気がします。
讃岐オデオ倶楽部には、私も何度か訪問させていただきましたが、各人各様で個性派揃いな印象は同じです。
音源については、結構怪しいモノを持ちこませていただいたりしております。
まあ、主に長岡系ですが。
DAVID HYKESのハーモニック・クワイア他、いろいろと実験させていただきました。
普通のオフ会だとここまでゲテモノな音源を聴かせていただくことは無いのですが、こういうのもオフ会のあり方の一つかな、と思っております。
fukuさん、おはようございます。
讃岐オデオ倶楽部との交流がおありなんですね。あの個性派集団には驚かされることが多かったです。ツッコミ役とボケ役が出来ているのも楽しさに輪をかけていますね。
>結局は招待側と訪問側の「あ・うん」の呼吸が大事な気がします。
これは本当にそうですね。呼吸が合えば、極端な事をやっても楽しめますし、ボタンを掛け違うと修復が難しくなったりしますね。
「怪しいディスク」も楽しいですね。邪心にまみれた音源で、「邪心大会」なんかも面白そうです。
拙宅にお越しになられる際には、是非あやしい音源をお持ち下さい。私も邪心であやしげな音源は好きですので、邪心タイムで弾けたいです(笑)