西方見聞録をまとめの途中ですが、Mt.T2さんが別件で上京されたので、西方オーディオ巡りの中で(共に)聴いたサウンドのおさらいと、深堀のための研究会(?)を実施しました。取り上げた内容は、私が聴かせてもらって気に留まった音源であり、かつ手持ちにしていたもの(又は新規購入した音源)を取り上げました。まだ日記にしていない内容も出て来ますので、ネタバレも含んでいます。ですが、主観的(自分の感覚)と客観的(Mt.T2さんの感覚)な感想を重ね合わせることで、より深堀が出来て、新たな気付きもありました。
リスニングポイントは、「京都人邸のオフセンター聴き」と、「りゅう邸でのサウンド体験」から、狭い部屋ながらの「センター」と「オフセンター」の2種を設置しています。
オフセンター位置からのスピーカー方向の見え方は以下となります。
<おさらい結果>
訪問時の感想とおさらい結果をリンクさせやすいように、訪問宅別に整理します。順番は、音楽鑑賞としてのプログラムを考慮したものであり、他意はありません。
1,りゅう邸訪問から
「女性ボーカルの歌声編」
①シセル/マイ・ハート(私を泣かせて下さい)
クラシック クロスオーバーの女性ボーカルですが、りゅう邸で聴いた歌声がとてもよかったので、帰宅後に新規購入したアルバムです。やさしい音楽で、心地よいサウンドなので初曲の「つかみ」として選びました。
ヒジの意図
・これはよい買い物をした。(女性ボーカルのやさしい歌声と伴奏のマッチングが素晴らしい。録音も極上)
・この音源はいいでしょとアピールしたかった。
Mt.T2の反応
・りゅうさんのところで聴いたかな?あまり記憶がない。との感想。
・音楽的に好みでない様子だった。(最後にまとめた「印象に残った音源」からも外れた)
②カーペンターズの各種音源比較(伴奏が比較的似ている、”トップ・オブ・ザ・ワールド”で比較した。
左から、a)シングルス(SACDシングルレイヤー)、b)シングルス(ハイブリッドSACD)、c)With The Royal Philharmonic Orchestra(CD)
ヒジの意図
・りゅう邸ではb)シングルスの歌声についたエコーが気になり、a)シングルスの歌声に魅力を感じた・・・左記の理由からa)を新規購入した
・自宅で比較してみると、b)シングルスのエコー感は気にならず、a)シングルスの伴奏のしょぼさが気になった
・気に入った順番、c) > b) > a) でりゅう邸の試聴結果と逆転した
・歌声の濃さの順番は、a) > b) > c) となりフォーマット力を感じた
Mt.T2の反応
・b)シングルスの歌声のエコーは響きとして感じ、頭の後ろにまで回り込む。a)シングルスの方が素直
・気に入った順番と歌声の濃さの順番は、ヒジと同じ
◆音の評価は、音楽の好みも大きく影響し、ソフト内の響きと再生環境の響きのマッチングからも大きな影響がある
「古いクラシック録音の聴き方編」・・・りゅう邸で聴いた音源ではなく、ヒジ宅に所有していた古い録音からピックアップした
③ジネット・ヌヴー / The First Recordings 1938年録音
天才ヴァイオリニストとして評価されていたが、若くして飛行機事故で死去した。90年前の録音はそれなりだが、心に染みる演奏なので、聴けるようにしたいと思って選曲した
ヒジの意図
・センターで聴くと録音の粗が目立つが、オフセンターで聴けば粗が目立たなくなる
Mt.T2の反応
・オフセンターで聴くと、ステレオに聞こえる。モノラル音源だがヴァイオリンとピアノが分離し立体感が出る
・好みは、センターで聴いた方がよい
◆オフセンターやリスニングポイントを遠めにすると、粗が目立たなくなると感じていたが、オフセンターではモノラルがステレオに聞こえるのは気付いていなかった。(当日に自分もオフセンターで聴いて、ステレオ効果を確認した)
◆この音源は自宅オフ会時の持ち込み音源で、そのウンチクと共に気に入って購入したもの。オフ会時はオフセンターで聴いていたので気に入ったのかもしれない。購入後は、センターで1回聴いて、粗が気になり以後は聴いていなかったが、オフセンター聴きは面白いと思った
④ストコフスキー/ハンガリー狂詩曲第2番 1960年録音・・・今回のヒット音源となった
古い録音だが、豪快な低音で迫力があるとオーディオマニアに有名な音源
ヒジの意図
・オフセンターで聴くと、粗が目立たなくなると共に、オーケストラの配置が奥行き深く見える
Mt.T2の反応
・オフセンターで聴いて、大喜びの様子だった。部屋の壁を遥か超えてオーケストラの配置が見えると言っていた
・センターで聴くとよさが感じられないと言っていた
◆古い録音のオフセンター聴きは、粗が目立たなくなるだけでなく、立体感が増す効果もあるケースがある
2,教授邸訪問から
⑤今井美樹 / I Love a Piano(瞳がほほえむから、年下の水夫)・・・アースの効果もデモした
教授邸で「なめらかで、濃く、暖かみのある歌声」に感銘を受けて、自宅のサウンドもテコ入れした音源
アースは、完成状態から下記を徐々に外していくデモを実施した。
A:Konadeの大地アース外し B:Konade外し C:AMP側の大地アース外し D:CDP側の大地アース外し E:CDO側の金属たわし外し
ヒジの意図
・教授邸で聴いた歌声の再現性のデモ
・アースの効果の再現性のデモ
Mt.T2の反応
・教授邸で聴いた歌声に近い音に感じた
・アースの効果は大きくは感じず、DとEの時に大きな変化を感じた (Mt.T2宅と近い音)
◆アースによるノイズ低減効果は、(NCTで大きな効果があるため)、その先の効果はわかる人にしかわからない
◆自分は隣で聴いていて、一つ外すと共に(特に)ピアノの音の劣化を感じていた
⑥アイデア オブ ノース / エヴィデンス(シスター・セイディー)
ヒジの意図
・教授邸でよかったし、自宅でもよいと感じたので、Mt.T2さんの感想を聞きたかった
Mt.T2の反応
・特に感想はなかった。「印象に残った音源」からも外れた。
3,京都人邸訪問から
オフセンターの効果はりゅう邸訪問からの試聴とだぶるため、ピアノと古いジャズの聞え方の違いを確認した
⑦ボザールトリオ / Schumann Complete Piano Trios
ヒジの意図
・弦楽器とピアノの聞え方のバランスを聴いてもらいたいと思った
Mt.T2の反応
・よくわからないとのことだった
⑧アート・ペッパー / ミーツ・ザ・リズム・セクション
左右分けの音源の試聴(時間が押してしまったので、オフセンター聴きはやらなかった)
ヒジの意図
・左右分けの音源でもセンター聴きもいいでしょ?というアピールをしたかった
Mt.T2の反応
・何回か聴いているので、京都人邸とヒジ宅の聞え方の違いは感じていたと言っていた
⑨オスカー・ピーターソン / We Get Requests
LH/CTR/RHに分けの音源の試聴(時間が押してしまったので、オフセンター聴きはやらなかった)
ヒジの意図
・LH/CTR/RHに分けの音源でもセンター聴きもいいでしょ?というアピールをしたかった
Mt.T2の反応
・ドラムがいいと言っていた
4,モモンガ邸訪問から
何回か聴いた音源とMt.T2がレコードを持っている音源を選択した
⑩シェルビィ・リン / Just a Little Lovin
ヒジの意図
・同じスピーカー(802D)だが聞え方の違い
Mt.T2の反応
・笑ってしまうほど違うと言っていた
⑪ミハエル・ナウラ・クインテット / EUROPEAN JAZZ SOUNDS
ヒジの意図
・同じスピーカー(802D)だが聞え方の違い
Mt.T2の反応
・これは気に入った様子だった
他宅でよかった音源ばかりを聴いても何なので、最後にヒジ苦節15年のマーラーサウンドを味わってもらった
以上、朝の10時から17時半まで、トークタイムが半分以上を占めての振り返りと深堀が出来たと感じました。今回のような他宅で共に聴いた音源を、自宅で主観的にかつ客観的に聴き合い、論議し深堀するのは効果的と思いました。
・音の評価をするにも、音楽的な好みが大きく影響しますね。加えて、気にしている点にアンテナが立つことも感じました。
・オフセンターで聴くことの効果である、「古い音源でも粗が目立たなくなる」「立体感を感じやすくなる」「モノラルでもステレオに聞こえる」など、自宅での新たな楽しみ方にも気づけて有意義でした。
最後に、Mt.T2さんに今日聴いた音源で気に留まったものを、よかった順に並べてもらいました。(左から順に、タテによかったグループ分けがされています)
第1グループ:MTTマーラー交響曲第2番、 ④ストコフスキー/ハンガリー狂詩曲第2番(ストコフスキーが一番気に入っていた感触でした)
第2グループ:MTTマーラー交響曲第8番、⑪ミハエル・ナウラ・クインテット、⑧オスカー・ピーターソン、⑨アート・ペッパー
第3グループ:MTTマーラー交響曲第5番、
第4グループ:⑩シェルビィ・リン、⑤今井美樹
・第1グループに、④ストコフスキー/ハンガリー狂詩曲第2番が入るとは思いもよりませんでした。
・「オフセンター聴き」「古い音源の粗隠し」のご利益ですね。
・第2グループに古いジャズ3曲が入ったことも新鮮です。(Mt.T2さん好みの音楽でしょうか)
・ボーカルものは相変わらずに評価が低いですね。(気に留まった音源に入っただけましかもしれないですが・・・)
大編成クラ偏重型からの脱却を目指しているので、「オフセンター聴き」はひとつの切り札になるかもしれないです。
コメント ※編集/削除は管理者のみ
処理能力の低さのせいで、自身はまだ昨年11月のTIASのおさらい日記を書いてる状況で・・・年明けからヒジヤン迎撃、京都人邸、うどん国遠征・・・ロンドンウェスタン邸訪問・・・テープを聴く会と、このおさらい音会と・・・様々な環境で様々な音源を聴いて・・・耳も脳も上書きアップデートしまくりでして・・・(大滝汗
伺った当日は、遠征時点の記憶・・・特に音源と印象に関する記憶を辿る時間がなくて・・・かなりコメントがいい加減になってしまって・・・(大滝汗
それゆえ、当日は頭も耳もフル稼働!・・・めっちゃ楽しかったんですが・・・めっちゃ疲れました(爆
ちなみに、今回ヒジヤンに拙宅にも来てもらい、一緒に遠征する中で、同じ音源を、様々な環境、主の嗜好で調整された部屋で聞いて・・・かなり色々な気付きや、考えが得られたと思います(^^;
このおさらい会のコメントは概ねヒジヤンの日記通りですが・・・関連してσ(^^)私が感じ、思ったいろいろについては、積み残しのおさらい日記が終わり、順番が来たら、改めて拙ブログでおさらいしたいと思います・・・m(__)m
とはいえ、今の時点で特にインパクトが大きく、あるいは気になってて、整理したいと思ってることについてφ(..)メモを・・・
一番のインパクトは、④ストコフスキー/ハンガリー狂詩曲第2番 1960年録音・・・これをヒジヤンちのオフセンターで聞いた時の、ホールのサイドで聞いているかのようなステージ展開と楽器の音の聞こえ、伝わり方にはビックリ!(@@;
それと、Jazzの聞こえの印象・・・拙宅でもこんな風に鳴ってくれたら嬉しいんだけど・・・音の硬さや溜めや瞬発力、ステージ感・・・突出したり違和感のない、凄くニュートラルでいて、厚みや濃さや実態感のある再生で・・・(憧
逆に、クラシックではリアルな演奏と非常に心地よいホール感を感じる、ムジークフェラインの響きを目指した豊かな響きの包まれ感が・・・エコーや響きが多く録音されたポピュラー系の音源では・・・普段、普通の部屋の響きを普通と聞くσ(^^)私の耳には、響きが多すぎて違和感となる・・・(爆
そんな体験とヒジヤンとの議論、アドバイスから・・・σ(^^)私にとっては、部屋の音の8割を占める反射音と、2割の直接音の認識とコントロールが初めの一歩と、改めて認識させてもらいました・・・でも、この課題、めっちゃムズイなあ!?(大滝汗
と、中途半端ですが、今はこの辺で・・・楽しく、超有意義な時間をありがとう!
Mt.T2さん、お疲れさまでした。
この書き込みを今一度読み返して、ヒジの聞え方との違いがはっきりと認識できました。(よいか悪いかは別にしての話です)
Mt.T2
・拙宅で「エコーや響きが多く録音されたポピュラー系の音源」を聴くと、「響きが多すぎて違和感となる」
ヒジ
・他宅で「エコーや響きが多く録音されたポピュラー系の音源」を聴くと、「人工的なエコーや響きを感じて違和感となる」
◇当日も話しましたが、Kin-ya邸で聴いた「ポップス音源」はどれも「エコーが気になり馴染めなかった」のです。
◇Kin-ya邸での会話の中から、
教授:昔は、Kin-yaさんはこのようなポップスの歌を聴くと「違和感がある」と言っていましたよね
昔のKin-ya:「なんや、エコーかけまくりで気持ちが悪い」
教授:それが今は、そんな音源ばかり聴いている(笑)
◇今の自分の聞え方が、昔のKin-yaさんの感じ方と同じだなぁと
そこで思うのですが、なぜそのような違いが生まれるのか?
・単に普段聴いている音の馴染みから
ですが、りゅう邸ではカーペンターズの輸入盤ハイブリッドSACDの歌声が、「エコーかけまくりで気持ち悪い」と感じたのに、自宅では「程よい化粧で心地よい」と感じたので、単に普段聴いている音の馴染みではなさそう・・・×
・Mt.T2が言っていた、「自分は響きを多く聴く耳の特性がある」とも違いそう。Kin-ya邸のエコーたっぷりの歌も、皆と同様に楽しんでいた。・・・×
◆よくわからない。これは今後の研究課題ですね。
◆ですが自宅では、「ポップス音源をよく聴くためには、響きの聞え方を抑えるとよい」という仮説が立ちました。クラシックとどのように両立させるかが課題ですね。
ご意見ありがとうございました。
さて、Mt.T2が課題としたことについて自分から言えることを書き込んでおきます。(合っているか、間違っているかはわかりません)
スピーカーから出る音と部屋との整合性の取り方について(リスニングポイントは後から、好みの位置を決めればいいので、いろいろな場所から聴いてみるのがよさそう)
先ずは、部屋の床壁天井の音に対する作用について
・床壁天井はリスニングルームの遮音壁としての機能が必要
しかるに、遮音壁の機能が下記のデメリットを生む
・スピーカーから出る球面波の音波を乱す(ソフト内の情報を歪める)
・定在波やフラッターエコーを生じさせる
メリットもある
・オーディオの薄い音を、反射により耳に重畳して聴かせることにより濃い音に感じさせる(特に左右方向の反射音が有効である)
上記の基本特性を踏まえた上で、
1)京都人邸のような、広い部屋(スピーカーの音波を阻害しにくい部屋)では、
・深い内ぶりで音波を集合させることで、ソフト内の情報が内壁に阻害されることなく、綺麗に再生される
・しかしながら、壁面の反射影響が少ないので、音が薄くなりやすい
2)スピーカーから壁面までの距離が取れる、程よい広さの部屋(スピーカーからの音波を阻害しにくく、かつ壁面からの反射作用も使える部屋)
・平行に置くなど、左右のスピーカー合わせがし易く、かつ部屋の反射作用との調整がし易い置き方が得策である
・上手に配置することで、立体感に富み、比較的濃い音を得ることが出来る
・一般的には、一番オーディオに適した部屋と言える
そして、我々のように狭い部屋の場合
3)スピーカーから壁面までの距離が近く、音波が乱されやすく、定在波の影響も受けやすい(通常はこうなる)
・上記を可能な限り回避するためには、「音を回す」こと
・「壁面からの反射音に音波が阻害されないように」「重なり合う音波が平行にならないように」、丹念に調整するしかないと思います
・初期反射音の調整は驚くほど進んでいたので、「部屋の音」を可能な限り出さないようにして、「ソフト内の情報を歪めないで聴けるような調整」です。
◆上記を実施するにあたり、「ヘッドフォンで聴く音と、スピーカーで聴く音を対比しながら調整を進める」手法をお勧めしたいです。先ずは部屋の悪影響を避ける調整からですね。ヘッドフォンで聴く音で、立体感あふれる音になると思います。
もともと反射影響が強いので、濃い音にするには苦労がないです。(ボケた音にしない工夫は必要)
ここまで来れば、後は自分好みの音への微調整になりますね。
健闘を祈る!!
前半のエコーと響きの部分についてσ(^^)私的に思うところを・・・書きかけましたが、苦手なので整理しきれず、時間が無くなったので、途中段階のままを以下に(滝汗
会話や文字での「エコーや響き」について、何となく以下の3種類を、無意識と言うか、自分の印象割合で切り替えて聞いている気がしています
1)音源に録音空間自体の響きが入っているソース
2)音源が再現空間を想定した響きを入れているソース
3)あまり空間の響きを入れていないソース
a)コンサートホールで感じる響き
b)スタジオ音源やデジタル音源で、人工的に付加または意図的に作られたエコーや位相調整
クラシック音源全般は、1)が大半で、2),3)傾向であっても、a)マシマシ(ex.ヒジヤンち)で聞いてもあまり違和感を感じない
ロック/Jazz/ポピュラーのライブ音源で、ホール的空間想定なら、a)マシマシも違和感がないが、ライブハウスなど小ぶりの箱想定だと、a)マシマシはToo Muchに感じやすい?
ポップスやアニソンなど、2)で、音源によってb)の量の多少はいろいろで、そのまま増した感じ(教授邸,Kin-ya邸)なら違和感がないが、元がホール的でなければ、a)マシマシは違和感
Jazzなどスタジオ録音は、2)が多い?で、b)のままか、小ホールまでの響きならOKかな?a)まで行くと違和感を感じそう
昔のJazzなど初期のステレオで、3)は、a)マシマシが、フロントの濃さにつながり好印象⇒今回ヒジヤンちで聞いたJazz系音源
話変わって・・・「自分は響きを多く聴く耳の特性がある」と言う言葉の意味
⇒ここで言う「響き」は、試聴部屋の響き(反射音)についての私の聞こえの印象です
それから、ヒジヤンのコメント後半のアドバイス(ありがとうm(__)m)について・・・
当日も話したように・・・まずは、何とか弄りまくった先代のS-1EXを実家に持ち帰り、違う部屋の響きで、音量を上げたとき、今の大阪の自宅の音の不満を改善できそうな可能性が感じられるか?を確かめないとと思ってます・・・(滝汗
並行して、「「部屋の音」を可能な限り出さないようにして、「ソフト内の情報を歪めないで聴けるような調整」」にトライ・・・の前に、今回のヒジヤンの迎撃準備で少し進んだ音源整理と、未使用機器や工作材料などの断捨離を進めないと・・・(滝汗
その上で、今の不満の解消?・・・不足部分の増強、阻害原因の特定と解消ってことですねえ・・・(疲
朝時点の備忘φ(..)メモメモ(↓もちろんσ(^^)私個人の感じ方)
私的には音源から想定するハコ(部屋)のサイズと響きの量と質(後方からの聞こえ/密度)のマッチングで好感と違和感が分かれるように思える・・・(汗
大規模なハコ(想定の音源)では、試聴部屋の響きがホールトーンと近似して感じられれば好印象/異質だと違和感
中規模なハコ(想定の音源)で、試聴部屋の響きが後方から多く感じられるのは違和感
小規模なハコ(想定の音源)だと、ハコ全体の音の密度が高いと感じられれば好印象
ハコを想定していない空間配置や移動を意図した音源では、作られた空間展開をそのまま相似形で拡縮、発音体の密度や移動感に貢献する響きは好印象だが、ホール的な響きが異質と感じられれば違和感
自分の考えを総括的なまとめとして記載しておきます。
ソフトの中の情報を歪めない(何も足さない、何も引かない)状態で再生させた場合の音像と音場の出来方は、京都人邸のサウンドが見本となります。以下、段階的に特徴としては下記となります。
①音像は正面から聴いても、横から聴いても、同じ形を保っていて、見え方聞え方が変わるだけ。・・・これが最終形態「何も足さない、何も引かない」
②決めたリスニングポイントに合わせてセッティングして、音像定位が正確で立体感のある再生・・・通常の立体的再生
③決めたリスニングポイントでも、音像定位が正確に出ないソフト内の情報をかなり歪めた再生・・・このケースが多いと感じる
①と②のような正確な再生の中で、部屋との関係性を表すと、
・スピーカーの音波を阻害しない広い部屋
①の再生も可能だが、音が薄くなりやすい
・スピーカーから壁面までの距離が取れて、壁面の反射作用も使える部屋
②の再生となりやすい(セッティングを詰めれば)
・狭い部屋
③の再生となりやすいが、セッティングの詰め次第で②が可能。
また壁面の反射が多いので、濃い音となり、響きも多く感じる
◆上記は、ソフト内の情報を正確に再生した場合の特徴と、部屋の大きさとの相関を示したものであり、「いい音」「好きな音」との関係性は薄い。
「正確な音」「いい音」「好きな音」の中で、どこを重視するのかは、個々人の選択であると考えている。
先の私の( ..)φメモは、イメージと捉え方なわけですが・・・基軸がうどん県のホテルでのおさらいに繋がる話になっちゃいましたね・・・天邪鬼なので、今の私の知見では、「正確な音」「音楽の基礎」を土台とした流れになると、何故か素直に同意できない「感情」が出て来て邪魔します(大滝汗
今は、最後の「「正確な音」「いい音」「好きな音」の中で、どこを重視するのかは、個々人の選択であると考えている。」には同意できるってところまでですね(^^;
もう少し研鑽を積んで、先が見えるところまで登らないとダメみたい(汗
自分がこれまで、様々なお宅を回った印象では、「好きな音」優先のお宅が多いと感じています。
ですが、クラシック音楽はその性格上、「正確な音」を土台にしていないと音楽にならないんですね。
>「正確な音」「いい音」「好きな音」の中で、どこを重視するのかは、個々人の選択であると考えている。
これは自分で書いていて何ですが、面白いので見聞録が終わってから、今回訪問したお宅の感想をこの切り口で補足してみようと思います。
あっ、京都人邸だけは「正確な音」重視とすでに書いてしまっていますね。