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7日目 7th Wien – ムジークフェラインに浸る日

日記・雑記
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観光、食事、音楽と幅広い楽しみを堪能した翌日は、ムジークフェラインに浸る日となりました。そしてますます、このホール音響について考えさせられることとなりました。

 

2024年3月7日 天気:曇り

5時:起床

8時:朝食

15時半:ムージークフェライン トーンキュンストラー コンサート

19時半:ムジークフェライン ウィーンシンフォニカー コンサート

 

目覚めは早かったです。音楽鑑賞が続くため予習が間に合わなかったので、午後の公演までは予習の時間に当てることにしました。iPhoneからイヤフォンで今日聴く曲を聴いていたのですが、中々頭に入らなかったです。トーンキュンストラー コンサートは、これまで聴いたことがないニールセン交響曲第5番」のレクチャーコンサートだったこともあり、予習に力を入れていた感じです。

 

ゆっくりとした朝食は、アパートの前にあるナッシュマルクトに出ました。店の前で焼いていたヌードルの匂いに誘われて、ウィーンらしからぬ朝食ですが、何日かに1回は馴染みのある味が恋しくなります。

 

アパートに戻ってからは、また予習です。まるで受験勉強をしているような時間でした。お昼は冷蔵庫の中にあるもので済ませて、ムジークフェラインに向かいます。

いつも思うのですが、ムジークフェラインは時間帯や天気で見え方が大きく変わりますね。

 

午後公演のレクチャーコンサートは初めての体験でした。トーンキュンストラーの竹中さんによると、「このところレクチャーコンサートが受けている。お客さんが知的満足を求めている」とのことです。要するにお勉強会なのですね。このコンサートでの座席は1階左バルコニーの1列目 ホール客席中央やや後方を選んでしました。座席前の囲いの平らな部分でお勉強モードです。

全体的にみると写真の左下ギリギリあたりの位置となります。

 

レクチャーコンサートは、前半は正指揮者が解説しながら部分部分を演奏し、弟子が指揮棒を振る形で行われました。もちろん何を解説しているのかは全く分かりません。ですが、音を聴いている自分にも良いレクチャーだったと思います。話の中身は理解できませんでしたが、作曲家が作る響きについて語られていたように感じました。「ここでシンバルを入れる意味ですとか、コントラバスの低音を響かせる意味や、オーケストレーションの解説」なのではなったかと?(勝手な想像です)

 

音を聴いてメモをしながら聴いていると、「こいつわかるのか?的な周囲の人からの視線を感じます」。「ウフフ、ちょっとだけ優越感」だなんておバカですよね。音の感想は、「実音と響きのバランスがよく」「音が明瞭で音量感もあり」この位置でも「ダイレクト感のあるサウンド」でした。この1階席バルコニーは以前からお気に入りでしたが、これほど後ろ側に座ったのは初めてですが、音量も明瞭さもダイレクト感も全く不満はありませんでした。

 

休憩中はいつも表に出て新鮮な空気を吸っています。後半は、前半にレクチャーされた「ニールセン交響曲第5番」を通しで聴きます。馴染みのない曲でしたが、音がいいと楽しめますね。交響曲は、響きの交わりを聴く曲なんだなと改めて感じます。特に第1楽章がよかったです。

 

コンサートの後は、ケルントナー方面にあるケーキが美味しいと言われる、「OBERLLA」で休憩し、次のコンサートに備えました。

 

夜のコンサートは、ウィーンシンフォニカーの公演です。工事の様子も入ってしまいましが、このくらいの角度が絵になりますね。

このコンサートの演目は、前日と同じシベリウスのヴァイオリン協奏曲チャイコフスキーの交響曲第1番です。前日は2階席で、今日は1階席中央部で聴き比べてみようという試みでした。奮発してお高い席を確保しています。ですが、その結果は予想と違うものでした。

 

座席から見たステージは下記です。

シベリウスのヴァイオリン協奏曲では、悪くはないのですが、「実音と響きでは、響きが多く感じ」「音量感も大きくない」

チャイコフスキーの交響曲第1番では、前日同様にオーケストラの音量も上がるのですが、(測った数値からすると)体感的には満足するものではなかったです。

 

期待していたのに肩透かしでした。これで、トーンキュンストラーを2公演、ウィーンシンフォニカーを2公演聴きましたが、トーンキュンストラー公演の満足度は高く、ウィーンシンフォニカー公演の満足度は低かったことになります。オーケストラの位置づけでは、ウィーンシンフォニカーの方が上にもかかわらずです。下世話な話とはなりますが、チケット代を対比してみると下記です。

 

トーンキュンストラー :29ユーロ/32ユーロ

ウィーンシンフォニカー:80ユーロ/108ユーロ

 

なぜこう感じたのかは、追って実施するムジークフェラインのサウンドまとめで書いてみたいと思います。

深い1日でした。

 

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