立見席は初体験でしたが、想像以上によく見えて、よく聞こえる、そして暖かな気持ちになる華やかな舞台でした。
チケットは前日の夜に入手しました。東京宝塚のチケットは入手が難しいので、ここ10年ほどは観劇することもなかったのですが、救済サイトを見ていると体調が思わしくない方が放出されているではないですか。通常は即刻に譲渡先が決まってしまうのですが、運よく1番最初に譲渡の申し込みを入れることが出来ました。
立ち見席は安いのですが2階の最後尾からの観劇となるので、劇団四季のオペラ座の怪人の時のように「見えない聞こえない」のではないかと一抹の不安を抱えながら劇場に向かいしました。ところが、舞台が始まるとそんな不安は吹き飛びます。宝塚の華やかな舞台が「よく見えて、よく聞こえます。」オペラ座の怪人の時の反省を踏まえて「オペラグラス」は持っていきました。舞台全体を見るのは肉眼で充分です。役者の顔や表情を見たいときはオペラグラスを使えばよく見えます。これで1.5Kとは…..申し訳ないくらいのコスパだと思いました。
見え方はこんな感じです。
聞こえ方について、オーディオマニア的な視点で言うと、2階の最後列でも聞き取りやすいミキシングがされている点です。スピーカー正面にあたる2階の最前列で聴くと高音が強すぎると感じる音ですが、2階の最後列でも明瞭に聞こえる歌声とセリフでした。どの位置から聞いても聞き取りやすい音とするために高域を持ち上げるミキシングをしていると感じます。
演目は、花組の短編劇の『エンジェリックライ』と、歌とダンスの『Jubilee(ジュビリー)』でした。
『エンジェリックライ』では、天界一の大ホラ吹き天使アザゼルが、素行の悪さから修行と称して人間界へと堕とされてしまいます。人間界でトレジャーハンターのエレナと出会い、秘宝「ソロモンの指輪」を共闘して盗もうとするのですが、悪魔のフラウロスも同じ指輪を狙っていて戦いとなります。最後はお約束のハッピーエンドで暖かな気持ちとなりました。宝塚と言えば女性のみの歌劇団ですが、男役トップが演じる美形でおちゃめなアザゼルと、声がよくて歌上手な娘役トップのエレナのラブストーリーが肝ですね。恥ずかしながらに感動していました。
『Jubilee(ジュビリー)』は、花組全員が出演しての歌とダンスのショーです。この舞台は、いつ見てもすごい、素晴らしいと思います。華やかな衣装をまとって、次々に趣向を変えた、間髪を入れずに繰り出す歌とダンスです。しかも全員揃ってのダンスや転換は目を見張るものがありますね。思わず「ブラボー」の声をあげたくなります。お約束の大階段と大きな羽をつけてのトップの立ち振る舞いにも目は惹かれます。いい目の保養が出来ました。
やはり宝塚は、日本が世界に誇る伝統芸能だと思います。また観に行きたくなりました。
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ヒジヤンさん、今年もよろしくお願いします。
宝塚、なかなか楽しそうですね。
実は昨年、フォーラムに遠征するにあたって時期的にちょうど良いコンサートが見当たらず、劇団四季を絡ませたのですが、結構楽しめました。
今年の開催も10月で、少し中途半端な感じですから、宝塚も考えてみたりしております。
チケットが取れるかどうかのほうが問題になりそうですけれども(笑)
今年も素晴らしい音楽とオーディオに出会えますように。
fukuさん、今年もよろしくお願いします。
宝塚観劇は10年ぶりでしたが、とても楽しめました。特に生の良さが映える舞台かと思います。問題はチケットが取れないことですが、下記のサイトに直前に数多く出やすいです。「当日に劇場前で手渡し」など、チケット譲渡にも独特の文化があるのが、歴史を感じさせます。
https://okepi.net/takarazuka/takarazuka.aspx
今年も素晴らしい音楽とオーディオに出会えるとよいですね。遠征される時はお声掛けください。