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みなとみらいホールのお気に入り席

日記・雑記
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みなとみらいホールのお気に入りなS席を半額以下で、こんな表示に引き寄せられて向かったコンサートです。みなとみらいホールではこのところ、2階席LB/RBブロックのB席ばかりで聴いていたので、1階席前方センターのS席と比較してみようと思ったのが動機です。

 

座ったのは、1階席4列目センターです。最前列の床面から1段高くなっていました。

見え方は、前の席に人が座っても視界を遮ることはなかったので、弦楽セクションはよく見えますが、管楽器や打楽器の見通しはよくないです。指揮者の位置は近く、気迫は伝わり、やりたいこともよくわかりました。

聴こえ方は、この位置だと音量は大きく不満はないのですが、弦楽器が明瞭に聞こえるのと比べると、管楽器や打楽器が不明瞭となります。音の美しさを求めるよりは、迫力を感じることに重きを置いて聴く感じでした。低音楽器の響きが身体に感じられるのも好ましく感じます。総合すると、1階席前方ならもう少し後ろに下がった方が好みに合うと感じました。

 

公演内容は、神奈川フィル みなとみらいシリーズ 第403回定期演奏会です。

指揮者 ダニエル・ライスキン

ソリスト MINAMI♭(ヴァイオリン)

<演奏曲>

ドホナーニ/交響的小品集Op.36

バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第1番BB48a ♭

チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」

指揮のダニエル・ライスキン氏はサンクトペテルブルク出身で、主にスラブ地域で活動されているため、スラブ音楽でまとめたプログラムとのことでした。

ドホナーニ/交響的小品集は、五つの小さな楽章が組み合わされていて、初めて聴く曲でしたが近代作品としては馴染みやすく、懐かしい感覚の曲想とダイナミックさを味わいました。この位置で聴くのはちょうどよい感じでした。

バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第1番では、やや馴染みにくさを感じましたが、想いを寄せた女流ヴァイオリニストに献呈された楽曲とのことで、どんな想いが込められているのかを考えながら聴いていたのですが、その心はあまりよくわからなかったです。ですが、協奏曲はこのポジションで聴くのが最高と思いました。

チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」では、この位置で聴く音量感とダイナミックさを堪能したのですが、聴かせどころの管楽器や打楽器がもう一つもの足りなく感じます。「悲愴」は好きな曲ですが、どの位置から聴いても消化不良な感覚が残りますので、聴くポジションも難しい曲だと思いました。

 

コンサートはこのように味わっていたのですが、本題は、みなとみらいホールでお気に入りな1階席前方センターと2階席LB/RBブロックの比較です。

 

見え方は、1階席前方はオーケストラが目の前に迫り迫力の景観ですが、2階席では弦楽器から打楽器まで演奏の様子がよくわかり、演奏の様子を見るなら2階席がよいと思いました。

聞こえ方は、1階席前方は音量感があり、弦楽器の動きなどを味わうには最適と感じましたが、管楽器と打楽器の明瞭さに不満が残ります。2階席LB/RBでは、管楽器と打楽器の明瞭さは申し分ないのですが、迫るようなダイナミックさは感じにくいです。

どちらがいいかは決めにくく、曲想や気分に応じて選ぶのがよさそうと感じました。協奏曲のバランスは1階席前方は申し分なかったです。それでも、神奈フィルのようにS席とB席でコスト的に倍半分であれば、2階席LB/RBブロックがお得感満載だと思いました。N響や読響、海外オケの公演などは、両方ともS席となるので気分で決める感じになりますね。迷いましたが、どっちつかずの結論となりました。

 

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