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Auro-3D の 2層以上用のスピーカーの選定(1)

日記・雑記
日記・雑記
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・音楽コンテツの Auro-3D (11.3ch or 11.3-C ch)を体験したい。
・5.1ch flac にエンベットされた Auro-3DをRoonから再生したい。
・いろいろな2ch音源などを Upmix して音楽に包まれたい。

という思いから、いつ取りかかれるかは不明ながらも、準備はしておきたいということで、いろいろ考えています。

まず、スピーカーですがいろいろ検討して、ほぼ、KEF LS50 Meta だったのですが、吉田苑のアドバイスを受け、Paradigm Monitor SE Atom – FT(FTは Fundamental チューンモデル)に決まりそうです。

SPINorama で、KEF LS50 Meta と Paradigm Monitor SE Atom(こちらはFundamentalチューンモデルではありません)を見ると、

Auro-3D を重要視しつつも、Dolby Atmos にも対応させたいとなると、LS50 meta にくらべ、Monitor SE Atomは垂直方向の指向性が狭く、Score with Subwooferが、2点弱も低くなっています。これをみると Paradigm Monitor SE Atom に勝ち目はなさそうです。
いくら Fundamentalさんのチューンモデルでも、『このままでは』これほどの差を覆すとは思えません(笑

更に不利な点は、KEF LS50 meta は底面に固定用のねじ穴が4箇所あります。これをうまく利用すればメーカー非推奨ですが、天井に設置することが可能です。
それにくらべ Paradigm Monitor SE Atom にはねじ穴がありません。Auro-3D的にも、Dolby Atmos的にも設置に工夫が必要です。

このような差があるのに、なぜ Paradigm Monitor SE Atom FTに決まりそうかというと、

1つは、吉田苑の社長も・店長も・スタッフも私の用途では、Paradigm Monitor SE Atom を推薦するとのこと。

吉田苑によると、KEF LS50 Meta は私の使っているDIATONE DS-4NB70 とは音の傾向とスピードが違うので音が繋がらないとのこと。

私が、ネジ穴がないので固定が大変そうと言うと、穴を開ければ良いですよ。中古の下取り価値は大幅に下がりますが、ちゃんと穴を開けて音が漏れないようにすれば問題ないそうです。

吉田苑で、実際音を聴いてみて下さい。試聴機も貸しますので自宅でも試聴してよいですよ、との事。さっそく、吉田苑に行ってきました(写真撮るとの忘れてしまいました・・・)。

ちょうど、前のお客さんが、Paradigm Monitor SE Atom FT(Fundamentalチューンモデル) を試聴していたので、私もその後に試聴させていただきました。

高音がスッとのびて、スピードがあり耳にささらない気持ちの良い音です。
低音はさすがに足りてない(いつもが DIATONE + SWからかな・・・)

低音は足りてないけれど、そのあたりを聴感上良くしようと膨らませていないので、中高音は音量が多少大きくなっても嫌な音がしない美しい音です。

低音が足りないことを除けば、すごく好みの音! 少しだけ高音は強調されているかもしれないですが、ハイトスピーカーはすこし華やかなほうが良いとのAuro3Dさんのアドバイスにもあったのでこれは期待できそうです。

自宅試聴が終わったら、もう一度記事にするかもしれません。

さて、購入の決め手はそれだけではありません。

ARS(Audio Science Review) の Paradigm Monitor SE Atomの 想定結果や評価、そしてスレッドでの反応を読んでみました。

https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/paradigm-monitor-se-atom-speaker-review.17837/

欠点もあるスピーカーで、

不均等な軸上レスポンス、複数のレゾナンス(共鳴?)があるけれど、非常に良い指向性で(EQが容易)

とあります。

EQが容易ということは Trinnovでイコライジングか補正すれば良い感じになりそうです。Trinnovはイコライジングをしたあとで補正することも可能ですし、イコライジングを有効にしたまま、補正をオフにしたりできるようです。

スピーカーごと、SWごとにバスマネジメントが可能なので、バスマネジメントを併用することによって、欠点の少ないスピーカーになりそうです。

ただし、平行方向の指向性は広いですが、垂直方向の指向性は狭いです。この狭さはやはりAuro-3Dと Dolby Atmosの両立には気になる所で、この点から私の中では、KEF LS50 Metaにしようと最初は思っていました。

しかし、AVSFORUM の記事(Altitude のスレッドで1000ページを超えており、どこに書いてあったのかわすれましたが、

Trinnov は3Dマイクを使って、部屋の各スピーカーを測定します。距離しか測ることができないAVPとは違い、Trinnovは距離だけではなく、水平・垂直方向での角度も測定できるので、基準外の配置でも適正な位置にあるように補正することができるそうです。

Trinnovの実力が期待されます。

あと、Audio Science Reviewでは、 amirmさんの測定だけではなく、Maiky76さんの EQをつかった測定データも投稿されています。

これによると、Score with Subwoofer: 8.24 まで改善できそうです。Paradigm Monitor SE Atomは、Trinnovを使いこなせるようになるステップとしても、なかなか良さそうなスピーカーです。

そして忘れてはいけないのは、更に Fundamental のチューニングモデルがあるということです。

KEF LS50 Meta と Paradigm Monitor SE Atom FT 我が家で試聴して最終決断をしたいと思います。

天井は試せませんので

7.2ch – C(7.2chのセンターレスのサラウンドバック)
5.1ch (5.1のセンター)

として使ってみて、音の傾向やスピード、音の繋がりを確認したいと思います。

吉田社長から、凄く詳しい人(ホームシアターのインストールを専門としている方で、豊富な経験があるそうです)に連絡しておくから、今度、部屋を一度見てもらいましょうとの提案していただいて、うれしい限りです!

コメント ※編集/削除は管理者のみ

  1. きょやさん

    こんにちは。マルチチャンネルは意見できるほど最新の動向をフォローしていないと言いながら、LS50とTrinnovに反応してしまいました。

    LS50は50周年記念モデルをずっとリビングで使用しています。LS50 metaではありませんが、音の傾向は大して変わらないと思います。サイズから予想もしないしっかりした低域が出る良いスピーカーですが、吉田苑の皆さんが仰るように、DIATONE DS-4NB70とは音の傾向が相当違いそうです。

    実はDIATONE DS-4NB70は、レビューを読んだだけで聴いたことがありません。それでも吉田苑が推奨するfundamentalやnmode、Paradigmは聴いたことがあり、どのような音を推しているか推測は出来ます。

    その点で、音の傾向やスピードからParadigm Monitor SE Atomを選択するのは良さそうです。

    一方で、Trinnovでのイコライジングでカバーするというのは要注意だと思います。

    確かにTrinnovは距離だけではなく、水平・垂直方向での角度等も測定出来、補正も出来ます。しかもそれはびっくりするほど正確です。私は何度もセッティングの際、お世話になっています。

    ただ、それを電気的に補正すると良くなるかというと大抵は良くなりません。測定値を見て物理的に動かし、補正量を最小限に留める、いや、電気的に補正しないというのが私のやり方です。

    マルチチャンネルの場合、補正しないという選択肢は無いかもしれませんが、補正量を最小限に留めるというのは有効だと推察します。

    いずれにせよ、自室で確認できるというのは心強いですね。その際のレポートも期待しています

    • KEF LS50 の情報ありがとうございます。やはり傾向が違うのですね。素晴らしいスピーカーでも組み合わせを考えることが重要ですね。
      スピーカーのセッティングに関しましては、アドバイスありがとうございます。

      スピーカーの傾きを上下左右で変えることができる天吊アクセサリ
      https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/230066/

      上記+ポールの高さ調整も可能
      https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/249318/

      さらに、レールを設置してポールごと前後か左右に動かせるようにする

      という選択肢がありそうです。

      レールまで考えるのがベストだと思いますが、そこまでする必要もないかなとも思います。
      いずれにしても、なんとなくセッティングしてあとはTrinnov任せとはせずに、測定→セッティング→測定→セッティング・・・と詰めていきたいと考えています。

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