PS Audio Power Plant 12

日記・雑記
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電源は重要。 なにしろ電気の源。

2003年にPS AudioのP500を導入したのが始まり。
第一世代の製品だからか、結構トラブルが多かった。 何度か故障してそのたびに修理してもらったがとにかく音質改善効果が大きいので手放せない。
結局9年ほど使ったあと後継機のP5に交代した。
P5はずっと通電したままだったが6年間故障無し。
そして昨年2018年に第三世代の製品が発表された。
最近のPS Audioは下取り制度が充実している(今のところ米国のみ)。
P5からP12へのアップグレードでかなりの値引きがあったので思い切ってP12を導入した。
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PS AudioのPower Plantは電源フィルターではない。 元のAC波形を整形するだけの製品でもない。
入力のACを直流に変換し、それを使って新たにAC電圧を発生させる。 パワーアンプその物だ。
普通のパワーアンプは入力が音楽信号だが、Power Plantの入力信号は内部DACで生成された60(または50)Hzの単一正弦波信号。 これをパワーアンプで120V(米国の場合)に増幅する。
P500、P5ではPCM DACを使用していたが、P12では同社のDirectStream DACと同じくFPGAを使ったDSD DACになった。
60Hzの単一周波数の正弦波を生成するだけでPCMとDSDにどれだけの違いがあるのかわからないが。
もうひとつの特徴は出力インピーダンスの低減。 これが音質向上に一番大きい効果があると思う。

日本の代理店含めて日本での広告の技術説明はかなりいい加減だ。 例えばFPGAが出力インピーダンス低下に貢献しているかのように書いていたりする。
そんなわけはない。 インピーダンスを下げるには(この場合は特性インピーダンスではなく単純に出力の抵抗値を意味しているみたいだけど)ぶっとい金メッキの銅製バスバーを使っているから。

P12の外見はP5とまったく同じ。 だからこっそり入れ替えても目を凝らして型番を確認しない限り(LCD画面がオフなら)見分けはつかない。

P12へ変えたときの音の変化は非常に大きく驚かされた。
より3次元的音場再現。 最初ちょっと高音がきつくなったがそれはよりワイドレンジになったからだと気がつく。
低音の増量も顕著。 (元の音源に低音が入っていなければわからないが)
ブレークインには長時間を要する。 多分最低でも数百時間はかかる。

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