Lolita

日記・雑記
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1962年、スタンリークーブリック監督作品。
Blu-rayの画面は美しい。 白黒映画だが深みがあるフィルム映像を楽しめる。 そして音楽もなかなか哀愁が漂っていて良い。

原作はウラジミールナボコフの小説ロリータ。 ロリータコンプレックス「ロリコン」という言葉のもとになった小説だ。

それを映画にして1962年のアメリカで公開したのはすごい。
さすがに少女の年齢を小説の12歳に合わせることはできなかったようでハイスクールの学生という設定になっている。
しかしスーリオンがロリータを演じた当時は15歳だったのでジェームスメイソンが演じた中年男のハンバートとの関係はやはりセンセーショナルだ。
直接的な行為が描かれているわけではないが、それを思わせぶりな画面転換などの手法で二人の間に何があったかをわからせるクーブリック監督の演出が光る。 

ピーターセラーズが一人で何役も演じてかなりエキセントリックで目立っているが、これが次のクーブリック監督作品Dr. Strangeloveに続いていく。

スーリオン、実に魅力的な少女だ。 Youtubeで当時の彼女のインタビューを見ることができるが、落ち着いていて受け答えがしっかりしていて、かなり知的な感じ。 残念なことに昨年2019年12月に亡くなった。

ロリータの母親のシャーロットがちょっと可哀そうだ。
未亡人になって7年、反抗期真っ盛りのロリータに手を焼いて、意を決して告白したハンバートには裏切られ。
とにかくハンバートの性癖が悪いのだが、これも結局陰にいた男に操られていたロリータに翻弄されて、かなり憐れではある。
当のロリータは、クィルティに言われるままハンバートのもとから逃げ出すもクィルティの言いなりにならずなんか素朴だけど真面目な青年と結婚して子供もできて、’貧乏ながらも幸せに生活して、女は強しって感じだ。
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