先日、ソナスファベールさんが遠路訪ねてくれた。
オーディオ仲間を招いて音を聴く体験は20年ぶりくらい。
懐かしく、そして楽しい時間。 ありがとうございます。
彼が持参したCDからの楽曲、私のファイル/ストリーミング再生、そしてLP再生と続いたのだけど、
まず音に対する感じ方がやはり人それ違うことを改めて認識。
ソナスファベールさんの印象としては高音域が弱い(きつさがない)というのを感じたとのこと。
言われてみれば私はあまりきつい音は好まない。 高音よりも中低域のほうに注意を払うのが常。 極端な話高音域はなだらかに減衰しているほうが好ましく思っていたりする。
そしてたぶん私の好みにPS Audioの機器類は非常に合っているのだと思う。
私は左右の音場の広がり、そして奥行き方向にすべてが定位してくれることを求め、そうなるようなスピーカー位置設定を行っている。
結局そういう私の好みが顕著に表れたということなのだろう。
ただし、LPを何枚か再生した時の印象は大きく違った。
音の力強さが増したというか、生々しさが増したというか、結構前に音が出てくる感じ。
引っ越し後このシステムを設定してからまだ2か月程度でターンテーブル設置後もほとんどLPは聴いていなかったのでこれだけディジタルファイル再生との違いが大きいのに少々驚いた。
ソナスファベールさんもその違いを強く指摘されていた。
アナログ系でここまで濃厚な音になった理由には使用したカートリッジがあるんじゃないかなと考えている。
今装着しているBenz MicroのLP-SというMCカートリッジは相当力強い濃厚な音を奏でるカートリッジ。 多分これが一番の理由なんじゃないかな。
ほかのカートリッジ、例えばLyraのKleosとか、OrtofonのCadenza Blackだったらアナログ再生の印象がまただいぶ違ったものになったのではないかと思う。
自分で聴いているとそれが当たり前になっているのを、第三者に指摘していただくことであらためてそれが自分の好みなのだなと認識できたことはとても有意義な経験であった。
これからも機会があれば誰かに聞きに来てもらいたいし、ほかの人たちのシステムの音も体験していきたい。
そういう校正的なことを行い、独りよがりに陥らないようにしていきたいものである。 それよりなによりオーディオ仲間との語らいは楽しい。


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Multi_Hobbyistさん
先日は有難う御座いました。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました♪
音の好みは本当に人それぞれだと私も思います。
音域のバランスはとても重要な要素のひとつに私も思います。
それに加えて解像感等も入ってくると高域がきつく聞こえたりもしますが、バランスが整った時や曲によってはその高域が心地よくなる事もあります。
私の場合ジャンルにより電源ケーブルや仮装アース等で音域や解像感の調整をして、ポップス系はスカットめにバラード系は美音寄りに、ジャズ系は中低域バランスと切り替えたり、その時の気分でも変えてます。疲れていたり落ち込んだりしてる時は落ち着いた調整で、気分をスカッとしたい時はそれこそ解像感と中高域寄りに^^
そして、LP再生に関してはカートリッジの違いは大きいですよね。
それこそMMカートリッジから高品質MCカートリッジの違いではCDPやファイル再生よりも甘く感じる事もあればデジタルよりも よりリアルにも感じられる様に出来ます。
最近私の中では電源ケーブルの使いこなしでCDPでもLP再生に近づけられる?等と感じ始めてます。
オーディオって本当に楽しいですよね♪
今後の目標ではファイル再生機の導入やLPプレーヤーのアップグレードと本当に投資のつきない趣味ですね(´`;)
ソナスファベールさん、
>音楽ジャンルの違いでケーブル等を変えてそれぞれ好みに調整
非常に積極的にオーディオ装置に関わっているのですね。 能動的オーディオとでも言いましょうか。 趣味の醍醐味の一つだと思います。
私は、、、とにかく不精なものでJazz、Classic、Rock、Pop、何を聴くにしても一つのシステムでそのまま通して聴けるようでないと、多分私には耐えられないと思います。
同じメーカーの機器で揃えたのは利便性、availability/accessibilityが先に立ったわけですが、好みの音であること、統一性を保つのが容易ということがやはり私に合っているのだと思います。
Multi_Hobbyistさん
高域=きついといったコメントに少々私なりに反応をしてしまいました^^;
ソナスファベールは決して高音域が特化したという印象は無く所有のガルネリメメントに関しては 音域だけでいえばおそらくPS audioに似通った音域かもしれません。
発売当時木質的な響と評価されていたくらいです。足元やアクセサリー類で私好みにだいぶ調整してますが(笑)
そしてエレクタアマトールはガルネリを大きく凌ぐ、それこそ目を瞑れば大型機と思わせる音場感を得られてます。
現時点この段階まで来れたのはゾノトーンケーブルの力とプリメインとはいえ100ワットを超えるパワーがなし得ているのだと感じております。
ただやはり6畳ルームの縦使いという事もありMulti_Hobbyistさん宅の様な横への自然さが現状での私の課題となっております。
今はサイドに吸音を設けておりますが、現在拡散への再検討をしております。
満足いくルームの完成はまだかかりそうです
(^-^)g
ソナスファベールさん、
言葉で書くとどうしても直接的な表現になってしまいます。
「きつい」というのはあまり良い表現ではなかったかもしれません。
音の広がりを求めるのなら部屋の長辺にスピーカーを設置して間隔をなるべく広げるというのも良いかもしれませんね。
思い出したけど、数十年前6畳間にThiel AudioのCS3.6という大型の床置き(FloorStand)スピーカーを入れて聴いていたことがあるけど、たしかその時は部屋の長辺に設置していました。 限られた空間に大型のスピーカーでも結構気に入っていました。
今の短辺のままにするなら、壁の一次反射をどうにかするのは必須でしょうね。
私は吸収よりも拡散のほうが好みです。
どちらにしても中音域まで効果を狙うなら結構な厚みのパネルが必要になるので実践がなかなか難しいですね。
Multi_Hobbyistさん
部屋の長辺に起きたいのは私にとっても理想です。
6畳となるとそれ以上のデメリットが発生してしまう為やむを得ず現状設置となってます。
音場や音域などは足元やらアクセサリー類である程度満足のいく音作りとなってます︎︎。
サイドはまずは吸音からと話されたSENYAさんのアドバイスから少しづつ音のバランスを見ながら拡散に変換していこうと考えてます。
もっと広い部屋でしたらここまでサイドに苦労することもないのですが^^;