奏 KaNaDeを購入しました。
アイシン高丘といい、自動車関連企業がオーディオに参入する事がちょくちょくありますね。
この会社は元々、自動車用ブレーキパッドの会社だったそうで。
ブログで、KaNaDeの元の素材の話を挙げていて、「ブレーキ鳴きでクレームが頻繁に入る」と書かれていましたが、元々ブレーキというのは運動エネルギーを金属同士の摩擦熱に変えて止めるモノなので、鳴いても仕方がないです。
クレームが入るのは、この会社が主に金属粉末をフェノール樹脂で固めたパッドを作っているからでしょうが、耐熱性の高い(ローター適正温度800℃とか)シム無し競技用メタルパッドなんかを街乗りで使おうものなら、冷間では、巷の歩行者が振り返るくらい凄い音を立てるのが当たり前だったりしますw
まあ、最近はカーボンメタルで、メーカーによっては以前よりはマシになった感もありますが・・・・
話は思いっきり脱線しましたが・・・・・
友人から、ガルバリウム鋼板の波板屋根の雨漏り修理を依頼されて、修理完了の報酬を元手に一気に購入しました。といっても3万円くらいですがw
説明書を見ると、機材のセンター(重心)にスリットを向けるのが基本だとか?
ただ、ここで疑問が一つ?
機材の「重心」はキッチリど真ん中じゃない
まあ、これは当たり前です。
例えばスピーカーですが、ユニットが最重量物なので、重心はかなり前側にあるでしょう。
機材でも、例えばCDプレーヤーなんかはセンタードライブでも、電源トランスが左側にあったら重心は左に傾きます。
ドライブの後ろにトランスでも、今度は重心は後ろに傾く・・・・というワケです。
果たして、本当に真の重心にスリットを合わせた方が良いのか?、機材の中央で良いのか?、今度検証してみます。
とりあえず今回は、機材の中心を狙ってセッティングしました。
中心を狙う方法ですが、対角線に木材をあてがい↓
それに平行に墨出しレーザーを当てます↓
スケールである程度、平行を出しておき↓
エアジャッキで浮かせてKaNaDeのスリットをレーザーに合わせます↓(ちょっと見難いですが)
KaNaDeの溝にレーザーを入れると、対角線後ろのKaNaDeにウッスラとレーザー光が当たるので、それを使い、対角線前後のKaNaDeが一直線上になるように合わせます。
肉眼では前側KaNaDeのスリットから漏れたレーザー光が見えるのですが、iPhone撮影では映らなかったので、画像はありません。
それを4つ足行ってセッティングは終了です。
ただ、真の重心を狙う場合は、この方法ではダメです。
KaNaDeの言い分?では、
「機材純正の足があった場合、周波数が乱れるため、KaNaDeの全高より高い場合は足を外せ」
とありますが、色々試聴した感想では、私の耳では違和感をほとんど感じません。
最初、注意書き通りに足を外してKaNaDeの上に直接エンクロジャーを置きましたが、物理的にウーファー位置が下がったため、中低域が膨らんで不快でしかありませんでした。
ということで、純正足の下にKaNaDeを使っています。
製品同梱のチラシを見ると、スパイク用途のKaNaDeがあるんだとか?
それが先に分かっていればねぇw
KaNaDeの音質傾向ですが、一言で言えば、カンフル剤系w
ドライカーボンをオーディオに使った音質によく似ています。
ただ、声楽系がちょっと2~3歩下がったように聞こえますが?
音量が弱い訳ではないので、そこまで違和感は感じませんがね。
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