今まで、Diffusorモドキの板強化は「音質が良くなっている」程度しか語っていなかったですが、どう変化したのか書いておきます。
まず、非強化Diffusorモドキと比べると、奥行きの再現性がビックリするくらい段違いです。
奥行きが深くなったせいか、各奏者の存在感が大幅に向上。
音の分離もかなり上がっており、再生されるステージが、横方向、上下方向にも拡大。
聴感ダイナミックレンジが上がっているせいか、オーケストラ・フル編成の強奏部分(f、ff、fffなど)で、音量が大きくてもスカッとスッキリしています。
私個人的な最大のメリットは、バイオリンやバンドネオンの高域部分の響きが極めて自然で、イヤな音が一切なくなりました。
変化の度合いで言えば、過去一、二位を争います。
興味深いのが、音響効果に拘ったハリウッド映画等を見ると、以前よりも格段に空間再現性が上がっています。
試しに、スクリーンを下げずに上げたままにしてみましたが、スピーカー後ろの壁に設置したDiffusorモドキの効果はシアター用途でも絶大でした(スクリーンを下げるとDiffusorをほとんど隠してしまうため)。
ルームアコースティック的な用途で、サウンドスクリーンを導入するのもアリと思いました。
お値段が高いですけどねw
QRDが推奨している、「スピーカー後ろの壁にDiffusorを並べて設置」は確かに効果絶大でしたが、これを本家オリジナルで行うと、私の部屋では7枚から8枚必要なので、これだけで140~160万円位必要になります。
ちなみに私の自作Diffusorモドキは、さすがに前作のホワイトアッシュ製は割と高額(1200mmで6万円位)で、重量も超弩級(39kg)ですが↓
建築資材Diffusorモドキは600mmで1枚9千円、1200㎜で1枚1万5千円(板強化材料費込)とリーズナブル。
製作の手間はありますが。
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おはようございます。なるほど、なるほど。素晴らしい工作能力と真面目な努力ですね。背後壁は自作ディフューザーを配置していないのですか?
ベルイマンさん、こんにちは。
以前の日記に書いてありますが、リスナー真後ろはAGS ANKHモドキ1200mm幅を作成して設置しています。
丸棒の締め付けですが、全本とも車整備用のトルクレンチ(最大トルク1kgf・m)でトルク管理して組み上げました。
そのせいか、最大50mmの丸棒にもかかわらず、低域の分解力がかなり上がったのには驚きました。
ANKHモドキの両脇は、クリプトンのAP-10という吸音のオーディオパネルですが、Diffusorモドキを増殖したら交換するかもしれません。
こんばんは。つまらない質問に写真までありがとうございます。素晴らしいですね。私はハード系の調音は全体の1/3くらいですが、とても興味があります。機会があればぜひお伺いして調音の効果を聞かせてください。
再度コメントありがとうございます。
井の中の蛙にならないためにも、色々な方に来て頂いて聞いて頂くのが良いのですが、残念ながら10年前に大病をしまして、未だに不治の病を抱えています。
これにより、かかりつけの医者から、県外者との室内での接触は禁止されております。
旧Phile-web時代は色々な方のお宅にお邪魔させて頂きましたが、現在では残念ながらそれも出来ません。
ちなみに、私の場合、ただ風邪を引いただけでも入院となってしまいます。
コロナが流行してから、今でもアルコールスプレーを常時持ち歩くスタイルを未だ継続中です。