ブラック一色だったバブル期の80年代初期のころに比べれば、機材の色のバリエーションはちょっと選択肢が増えましたが、未だに、ゴールドシルバー、ブラックが圧倒的に占めています。
フォーカルなんかは、かなりバリエーションがありますね。
人を選びそうな色ですが。。。。
とはいえ、今回は、機材の色を変えるのが目的ではないのですが。
メインのパワーアンプですが、天板がアルミ合金の6mm厚で重厚な作りですが、
反対に、シャーシが2mm厚のSPCCという残念仕様。
今回は、これを「カーボンに変えてしまおう」という計画。
このシャーシは、同社A級のパワーアンプであるA-〇〇系との共用なので、必要以上にスリット(パンチングメタル)があります。
ハッキリ言って、熱をほとんど持たないAB級パワーにとっては強度低下を招くだけです。
オーディオ関連は、ドライカーボンのボードに載せたり、ケーブルや筐体に使ったりすると音質が良くなる傾向にありますが、「そもそも、シャーシをカーボンにしたらどうよ?」という興味本位です。
1t、2tある自動車でもモノコックにカーボンが使われるので、強度的には全く問題ないでしょう。
実は以前、このパワーアンプのシャーシを純銅8mm厚で作ったら如何か?と金属加工会社に見積もりを取ってみましたが、シャーシだけで9万円との事(銅無垢で何の酸化対策の表面処理も無し)。
SUS303で作っても6万円位。
製作に迷っているうちに数年経ったという・・・・・
カーボンシャーシを作るにあたって、また既存シャーシを採寸しないといけないですが、フルサイズの機材の採寸はそれほど簡単ではありません。
何故なら、底面一枚作るとすると、400mmに満たない300mm程度のバーニアで採寸するとどうしても採寸時の公差が大きくなるので、500mm×500mmの採寸が必須になります。
ただでさえ400mmオーバーの母材のマシニング(CNC)加工は、公差等級f(精級)でも±0.3ほど出てしまいます。
なので、最低でも500mm級のバーニアが必要です。
500mmバーニアですが、結構いい値段がします。
真面なモノ(某大陸製でない)を購入すると、平気で5万円を超えてきます。
まあ、頻繁にDIYをするなら1本あっても無駄にはなりませんが。
既製品のオーディオ機材のボディや構造部品を見ると、組立ては製造公差との闘いである事がよく分かります。
シャーシをカーボンにして良かったら、トップパネルもカーボンにしてみたら面白いかも?
スリット部分のパンチングメタルにアルミカラーメッシュを入れて、ワンポイントアクセントしてみるとか。
この部分を変えてみる↓
実はこのアルミメッシュは自動車用で、以前使った残りが大量にあります↓
カーボン柄にチラリと赤メッシュが見えるのも良いですが、無難なのはゴールドかなぁ。。。。
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