手持ちの600mmバーニアで採寸、図面化しました。
上から、2mm厚無酸素銅、ドライカーボン4mm厚、ドライカーボン6mm厚です。
上の二つがシャーシ―用途、一番下はトップパネルです。
なぜ2mm厚銅板を使うかというと、底面のシャーシはシャーシグランド共用なので、カーボンと銅板のハイブリッドです。
自動車のモノコックも、通常のアルミや鉄板などであればアースを取る事は可能ですが、カーボンでは出来ないので、配線なり、プレートなりでアースを別に確保する必要があります。
2mm厚銅板はその目的です。
無酸素銅を使うのは、電気伝導率が純正のSPCCよりもアースとして強化されるであろう予想です。
アキュフェーズのパワーアンプは、トップパネルはアースとして利用は一切していない(導通性が一切ない)ので、金属or非鉄金属である必要がありません。
なので6mm厚カーボン単体です。
今のパワーアンプを買い換えたとしても、同じアキュフェーズにすれば、また流用可能なので無駄にはなりません。
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へっぽこハム太郎さん、こんにちは
夜更けのミミズクと申します。
銀線化やガーボンでの天板作成など、興味深い内容なので、楽しく読ませていただいています。
私は、銀線大好きで、電源ケーブルとしてデンテックの銀線ケーブルを2組を組み合わせで、片側2本で計4本の単線ケーブルを用いて作成し、愛用してます。音のキレが良く好きです。RCAケーブルは、デンテックの銀線ケーブルを使うこともあります。
天板のガーボン化は、以前にゴールドムンドのオプションでガーボンの天板仕様があったので、手持ちの機器の天板を替えてみたいと思いつつ、とりあえず、水晶のインシュレーターを挟んで天板の上に7-8mmの隙間を開けてガーボンの板を機材を覆う大きさで置いてます。どうもその方が音の鮮度が良さそうです。CDプレーヤーでは実感しましたが、他の機器では、効果のほどはよくわかりませんが、置いてあります。
そこに更にアースをする?相手がガーボンなので一度はドリルで穴を開けてみようかと思いましたが、普通の木工用のドリルでは無理でした。
また、発熱するパワー・アンプには、上を覆うことは熱を逃す方法も無く諦めていました。
図面を引いて注文するなどと、素晴らしいですね。今後の進展を楽しみにしてます。
夜更けのミミズクさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
銀線は、ヘッドフォンのリケーブルでビックリして採用し始めましたが、今度作成する電源ボックスの内部配線も銀線にする予定です。
仰る通り、電気伝導性が銅より8%高い理由か、銀線に変えるとキレ良くなる傾向にありますね。
カーボン板を載せて効果のあったCDプレーヤーですが、おそらく、電磁波の塊の機材で他機器へのRFノイズ防止効果が表れたのでは?と推測します(あくまで予想です)。
カーボンのアースですが、残念ながらエポキシ樹脂含有のプリプレグ構造のため、ボード形状になった時点でアースを取る事は出来ません。
カーボン板は、お菓子のミルフィーユと構造が似ています。
クリームがエポキシ、パイ生地がカーボンシート。
間に層になっていて、表面がエポキシで覆われているので導通はしません。
穴を開けてアース線を接続しても導通しないので、アース目的では使えない事になります。
なので、今回のシャーシが銅とカーボンの2層構造になっています。
ついでにカーボン加工ですが、カーボンは鉄材よりも高強度(引張強度10倍)なため、超硬タングステン・ドリルでないと加工が出来ません(それでも刃が長持ちしない)。
チタンコーティングの鉄工ドリルで穴はあける事は出来ますが、バリが酷くて使い物になりませんね。
へっぽこハム太郎さん
勉強になります。ありがとうございました。
夜更けのミミズクです。