マルチアンプにした音質ですが、シングル時よりもノビノビ鳴っている感じです。
シングルアンプ時と比べると、中高域でザラツキが無くなって見通しが良くなり、ボーカルが生々しくなります。
シングル時のアンプの出力は1Ω、1000Wのアンプで、私のスピーカーは8Ωなので、それ程鳴らし難い訳ではない筈ですが。
ふと気が付きましたが、XLRケーブルを2台のアンプに繋げているものの、銀線XLRケーブルは低域側のアンプに繋げていました↓
私は中高域のグレードを上げた方が高音質に聞こえるので、接続を逆にしてみます↓
そもそもマルチワイヤリングorマルチアンプというのは、ウーファーの逆起電力をツイーター、スコーカーに到達させない(影響を少なくする)事を目的としているものですが、何故かマルチアンプ駆動では低域もスッキリ&モリモリになります。
以前、某オーディオ評論家が言及していましたが、「マルチワイヤリング対応スピーカーは、マルチアンプ駆動をすると化ける事がある」との事ですが、正に私のスピーカーがそんな感じがしますね。
ただ、旧Phile-web時代にも同じアンプ構成でマルチアンプ駆動をやった事がありますが、今回のような衝撃はありませんでした。
まあ、試しに接続したので、当時の使用ケーブルの片側が、某A社の廉価ケーブルだったのもあるでしょうけど。
あと、中高域側のアンプが全くの無改造でした。
その後、バイアンプを止めてシングルで駆動してみましたが、途端に大人しくなってしまいます。
中高域側アンプに非力なパワーを持ってきても良く、A級にすると良いとか。
まあ私は、A級の音はあまり好きではないですが。
中高域側のアンプですが、アイドル電流が数mV高いせいか、上と下のアンプでヒートシンクの温度が全く違います。
触ってみると体感ですが、上が体温より上、下が体温より下です。
パワーブロックのコンデンサーを105℃品に交換して正解でした。
以前のアンプ(バブル期とか)は、6Ω、8Ωの出力の大きさ重視でアイドル電流は高め。
最近のパワーアンプは、低インピーダンスまでリニアな出力を目指し、アイドル電流は下げる傾向にある様です(特にアキュでは)。
モノラルパワーでヒートシンク片チャンネル(←便宜的にそう呼ぶ※メーカー正式名称)のアイドル電流は、ステレオパワーの1/2くらいです。
両ブロックの出力を加算するのでそうなるのでしょう。
アキュフェーズが以前、BTL接続とバイアンプと比べてみたそうですが、繋げるスピーカーで変わる様で、どちらが最適とも言えなく、やってみるしかないとの事でした。
BTLはDFが半分になるので、鳴らし難いスピーカーだとダメっぽいですね。





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