ドアのふかし枠を本格的に仕上げる前に、上がり框で潰した根太間隔に防音目的の吸音材を仕込みます。
実は、ルームチューニングにポリエステル吸音材を使っていましたが、以前は中低域が膨らんでいたので、それを解消するべくポリエステル吸音材を利用していました。
最近は中低域の膨らみが解消し、ポリエステル吸音材のルームチューニング利用を徐々に減らしていたところでした。
そもそも、ポリエステル吸音材を使う切っ掛けになったのは、この吸音材が鉄道等の高架橋、あるいはトンネルの防音パネルの内部に利用されているという情報を知ったからです。
という事は、鉄道の騒音に利用されるなら、交通騒音にも効果あるであろう予測の元、上がり框内部の吸音材に使ってみました↓
使い方ですが、根太間隔より数ミリ大きく切断し、押し潰して隙間なく敷き詰めます。
吸音材を仕込んだ後、上がり框部分に嵌め込み、フローリング板を貼りましたが・・・・・
なんと、
まだ防音ドアは設置していないにもかかわらず、大型車の走行音や煩いバイクの排気音が更に気にならなくなりました
ここで誤解のないように書いておきますが、某サイトで、吸音材を隣りの部屋との壁に吸音材を埋め尽くして防音効果を上げる・・・・
と提案していますが、残念ながら吸音だけで防音効果はほとんど感じる事はありません。
今回の吸音材の用途は、遮音シートで止め切れなかった音を吸音させる目的です。
防音のメカニズムは、遮音シートで音を減衰し、減衰し切れなかった音が内壁、外壁の間で共鳴現象が起きないように吸音をさせる
という方法なので、遮音シートがない防音は片手落ちで、効果は望めませんね。
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