題名通りです。
中高域用パワーアンプのSUS合金製シャーシが到着しました↓
本当に3営業日で到着したのには驚きですが(巷の加工業者だと、特急対応でもなければ大体10日前後は掛かる)。
素材はSUS304(2B)です。
2Bというのは、磨きが入って半光沢の様な感じになっています。
SUSで表面に線が入っているのを見掛けますが、ヘアライン処理と言って、故意に線傷を付ける処理です。あくまでデザインの一環。
ちなみに、SUSの鋳造して何も表面処理をしない場合、くすんだ銀色をしています。
シャーシの板厚を考える際、極端に分厚くしてしまうと、オリジナルの音質から大きく変わってしまう事があるので、今回は純正の1mm厚から2mm厚に変更しました。
これだけ聞くと、「たかが1mm厚くなっただけ」と思う人もいるかと思いますが、1mm板厚が厚くなると、剛性は段違いに上がります。
ちなみに、廉価機材のシャーシ厚が1mmくらいで、高級機になると1.5mm厚が使われる事が多いですね。
アキュフェーズの場合、トップパネルは見えるところだからか肉厚パネルを使う事がありますが、シャーシは基本全モデルで板厚は同じです。ハイエンドのA-200系、300系でも同じじゃないですかね(実際にみた事は無いけど)。
純正のシャーシは、長手方向中央に力を入れると簡単に湾曲します↓
ちなみに、エソテリックとラックスマンのシャーシは、セパレート、一体型共にトップモデルで5mmの板厚を使っています。
純正シャーシのインシュレーター取付穴は4mmタップビスですが、作り替えたモノはM4のタップが切ってあるので、ミリネジが使えます↓
チタンネジとかも使えますね。
ただ、板の小口周辺の穴が純正はφ3.7㎜貫通ですが、これで自動見積をしたらサービス対象外と言われたので、φ3㎜で穴が開いています↓
自動見積の会社のシステム開発チームが私と3日間協議し、現在ではこの問題は解決しています。
今回届いたモノはシステム改変前なので、φ3mmの穴を自前ボール盤で3.7にしてパワーアンプに組み込みます。
今週末に作業予定です。






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