中高域パワーアンプ用のYラグ端子の作成ですが、今日になって仕様変更を言い渡されました。
before↓
After↓
見て分かると思いますが、スピーカーケーブルを留めるボディがカクカクになっています。
まだまだ発展途上の金属加工会社なので、色々と制限は出てきますね。
ただ、メッキ処理をするのにピン角が立っているとメッキが乗り難かったり剥がれやすくなったりで具合が悪いので、メッキ業者に出す前にDIYで面取りを行います。
木工の面取りだとトリマーという便利な工具がありますが↓
金属ではリューターで削るか、バリ取りツールで根気よく削っていくしかありません↓
リューターで削ると作業時間は早いですが、手で固定しないといけないので、真っ直ぐ奇麗に面取りするには熟練のコツが必要です。
まあ、真面な金属加工会社でも、この字型等の裏面の面取りなんかは手作業でやりますがね(例えばこういう場所↓)
この部品の製作は今回のYラグとは別の加工会社ですが、図面上では「R3フィレット(←半径3㎜のR面取りという意味)」と指定していたものの、仕上がってきたモノはどう見ても半径2mmに満たないモノでした。
まあ、手作業は職人の目見当なので、そういった問題も時々?出てきます。
上の部品は嵌め合いで可変するモノで、R3フィレットが掛かっていないと動きが渋くなってしまうので、DIYでR3フィレット相当の面取りをしています。
まあ、素材が黄銅(C2801)なので、鉄やSUSよりも研磨等はやり易いですが。
金属加工から上がった後、DIYでR3フィレット加工、その後に無電解ニッケル(中P)10μmのメッキをしました。
話は戻りますが、Yラグ端子のボディも、メッキ前に面取りをします。
真鍮や銅は手で触ると酸化するので、手袋をして作業をします。







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