ROONを使ったルーム音響補正

日記・雑記
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最近マルチチャンネルのセンター/サラウンドSPの選び方の日記を書いた時のレスに、「ROONを使ったマルチチャンネルのルーム補正」の話がありましたので、その方法などについて、不勉強ながら書いてみます(間違ってたらごめんなさい^o^;笑)。

音楽サーバーソフトの「ROON」を使い始めて2~3年が経ちました。嘗ては2ch限定であったようですが、今は8chのマルチチャンネルに対応し、DSPやビットレートコンバージョンの機能も充実してきております。特にマルチチャンネルでは音響補正が必要ですが、これををROONで行うとどのようなメリット・デメリットがあるのか、その方法についてはあまり知られていないようです。2chも含めて、日記にしてみます。

私がROONのマルチチャンネル再生を始めたのは、音楽のマルチ再生に「AVアンプを使いたくなかった」のが理由です。AVアンプで音響補正を行うにはデジタル入力が必要で(アナログ入力ならデジタル変換しないと音響補正は効きません)、AVアンプのDACの性能が問題になります。MARANTZのフラッグシップAVプリでも、その性能は価格が数万円以下の2chDAC並みと言われています(13chもあるので価格的に当然のことですし、~2万円/chなら大したものですが(笑))。

それで、ピュアーオーディオ用のDACをROONのマルチ機能を用いて使おうと・・・・(^o^;;)。そういうスケベ心が発端です(笑)。

ピュアーオーディオ用の2chDACを3つ使って、5.1ch再生をすることもできますが、その方法は少し置いておいて、ここでは8chDACを使ったROONによるルーム音響補正がテーマです。ROONはもう導入されていて、8chDACがPC接続されてROONから使える状態が出発点です。2ch派は2chDACが繋がっていれば、それでOKです(2ch分の補正はできます)。

ROONを使ったルーム補正のメリット、デメリットは
(1)メリット:既にROON導入済みであれば、安価に、ピュアオーディオにも非常に効果のあるルーム補正ができる。2ch、マルチを問わず、音質向上は顕著に表れる。2ch派にもお勧めです。
(2)メリット:DSDソースをPCM変換せずにDSDのまま補正できる。(現在は2chのみのようですが、そのうちマルチにも対応すると期待しています。)
(3)デメリット・メリット?:Jriverなどのソフトでも同様な機能を持っており、補正データは共有できる。私もJriverを使っています。
(4)デメリット:AVアンプのオデッセイのような全自動補正ではない。手間はかかります。
(5)メリット:私の知っている範囲のオデッセイに共通する「生気が無くなる」ことはなく、より生き生きとした音になる。

大まかなプロセスは
(1)REW(ルーム音響測定、補正計算のフリーソフト)導入
(2)補正マイクとREWによる特性測定
(3)REWで補正計算、パラメーターの決定
(4)ROONに補正パラメーターを導入
(5)補正後の特性をREWで再測定
(6)再度補正計算をして、ROONのパラメーターを微調整
これによって、以下のような結構平坦な特性を得ることができます。
[:image4:]
(補正後の実測特性例、中音域の250~5kHzは補正していません)

今日は(1)のREWの導入編のみです(^o^;;)
以下のようなフリーソフトで、高機能です。
[:image5:]

REWは以下のリンクで導入することができます。 http://www.roomeqwizard.com/

マックならJRE(JAVA)込みのインストーラーでダウンロードが直ぐにでき、簡単に動くと思います。しかし、WINDOWSは一筋縄では行きませんでした。このリンクのJREと共に導入するインストーラーでは上手くいきません(途中でストップする)。JAVAが導入されていないPCは(設定→アプリでJAVA8が導入されているかを確認)、先に適切なバージョンのJAVAを導入してから、上記サイトのJRE無しのインストーラーを用いてREWを導入する必要があります。注意としては、64bit版のWINDOWSでは64bitのJAVAを導入しないと上手く行かないということです(私の場合はそうでした)。64bit版は以下のサイトで導入できます。
https://java.com/ja/download/windows-64bit.jsp
普通にJAVAを検索して導入すると32bit版が自動的に導入されてしまいますので、お気を付けてください。

今日の日記は以上です!、明日は(2)以降です。
おやすみなさい(^o^/)

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