再生ソフトを聴き比べました。

日記・雑記
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先日のA2Bさんの記事に触発され、僕も再生ソフトの比較をしてみました。
常用しているfoobar2000以外にも、良いソフトがあるかもしれないと思ったためです。
また、音質以外に使い勝手も気にしてみました。

現状のPCオーディオ的な再生経路は下記のとおりです。
PC(富士通LIFEBOOK Win7 Core-i3 メモリ4GB)→USB-DAC SB-DM-PHD→AMP AU-X1111MOS VINTAGE→SP SX-V1
古い機材ばかりですみません。(^^;

以下、試した順番に挙げていきます。素人の試聴記ですので、お遊び程度に思っていただければ。(^^;
比較対象はfoobar2000です。

1.PlayPcmWin

SB-DM-PHDを使用している方・これから購入しようとしている方に注意点なのですが、アナログ出力の場合は、
再生できるファイルに制限があります。(オフィシャルサイトにも掲載されていました)

ソフトウェア上で対応フォーマットを調べられます(曲を選択しない状態で)。
これが出力される表(関係部分のみ抜粋)になります。

wasapi.InspectDevice()
スピーカー (USB Sound Blaster HD)
++————-++————-++————-++————-++
|| 44kHz i16V16  || 48kHz i16V16  || 88kHz i16V16  || 96kHz i16V16  ||
|| NA 88890008   || OK 0       || NA 88890008    || OK 0       ||
++————-++————-++————-++————-++
|| 44kHz i24V24  || 48kHz i24V24  || 88kHz i24V24  || 96kHz i24V24  ||
|| NA 88890008   || OK 0       || NA 88890008    || OK 0       ||
++————-++————-++————-++————-++

wasapi.InspectDevice()
SPDIF出力 (USB Sound Blaster HD)
++————-++————-++————-++————-++
|| 44kHz i16V16  || 48kHz i16V16  || 88kHz i16V16  || 96kHz i16V16 ||
|| OK 0        || OK 0       || NA 88890008      || OK 0       ||
++————-++————-++————-++————-++
|| 44kHz i24V24  || 48kHz i24V24  || 88kHz i24V24  || 96kHz i24V24 ||
|| OK 0        || OK 0       || NA 88890008      || OK 0       ||
++————-++————-++————-++————-++

スピーカー出力(アナログ出力)にするかS/PDIF出力にするかは、出力デバイスの選択用の小窓がありますのでそこで行います。
SB-DM-PHDは、アナログ出力の場合はリッピングしたCDの音源が非対応なんですよ。

なので、以下の条件で比較することにしました。
アナログ出力:ハイレゾ音源
S/PDIF出力:44.1kHz/16bitの音源・・・PC→SB-DM-PHDの光出力→カセットデッキAIWA XK-S9000の光入力(DAC部を使用)→AMP

XK-S9000のDAC部(32kHz・44.1kHz・48kHz)は、CDPと光ケーブルで直結してテープにダビングしたことがありますが、驚くほど音質がいいです。
もうほとんど使用していませんでしたが、まさかPCオーディオで使うことになるとは・・・。

音質は重厚、低域に厚みがあります。ドラムやベースのアタック音が「ゴツン」とくる感じ。
かと言って高域が不足することもありません。「濃い」音質です。こういう音は個人的に好みです。
PlayPcmWinを聴いた後、foobar2000に切り替えると、・・・物足りないというか、サッパリしたような乾いたような音に聞こえます。

本ソフトの特徴として、メモリにいったん曲を貯めこんでから再生がスタートします。
このため、10曲などまとめて選択した場合は、読み込むのに20秒程度かかります。1曲だけならせいぜい1~2秒です。

メモリに貯め込むため、メモリの容量が関わってきます。
僕の環境(メモリ4GB)では、特にハイレゾ音源の場合に10曲を超えてくると、読み込み時に「メモリ不足です」という警告が出て
ソフトが強制終了となります。

2.cPlay

僕のPCにはウイルスバスターがインストールされていますが、オフィシャルサイト自体が警告の上ブロックされます。
ソフトをダウンロードする際も、危険なプログラムとしてブロックされます。念のため、自己責任でお願いします。

無事に(?)インストールが終わり、さあ再生という事でやってみましたが、SB-DM-PHDはASIOドライバには非対応(こういう表現であってますかね)
という事がわかりました。
このソフトを動かすのに必要なASIOドライバがPC内に無かったため、ASIO4ALLというドライバソフトもインストールしたんですが・・。
このため、PCのスピーカーでしか再生できず、音質比較はできませんでした(SB-DM-PHDを接続しているのにも関わらずPCから音が出てくる)。

あと、曲の選択時に、どうしても複数選択ができなかったのですが、やり方が間違ってたんでしょうかね?

3.Songbird

アイコンが可愛いです。(笑)
低域から高域まで、全体的に柔らかいタッチの音がします。帯域はfoobar2000よりも若干狭い感じがします。
聴き疲れしない音、という雰囲気です。
このソフトを聴くと、foobar2000の音が硬質だ、という評価がよくわかります。

使い勝手ですが、いろんなネット上でのサービスを意識しているのか、機能てんこ盛りって感じです。
「コンサート」とか「New Releases」とか「オンラインストア」の文字が見えます。
iTunesとの連携もしていますね。
CDのリッピングもできるようです。
その分ソフト自体が重いようで、起動に10秒程度かかります。

曲を選ぶ際は、画面上に元から選んであった曲にどんどん追加される形で、PlayPcmWinと同じですね。

それから、曲名の表示をするのに「ファイル名」から引っ張ってきているわけではないようです。
ID-Tagから引っ張ってきているのかな?
リッピングソフトはdBpowerampを使っていますが、ID-Tagには曲順の記載が無く曲名そのものしか入っていないため、
表示される曲順がアルファベット順になってしまいます。
以前、EACでリッピングしたファイルは、正常に表示されました。

4.Windows Media Player

いい機会なので本気で聴いてみました。
一言で言うと、迫力が無いです。
輪郭がぼやけた感じで、面白味がないですし、高域はシンバルの音の角が取れてしまったようなメリハリのない音です。
低域も妙にぼやけています。
比較するまでこんな感想になるとは思っていませんでした。ちょっと驚きです。
試聴もたった1曲のみでやめてしまいました。

5.XMPlay

鳴りっぷりの良い音です。ドラムスのリズムは歯切れよく、ボーカルが前に出てくる感じがします。
foobar2000より低音は厚めで、全体的に潤いがあり、高域の角は少し取れて丸くなる印象です。
高域の角が取れるからかわかりませんが、foobar2000に比べて気持ちフォーカスが甘めになる気もします。
全体的に聴きやすく感じました。
カセットテープからコピーした、96kHz/24bitの再生が大変心地いいです。

デフォルトのスキンが少し使いにくい気もするので、オフィシャルサイトに100以上ある別のスキンから選ぶといいかもしれません。
デフォルトでは9バンドのイコライザがあり、多くのスキンで使えそうな感じです。けっこう効き目が強く、遊べます。
他にも音をいじれる機能があります。
拡張性も高いようです。

・まとめ

音質の好みは、1番PlayPcmWin、2番XMPlayです。あと、音質の傾向は違うもののfoobar2000がこの2つに食い下がる感じですね。
foobar2000のクッキリハッキリ系な音質は結構捨てがたいものがあります。

機能的には、曲の入ったフォルダを開いて曲を選んで音楽がスタートすればそれでよいので、Songbirdのような多機能は僕には必要ありません。
あと、周波数の表示のあるスペアナがfoobar2000には実装されていますので、これは便利だと思っています。

残念なのは、僕の環境ではPlayPcmWinが使いにくいという事ですね。
聴くたびにカセットデッキを通すのもアレですし、50曲ぐらい入っているフォルダの曲をよく聞くため、メモリが足りません。

今後の常用ソフトはXMPlayとし、foobar2000を補助用として使う事にしようと思います。

A2Bさん、よいきっかけをいただき、どうもありがとうございました。

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