マランツＳＡＣＤ３０ｎレビュー

あけましておめでとうございます。

さて、ＳＡＣＤ３０ｎのレビューです。

●まずは内部。画像はマランツホームページからです。

フェライトマグネットがＳＡ１２では6個以上使っているのが見えましたが３個に減っていますね。だいぶ減りました。配線もさらに簡素化が進んでいます。

●ＣＤプレイヤー部分ですが新型のメカが搭載されています。　　　

トレイにＣＤを置くと遊びの部分が全くないのがわかります。前のメカだと少し遊びがありちょっと動いたのですがピタッとはまるようにできています。ローディング時にセンターズレが起きない設計に変わりました。またＣＤのプレイボタンを押すと前のはシュルシュル小さく音がしたのですがＳＡＣＤ３０ｎでは全く聴こえません。

●USBDAC入力ですが普通のノートパソコンを接続してみました。プログラムソースはradikoとらじるらじるです。

かなり良好なのですが高域端に少しジュルっと音が入っているように感じました。圧縮し過ぎの音の特徴ですね。エアプレイでiPadから聴いてみました。エアプレイの音はNODEとは比べ物にならないくらい高音質でどうしてこんなに違うのか、結構びっくりでした。USBDAC入力の音より良好に感じました。ラジオ放送はエアプレイで聴くことになりそうです。

●電源はiFiのiPurifier ACを再度使うようになりました。

●仮想アースおよび大地アース使用できず。

仮想アースはどこにつないでもいい結果が出ませんでした。アンプＭＯＤＥＬ３０のフォノＧＮＤ端子に使っていた大地アースも繰り返し聞いてみたのですが繋いでいない状態に対しほとんど変化なしという結果でした。このためアース関連はすべて撤去が決まりました。シャーシーのアースの取り方や回路のアースが見直されたようで何もしないほうがいいという結果でした。アースは他で使う予定です。

●アコリバ水晶チップすべて撤去。

背面パネルに水晶を貼って来たのですがＳＡＣＤ３０ｎは逆効果になったためこれも撤去しました。筐体の防振対策が進み必要なくなったという事だと思います。チューニングも厳しくなり何もしないほうが良好という結果でした。

●便利機能調査

電源はＳＡＣＤ３０ｎのスイッチを入れるとアンプＭＯＤＥＬ３０の電源が入ります。逆にＭＯＤＥＬ３０の電源を入れてもＳＡＣＤ３０ｎが連動しないようになっています。

リモコンのＤＩＭＭＥＲスイッチはアンプと一緒にＳＡＣＤ３０ｎが反応します。イルミネーションＯＮ，ＯＦＦ明るさ調整は連動するのでかなり便利です。

便利機能を使った場合の音質の影響ですが、イルミネーションを点灯させてもしなくても変化なし、リモコンコードも着けても外しても変化なしでした。１０数回繰り返し聴きましたが何ともなかったです。

●アプリの出来はかなり良い。

アプリを使った場合のＮＡＳ再生でのアートワーク表示は一個も不具合が無かったです。全部正常に表示されたのは今回のＳＡＣＤ３０ｎが初めてでかなり驚きました。ＡＩＦＦファイルには対応していないためＡＩＦＦの音源は表示がうまく行きませんが。

アプリはあまり多機能ではありませんが自分はややこしいアプリは好きではなくこれくらいがちょうどいいです。少しアートワークの表示が遅いのですがその代わり不具合ゼロで確実に動作するということでなかなかいいと思います。

●音質

NODEを使っていた時よりずっと柔らかな表現。聴き疲れしない自然な音と感じました。比べるまでもなくこちらのほうがずっと高音質です。

というわけでたたいても全く埃は出ず、いじらなくてもちゃんと使えますしいいのではと思いました。