奈良に遊んだ11月6日土曜日の夕方、大阪市内にあるザ・シンフォニーホール。
今日は今年45回めのコンサート。
ショパン生誕200年を記念したスタニスラフ・ブーニンのオール。ショパン・ピアノ・リサイタルの日だ。
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今日はP席側に座る。
ここは、この春にユンディ・リのコンサートで座った席に近い。
演奏曲目は、ポロネーズ第番イ長調Op.40-1「軍隊」、ポロネーズ第4番ハ短調Op.40-2、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22。
休憩をはさんでノクターン第4番ヘ長調Op.15-1、ソナタ第2番変ロ短調Op35「葬送行進曲つき」。
1985年のショパンコンクールで優勝して以来、特に日本での人気が高く毎年のようにコンサートを開いている。
若かったブーニンも熟練の境地に立ち、髪の毛にも白髪が目立つようになったが、1966年生まれというから小生よりも10歳以上若いのだ。
開演時間になると、長身の体をタキシードに包み、ややうつむき加減の早足でピアノの前に進み、一礼してからピアノに向かい演奏が始まる。
力強く、しかも暖かいピアノの響きがホールに響き渡る。
テンポは自在に変化しながら、憂いと輝きという揺れ動くショパンの世界を紡ぎ出す。
今まで聴いたユンディ・リやブレハッチなどの若手ピアニストでは未だ表現し得ない世界をホール一杯に繰り広げるブーニンの演奏は、小生の心に染み入る。
演奏が終わると万雷の拍手。
アンコールには、ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2。
鳴り止まぬ拍手に応えて最後にワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「子犬のワルツ」を弾いて演奏会はお開きとなった。
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