電気通信大学・実践女子大学 第53回定期演奏会

日記・雑記
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今日は12月最後の日曜日。
部屋に祀っていたお札や破魔矢などを蒲田八幡神社に納めに行った。
ブログの方もご覧ください。
境内は綺麗に掃き清められ新年を迎える準備が整っていた。
ここは慶長5年に遷座されたという由緒ある神社。

参拝して心を安らかにしてから向かったのは大田区民ホール・アプリコ
今日は今年54回目のコンサート、電気通信大学管弦楽団実践女子大学アンサンブル・レ・フィーユの第53回定期演奏会だ。
男子学生が大半の理系大学と女子大との合同オケという形式は、小生が在籍していた大学オケも同じようなスタイルをとっている。
普段は別々の演奏団体として活動しているが、年に一回定期演奏会を開催しているのだ。
小生はここの定期演奏会を過去2回聴いているが、昨年年末に聴いた第九演奏会もアマチュアらしい溌剌とした演奏だった。

今日の演奏会も、前回聴きに行ったときに書いたアンケートで招待状を貰っていたため無料で聴けるコンサート。

指揮者は石毛保彦氏。
信州大学医学部を卒業後10数年医師として働いていたが、指揮者になる夢を捨てきれず、桐朋学園大学音楽部に再入学して指揮者になったという経歴の持ち主だ。
今日のプログラムは、ワーグナー:タンホイザー序曲、モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385、ブラームス:交響曲第1番ハ短調Po.68というもの。
自由席なのでいつもの通り、前から6列目の真ん中に座った。

演奏会が始まった。
最初のワグナーは弦楽奏者の息がなかなか揃わず、大柄なコンサートマスターが体一杯を使った身振りで統制を取ろうとする。
昨年聴いた時は弦楽器群に安定感があったが1年でオケのバランスが変るのも学生オケの宿命なので仕方がないこと。
今年の管楽器群は、トップの力量が安定していて、金管楽器からは艶やかで厚みのあるワグナーサウンドが放出されている。
2曲目はモーツァルトのシンフォニー。
ここアプリコは多目的ホールながら適度な響きがあり、バイオリンの溌剌とした響きが素晴しく、軽やかでありながら緊張感溢れる演奏を披露してくれた。
最後のブラ1は、弦楽も息が揃ってきてブラームス特有の3連符の連続も安定した響きを聴かせてくれる。
反面、管楽器はやや疲れが見えて時折不安定な一面を見せて心配したが、指揮者の石毛氏が情熱的なタクトさばきでリードしたおかげで、最後のフィナーレまでたどり着くことができた。
演奏終了後にはコンマスは息も上がって疲労困憊の体であったが、会場からの暖かい拍手を貰ってようやく笑顔を見せていた。
アンコールにはチャイコフスキーのくるみ割り人形から花のワルツが演奏され、ここでも厚みのある金管楽器と木管アンサンブルが際立つ素晴しい演奏でお開きとなった。

これで今年は後、55回目となる大晦日のジルベスターコンサートを残すのみ。
小生の学生オケ時代を思い出させるような今日の演奏会を心底楽しんだ師走最後の日曜日であった。

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