デスクトップの愉しみ - 2種類の小型モニターSPを聞き比べる

日記・雑記
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まず最初に、
このたびの広島市での大雨・土砂災害にあわれました方々に
お見舞い申し上げます。
我が家でも、新たなニュースにふれるたび、
この災害の大きさに声を失ってしまいます。
近くに親戚が住んでいたこともあり
他人事ではないとの思いひとしおであります。

では本題です。

先日、デスクトップ用のSPを探していた友人に
いわゆるスタジオモニターを紹介したところ
(どちらにするか最後まで迷って)以下の2つのSPを購入した
というので、聞かせてもらいに行って来ました。

YAMAHA ( ヤマハ ) / MSP3(税込 23,760円)

BEHRINGER ( ベリンガー ) / MS20(税込 12,744円)

MSP3は、NS-10M以来の伝統を受け継ぐとされるMSPシリーズの
最も小型のモデルです。
詳しい仕様はこちらをごらんください。
ttp://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/speakers/msp3/specifications.jsp

MS20は、DAコンバーター内臓の小型モデルです。
こちらも詳しい仕様はこちら
ttp://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181^MS20^^

スタジオモニターといっても、音質・サイズ等は多様で
その選定だけでもなかなか楽しかったのですが、
友人がとりわけ重視したのは、もちろん音質や価格もありますが
デスクトップで使用するということから
サイズと見た目でありました。
大きすぎて圧迫感を感じさせるものもいやだし
見た目(特にフェイス)があまり刺激的でなく、
かつデザイン的に優れているものということだったと思います。
YAMAHAもBEHRINGERも、ひとまわり大きなモデルもあるのですが
大きすぎたようで、それらは選定からはずれました。
実際、友人宅でその2つのSPにお目にかかってみると
サイズ的には限界の大きさでした。
見た目は、どちらも嫌味な感じはなく、
ふだん目に入るものとしては飽きのこないデザインでありました。

さて音質です。
まずどちらもPC(foobarで再生)のサウンドカード(ONKYOのSE-200PCI LTD)から
アナログアウトさせて
アンバランスケーブルで接続したのを聞いてみました。

YAMAHA MSP3は、モニター感がありました。素直で味付けあまりなし。
ということは、なんでもそこそこ聞かせるタイプですね。
友人はフュージョン好きでしたので、そういう音源が多かったように思いますが
テンポがはやく、音数の多いものでも、まあ破綻していなかった。
ふだん使いには、じゅうぶん勧められるSPでした。

一方、BEHRINGER MS20は、箱鳴りがかなり感じられました。
中低音をそれで補っている印象。
そういう出音が合う音源は、はまります。
ゆったりめのジャズ(ティル・ブレナーの「オセアーナ」)を
選んで聞いてみたのですが、よかったですね。
夜にのんびり聞くには、このSPという感じでした。
ちょっとだけヨーロピアンな、音源を選ぶところも
長くつきあうと愛着に変わる気がしました。

続いて、私が持っていったAK-100からデジタルアウトさせて
cambridge audioのDAC MAGICを通した音も聞いてみました。
MSP3・MS20どちらも、音がみっちりした感じに変わり
そのせいかひとまわり音場も広がって聞こえました。
けっこう本格的にオーディオ的な音になったので
ちょっとうれしい気持ちになりました。

MS20は、DAコンバーター内臓なので
それも試してみましたが
なんとなく音がやせる傾向があり、DAC MAGICを通した音とは
対照的で、どちらかといえば、MSP3のモニターライクな感じに
近づいた出音でした。

以上、音のインプレッションでした。
今度、MS20を我が家に持ってきてもらい
真空管のヘッドホンアンプをプリとしてはさんで
音色のちがいを聞いてみようか
などと考えております。

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