レコード環境の整備にかこつけて。。。夏のＬＰセレクション

お暑うございます。
梅雨明けの便りもここ数日相次いでいて
これからが夏本番ですが
数日前まで、夏風邪をこじらせておりました。。。
エアコンが効いた部屋は快適ですが、
冷えすぎで体調を崩されることなどないように
みなさん、くれぐれもご自愛を。。。

今日は久々のオーディオネタであります。
この春、レコードプレーヤーを入手して
アナログ再デビューとあいなったのですが
ひと工夫してみたいということで
2点試みました。

①　フォノイコライザーがわりにＤＪ用ミキサーを導入
Cosmo Techno CS-M1 という
フォノイコライザー内蔵コンパクトミキサーを入手しました。
オーテクのエントリーモデルあたりでも良かったのですが
ゲイン・トーンが細かくコントロールできるのが楽しそう
と思ったのが第一の理由でしょうか。
プレーヤーからこのミキサーを通し、
真空管バッファアンプを経由してアンプにという使用法です。

②　レコードプレーヤーの下にオーディオボードを敷いてみる
サンシャイン マグネシウムオーディオボード S30 を
レコードプレーヤーの直下に敷いてみました。
「回転系」のものには整振対策は有効だろうとの見込みからです。

①②のあわせ技的な評価になるのですが
解像感がアップしたように思います。
低音のぼわつきのようなものが軽減されて
全体的な音抜けが良くなった印象があります。
音のバランスがよくなったのかもしれません。

というわけで、そのレポートにかこつけて
超個人的な「夏向けＬＰセレクション」を以下お送りします。
全部以前に処分しきれずに手元に残っていたものからのご紹介です。
まずはこの企画を思いつくきっかけになったレコードから
「This are TWO TONE」（1983年）

80年代に一世を風靡したザ・スペシャルズやマッドネスといった
スカ・ミュージックのグループを擁したレーベル「TWO TONE」の
コンピレーション・アルバムです。
A面のザ・セレクター「On My Radio」
～ザ・ビート「Tears of a Clown」
～ザ・スペシャルズ「Rudi, A Message to You」の流れが
特に気に入っています。

次は珍しいことに教授がレゲエを手がけた
RYUICHI SAKAMOTO & the KAKUTOUGI SESSION
「SUMMER NERVES」(1979年）

もしかすると教授の作品のなかではいちばんポップなものかも。。。
録音もいいですし、小原礼、高橋幸宏、大村憲司、鈴木茂、矢野顕子
といったサイドメンも充実したアルバムです。
なんか思わぬ誤解で、一時期全日本プロレスの番組でも
A-4「THEME FOR KAKUTOUGI」は使われてました。。。

どんどんいきます。
NICK DECARO「ITALIAN GRAFFITI」（1977年）

ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS
「Goodbye Cruel World」（1984年）

ニック・デカロのLPはA-1の「UNDER THE JAMAICAN MOOD」
ですね。ディビッド・T・ウォーカーのギターソロもすばらしい！
エルビス・コステロのちょっとアツ苦しめ？！なボーカルも
このアルバムのソウルっぽい楽曲（A-1・B-1）ではクールな感じ。
クライブ・ランガーとアラン・ウィンスタンレーの
サウンド作りもどこか夏っぽいです。

最後はジャズで
Ben Sidran「A Little Kiss in the Night」（1978年）

Bennie Wallace「Twilight Time」（1985年）

ベン・シドランは、いつ聞いても不思議なサウンドです。
この人のグルーブ感はかなり独特で複雑。。。
ボーカルはソフトで聞きやすいのですが、スキャットっぽいのに
あわせているバッキングはどこかつまづいているというか
すーっと流れない感じ。でも全体としてはクールなところを崩さない。
フィル・ウッズやブルー・ミッチェルがソロをとっている楽曲もあれば
ジェシ・エド・デイビスがスライドギターを聞かせる楽曲もある。
聞き終わるとおなかいっぱいなんだけど、もたれていないのが
見事なところ。。。
ベニー・ウォーレスはこの1枚が
個人的にとても思い出深いので選びました。
暑い日の宵にこういうサウンドを聞くと
「ああ夏なんだな～」と思ってしまうのです。
A-4「テネシー・ワルツ」なんかは、そんな光景にぴったり。
ワタクシ的なジャズの原風景ってところでしょうか。。。
以上、今日はだいぶ熱が入りました。
もう夏風邪は直っているので、そのせいではないのですが。。。