クラシック・ジャズをレコードで:クレア・ティールとA・ブレーキー

日記・雑記
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                     2020年08月01日

いよいよ真夏到来ということで
今朝は朝から蒸し暑く、陽射しの強さが痛いぐらいで
洗濯ものを干すときからサングラスを着用してました。。。
今日はそんな夏空のようにスカッとした(と思われる?)
最近入手したクラシックなジャズの好盤(レコード)を
2枚ご紹介します。

pharoahさんの投稿
http://community.phileweb.com/mypage/entry/1638/20200512/65049/
をきっかけに初めて知って、興味がわいた
Chasing the Dragonというレーベルのレコード。
たまたまアマゾンに残っていたので入手した
クレア・ティールというイギリスのジャズシンガーの
『Tribute to Ella Fitzgerald』(2016年)が良かったです!

「Clare Teal – Ding Dong The Witch Is Dead (direct to disc vinyl: Yamaha MC-1x, Graham Slee Accession)」
https://www.youtube.com/watch?v=MVqAdo6Rkps

まずクレア・ティールの声が
クラシカルなジャズのスインギーなムードに合っているのにびっくり!
クリス・コナーの有名なアルバムを想起させるような
アルバム・ジャケットの感じも、いとつきづきしという感じですし
バックのシド・ローレンス・オーケストラという
小編成のビックバンド演奏も
そんなヴォーカルにとてもフィットしていて
ちょっとタイムトリップしたような感じでした。
入手しづらくなってしまっているのが、やや残念ではありますが、
ダイレクトカット盤の再発ってのはないのかな~

続いては先日リリースされたばかりの
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの
『Just Coolin’』というアルバム。

いわゆる未発表音源集ですが、
お蔵入りアルバムという風情のものなのです。
何しろあの『Moanin’』から4か月後の録音で
1959年3月8日にヴァン・ゲルダー・スタジオにて、
正式録音されたものなのだそうで
アート・ブレイキー(ds)
リー・モーガン(tp)
ハンク・モブレー(ts)
ボビー・ティモンズ(p)
ジミー・メリット(b)
のパーソネルは、
バンドの初代メンバーであったハンク・モブレーが一時的に復帰。
この録音から5週間後の「バードランド」でのライヴ盤
『AT THE JAZZ CORNER OF THE WORLD Vol. 1 & 2』
のメンツと同じです。

なんとなくですが、モブレーのアルバムっていう感じがしました。
っていうことはなんとなく地味っていうことですが。。。
でも、その「モブレー・ムード」が逆に私には好ましかったです。
プレー自体は白熱している部分もあって
モーガンのソロも、3曲目の「JIMERICK」なんか
かなり頑張っていると思うのですが
モブレーとモーガンの二重奏がでてくると
なんだか和んでしまうという。。。
でもこの2人の音色の溶け合い方が得も言われぬ魅力なので
OKになってしまうのです。

モブレーとモーガンというと、思い出したのが
『Peckin’ Time』(1958年)というアルバム。

こっちのほうがよっぽど元気がいいサウンドのように聞こえるのですが
『Just Coolin’』は、モブレーという人のクラシカルなところが
出すぎちゃってるのかな~という気がしました。
クラシカルっていうのは、
楽曲としての全体の完成度を優先するってぐらいの意味ですが、
でもそれはそれで私は好きだけどな~という感想持ってしまうのは
モブレーに対して点数が甘すぎなのかな~
でもこれがお蔵入りになってしまったのだとすれば
その理由はそういうところにあるのかもしれません。

今年の夏は長かった梅雨のおかげで
いきなり酷暑。。。ということにどうもなりそうです。
炎天下のマスク着用も息苦しいのですが
気分を換えてクラシック・ジャズで英気を養う!
そんなモードで今日はお送りしました。

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