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解され整えられ、パッションに魅了され:サマラ・ジョイのデビューアルバムによせて

日記・雑記
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                     2022年01月23日

寒中お見舞い申し上げます。
この挨拶を心の底から申し上げたくなったのは
齢半世紀をこえる生涯でも初めてのことのような気がする
そんな今日この頃
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

寒いので身体の温まるものを。。。となりがちで
昨夜も豚汁を作って、七味をふりふり、どんぶり一杯。
熱燗に、残りのおでんをつつくという食事でしたし
ふだんの年は暖房を消して寝るのを常としていたのですが
今冬は夜中に寒くて目覚めることがあってから
暖房もつけたまま寝るようになってしまっています。。。

ただのぼやきで、なんのふりにもなっていないのですが
これだけ体感的に寒さを感じていたり
じりじりと伸びていくコロナ感染者の数を
ざわざわした心持ちで耳にするご時世であったりするせいでしょうか
私の場合、なんとなくヘビーな音楽が聞けなくなってしまっています。。。

そんなかじかんだ身体を解し、ざわざわした心持ちを整えるのに
良い音楽はないものか。。。と探していましたら
ありました!
それがサマラ・ジョイのデビューアルバムでした。

「’Stardust’ from ‘Samara Joy’ by Samara Joy」
https://www.youtube.com/watch?v=PReIQdYrXKk

このアルバム録音時(2020年)は21歳。
NYブロンクスで生まれ育ち、
祖父母は有名ゴスペル・グルーブのメンバーで、
父親もゴスペル・シンガーという音楽一家に育つ。
NYフォーダム校でジャズを歌い始め。。。
と紹介されていますが
歌っている映像で見る限りでは、アルバムジャケットの雰囲気よりは
容貌には、まだあどけなさが残るキュートなお嬢さんといった感じ。
パスカル・グラッソ(g)、アリ・ローランド(b)、ケニー・ワシントン(ds)という
トリオがバックをつとめています。

とにかく上手いです!
しっとり潤いのあるシルキーな中低音が魅力的なヴォイスで
アルバムでの歌唱ぶりは、端正で落ち着いた印象がまずもってあり
パスカル・グラッソの
クラシカルなジャズのムード満点のギターと響き合って、
染み入るような、とろけるような
そんな快感に聞く者を誘ってくれます。
そうしてアルバムを聞き終わるころには
凝り固まった心身が解されて、ちょっとはシャンとしてくる。。。
っていうわけです。

実は彼女の歌声は昨夏にすでに聞いていたのですが
そのときはあまり印象に残りませんでした。。。
端正で上手いんだけれど。。。ぐらいの感じでした。
年明けに再度聞く機会があり、良いな~っと思い直して
レコードを入手した次第。

でも私の中で彼女の評価を決定づけたのは
このライヴ映像でした。

「Live From Emmet’s Place Vol. 67 – Samara Joy」
https://www.youtube.com/watch?v=CGkndZKNdTc

やっぱりピアノトリオにのせた彼女の歌声は格別!
アルバムのリミッターをかけた歌いぶりとはちょっとちがう
パッションあふれる感じが伝わってきます。
このライヴでは殊に
「Yesterdays」や「‘Round Midnight」といったような
ブルージーでマイナーな曲調のものを歌う時の表情も良いです。
加えてエメット・コーエンのピアノも相変わらずグッときますし
彼のトリオもいいグルーヴを利かせてます。
ジャズ的なコール&レスポンスが
彼女との間にあることがよくわかりますし
何より彼女がリラックスして伸び伸び歌っている様が
気分がいいんです。

べた褒めになってしまいましたが
このライヴのような感じを
どうやってアルバムに定着させるかは
今後の彼女の課題かな~なんて思います。
エメットのトリオがバッキングしてくれたら
言うことなしなんですが。。。

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