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ロマンチックなX’masを堪能:デザンドレ&ダンフォード・コンサート

日記・雑記
日記・雑記
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歌手の選んだ真っ赤なスーツは、この日の放映を予期していたかのようで
放送スタッフのひそやかな企み?を勝手に妄想してしまった
クリスマス放映のNHK BSの『クラシック俱楽部』
レア・デザンドレ&トーマス・ダンフォード・デュオコンサートを
堪能しました!
https://www.nhk.jp/p/c-club/ts/6N5K88R4Q5/episode/te/GN59JZXLG5/

バロックオペラを中心に活躍するメゾソプラノ若手有望株
レア・デザンドレと
テオルボやアーチリュートを得意とするテクニシャン
トーマス・ダンフォードのデュオの演奏は
これまでもYouTubeで何回か見ていましたし
以前の私の日記でも、ダンフォード主宰のアンサンブル、ジュピテールでの
2人の共演の様子をご紹介したことがありました。

お互いの音楽家としての相性を称賛しあう2人のインタビューが
演奏の合間に挿入されていましたが
こんなにお互いを惚れ込んでいるデュオの言葉を聞くと
聞いているこちらの方が赤面してしまうほど。。。(笑)
そんなロマンティックなムードたっぷりのコンサートが
盛り上がらぬわけがありますまい。

レア嬢は、やっぱり表情豊かな歌手で
舞台映えする気がしましたね。
アルバムで歌声を聞いているだけより
ずっと愉しめました。
彼女はバレエダンサーから転身した人だけに
立ち姿も様になりますし
普段の表情は現代的な女性という感じがしますが
いざ舞台に立つと、アルカイックな女性像が立ち現れてくる。。。
と申しますか、時代を飛び越えて、
聞く者を、たとえばルネサンスに誘ってくれるようなムードが
感じられます。
また今回確認できたのは、細身なのにとても力強い歌声っていうことですね。
そしてリュートの響きの美しさとよく共鳴し合う。
ここがこのデュオのいちばんの魅力なんだと思います。

他方、ダンフォードの演奏は、いつもよりタメが効いている気がしました。
速いオブリガードの手前のちょっとした間ぐらいの意味で言っていますが
結果として、演奏のうねりみたいなもの(グルーヴ)が増している
っていう感じです。
やっぱり「リュート界のクラプトン」?
しかしこのうねりは明らかに歌にインスパイアされているんだとも
思われますし、ソロ演奏よりは、彼自身もホットな精神状態で
演奏しているような気がします。
インタビューで、そのような相乗効果をロマンティックに語っております。。。

そんなわけで、もう私は通しで2回、
この2人の演奏を堪能しました。。。
今晩はそんな歴史ロマン+さわやかな恋愛映画を見終わった後のような
興奮冷めやらぬレポートをお届けいたしました。。。

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